帯解寺 2

　安産の祈祷をしてもらった後、お寺の坊さんから、帯解寺の縁起について話がありました。9世紀中頃の天安2年（858年）、文徳天皇后の染殿皇后（藤原明子）が当寺に懐妊祈願をしたところ惟仁親王（後の清和天皇）が生まれたことから、文徳天皇の勅願により伽藍が建立され、勅命により帯解寺と名乗るようになったとのこと。そのまえは、勤繰大徳の開基巖渕千坊の一院で霊松山と言われていたらしいです。
　安産祈願の寺として信仰を集めるようになったわけですが、20世紀以降も美智子皇后、雅子皇太子妃をはじめ、三笠宮、高円宮、秋篠宮などの皇族が当寺において安産祈願を行って益々有名なお寺になりました。