ネルソン・マンデラさんご逝去

学生の頃、人類に対する大罪であるアパルトヘイト（人種隔離政策）について勉強した事を思い出しました。現代でもある事なんでしょうが、27年間も投獄され、その後アパルトヘイト撤廃を実現し同国初の黒人大統領に就いた後も、黒人が白人に報復することを許さず、人種融和の象徴として世界中から尊敬を集めた方でした。マンデラさんを描いた映画『インビクタス/負けざる者たち』（2009）は今でも私のDVDストックの大切な宝物です。偉大なる道義心には心が揺さぶられます。マンデラさん、ごゆっくり休みください。

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南アフリカのズマ大統領は５日深夜（日本時間６日朝）アパルトヘイト（人種隔離）政策を撤廃に導き、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ元大統領が同日死去したと発表した。９５歳だった。ズマ大統領はテレビを通じて声明を読み上げ、「我々の民主国家を築き、皆から愛されたネルソン・マンデラ大統領が旅立った。この日が来ることは分かっていたが、この深く、限りない喪失感は決して消えることはない」と述べた。白人政権による人種差別の撤廃と人種融和に生涯をささげ、南アフリカの精神的支柱として、人種の違いを超えて敬意を集めた。１９１８年、東ケープ州生まれ。大学在学中に黒人の権利拡大を目指すアフリカ民族会議（ＡＮＣ）に参加。６２年に逮捕、国家反逆罪などに問われ、９０年に釈放されるまで約２７年間、ケープタウン沖ロベン島の刑務所などに投獄された。（2013年12月6日  読売新聞web）