きっぱりと夏が来た。
長めの梅雨に遅めの梅雨明けもあって、盛夏と酷暑と8月がよーいドン❕❕で一斉スタートである。
8月と言や(昭和人の想う3大イベントは)お盆、夏のセンバツに終戦記念日。
きょうは少し気が早いが、その「終戦記念日」を7年リワインドして記憶を遡りたい。
その2012年の8月は、社会=政局や時局も殊のほか熱かった。そのひとつがヘッダー画像に載せた『香港活動家尖閣諸島上陸🔥事件』。あったよねえ、そう言えば。はや「ひと昔は前の話」ってな感慨さえ抱いてしまうのは、民主党(の治世)も遠くなりにけり……

事件当時の政権与党はまだ民主党であり、かの

この改造内閣が行った一大政治イベントが、『消費増税=社会保障と税の一体改革』であったコトは間違いなかろう。この法案の骨子が同年7月に閣議決定されたのを受け、結党仕掛け人の重鎮小沢一郎が取り巻きの同調党員を引き連れ大挙離反⚡する。
それを機に、民主党から「親中💗気運」も一掃されてれば良かったのかも❔しれない。
が、何せ民主党と言えば2009年に歴史的政権交代を成し得るや否や、間髪入れず「民主党が獲って代わったからにゃ金輪際、米国追従一辺倒じゃない。われら日本は中国とも(米国と)同じくらい仲良く🎵」との対外アピールすべく小沢訪中団を繰り出したくらいの

香港の活動家が尖閣諸島(魚釣島)に無断上陸して中国旗を掲げる、という論外の無謀パフォーマンスに、野田らの対処は後手後手に回った。と言うか「ある意味、先手を取って」違法船が出航した時点で香港行政府や北京政府に外交ルートで「カン違いな根回し」をしまくった。
とりあえず活動家ご一行様は島に(確実に)上陸させて旗を立てさせますから、そのあと無傷で捕まえ(国内法で裁かずに)強制送還ってコトでよろしくね(❔❔)、みたいな「事前の申し合わせ」をしたとされている。いったいテメ―らはどこの政府か

ネトウヨならずとも、そこは大いに

ゆえに、ヘッダー画像に載せた「巡視船2隻による挟み撃ちの雄姿」は、違法船が船首にこれ見よがしに(香港旗でなく)中国旗を掲げ替えていた工作根性も相伴って、「いやいや。こんな"過激な"捕物画像が北京政府サマを刺激してはマズい❕❕」とばかりに、当時の国内報道においては(陰に日向に忖度圧力を駆使し)覆い隠されることとなった。
ただ例外的に、日中の当事国を外した海外報に向けては(かろうじて尖閣の日本による実効支配の証拠としたくて❔か)高解像度のままスルー配信されており、欧米の艦船マニアサイトなどに引用されて「紳士的かつ効果的に示威し拿捕する、実に見事で模範的なコーストガード当局の操船手腕である

…だが、まあ。
その前後の政局激変は、皆さま先刻ご存じの通りだ。上陸決行=事件勃発の5日前には(自民党との解散密約?に基づく)消費増税法案が成立。これに伴う支持率失墜の大波に「民間中国人上陸事件での終始、弱腰な対応」バッシング

12月16日の衆院総選挙に伴い(当たり前のごとく野田民主党は)壊滅的な敗北を喫し、今日まで続く第2次安倍”長期政権”時代の幕が切って落とされたのである ──。
結局は、現代ニッポン。7年前の、まさにこのときの(消費増税劇と尖閣不法上陸劇の)ダブル騒動のインパクトの勢いで「今」に至ってる。あのときのような「何か」がまた国の内外で同時勃発しない限り、きょうびの政局が裏返るコトも無いのだろう。わたし自身は常々(何回、国政選挙が行われようと結果の出る前から)そう信じてる次第だ。
最後に、実はアノ❕ 『香港活動家尖閣諸島上陸🔥事件』は、一方の中国では「後日談」が展開していた。知らない日本人も多いと思うので、動画で

経済鈍化の中、あの”尖閣上陸犯”が北京から干され窮地に!?
2018年秋/安倍訪中の1ヵ月前、香港を"直撃"していた台風22号『山竹』

2018年秋/安倍訪中の1ヵ月前、香港を"直撃"していた台風22号『山竹』

台風の(進行方向に向かい)暴風圏の左半分が香港島を舐める


=了=
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