関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

【再投稿】 SFホラー映画『火星最後の日(The Last Days On Mars)』を観てみた。 感想としては・・・とにかく、スゴく「もったいない映画」だと思った(笑)

2014年11月18日 | 日記
ナンと びっくり!?

せいぜいDVDスルーが採算の限度だろう、と思ってた本作『火星最後の日』が・・・まさかまさかの!それも「今さら」の、11月22日劇場公開!?なのだそうですっ。

う~む、けっして万人受けはしない、というか、おカネ払って観たあとで「気持ちの6割楽しめた♪」と感じてもらえる嗜好者シェアは、おそらく今のこの国の映画人口の5%未満…だ、と思いますが^^;

ゾンビ映画好きが見ても、SciFiアクション好きが見ても「…イマいち」と想われるのは必至、なんですけどねー。 ホント、これを劇場に出すくらいなら、他にもっと万人受け系の「日本未公開」映画がいっぱいあった(この1年間だった)のにぃぃ

つか、よほど興行権料がバーゲン価格だったんでしょうか…ねえ?(苦笑)
 
 
▼▼ 以下、昨年11月 4日 における投稿コメント ▼▼

「もったいない」というのは、「あと少しの工夫で、カンペキな大作になり得たのにィ。惜しい!」、という意味ではなくて、「この程度の内容しか無い脚本を、こんなにも精緻で、カネのかかる映像で実写化したりして」 もったいないだろがあ、という意味です^^;

ビジュアルは、CGもリアルセットも申し分ない。 あえて言えば「年代考証」が足りないかな、という程度。

※ 軌道に待機するステーション型宇宙船の巨大さなどから見て、派遣クルーは少なくとも総勢15~20名いるとみられる。そんな大規模な火星探査ができるのは「相当に先のコト」と予測されるにもかかわらず、地上基地を支えるテクノロジー全般が、せいぜい2025年くらいの「ローテク」にしか見えない。(その点、R・スコット監督の『プロメテウス』は「さも未来らしく」提示し得ていた)

で、内容が・・・実にベタな、今どき「こんなプロットはアリきたり過ぎて、もはやホラーですらない」というレベル。
 

ネタバレが観る気をスポイルするほどのネタじゃないから^^;全部書きますが(それでも感動?を期待したい人は、先を読まないでください)、ぶっちゃけ、火星の閉塞した居住空間におけるゾンビ映画です。他にひねりでもあるかと思ってても、最後までナンにもない。それだけです(笑)

未知の細菌を発見したメンバーが、地盤の崩落で遭難する。 死んだと思ってたら(その菌類に遺体を乗っ取られて)ゾンビ化した火星生物が基地を襲ってくる。 全然新しくない筋書きを、クルー相互の人間関係の機微やら極限状況における内面の葛藤で「ドラマちっくに」見せようとしてるのはワカるんですが・・・迫りくる敵が、しょせんゾンビですから。 そんなモノが火星に、という時点で説得力も屁ったくれも無い。

・・・で。

予想されたように、傷ついたクルーから次々「ゾンビ側」に加わり、しまいにゃ救援艇を奪って地球へ向かおうとするのを(唯一、生き残った)主人公が・・・という、どこかで観たような展開にw いや、そーする他、どうにも料理しようがない類いの話だもんなあ(苦笑) 最後の一匹なんか、エアロック放出で幕!?!?ですから。 ぶっタマげて、観てるこっちまで放出されたわ、どーしてくれるっ!!!^^;

『アバター』や『オブリビオン』ばりの、あんなにも見事なセットを組む「カネ、時間、労力」があったのなら、 他の「火星ネタSF」を作るべきでしたよ。心っから!そう思います。残念。
 
【The Last Days On Mars|ラスト・デイズ・オン・マーズ、ラストデイズオンマーズ】


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これはエグいなー。 円形の国立公園を設定して原生林を護る・・・『エグモント国立公園』(ニュージーランド北島)

2014年11月15日 | 日記
高さ、海抜2518mを誇るタラナキ山(Mount Taranaki)。完璧な円錐形は富士を思わせ、映画『ラスト・サムライ』のロケ地に選ばれたコトで、世界的な知名度も上がったそうです。

ニュージーランドはインド映画『ミニミニ大作戦(インド版リメイク)』でもカーチェイスの舞台に使われ、映画で使うなら(遠方からの撮影隊でも)観光局が割安に便宜を図ってくれる"オイしいロケ地"でも あるとか。もっと昔から日新(※ニュージーランドの略字「新」が普及してないコト自体、両国が心理的に疎遠なナニよりの証左)の親交が深く、今も お茶の間でチャンバラ・ドラマ人気が廃れていなければ、京都の太秦かNZのエグモントか、ってくらい、ここは「ニッポンの」時代劇ロケのメッカになってたかも?しれません。

そう思いたくなるくらい、今や富士山麓の「ゴミ化」は憂うべき一線を遙かに越えて進行中です。 登山が信仰の一部でないなら、本来なら入山そのモノを完全に禁じるべきなのでしょうが、これだけ(長きに渡り観光地化の恩恵で食ってきた)周辺市民の数が増えてしまっては、「人害に喰われるだけ喰われ切る」より、他に未来が無くなってしまったかも、と悲観したくもなります。

この画像からワカるのは、やはりニュージーランドは環境「先進国」だなァ、というコト。


早くから人為的に、お上がガツン!と円形に仕切ったから、農地開発がその一線で「斬られた」。

同じように千枚田とか、狭い土地をとことん使い切る日本人は、千枚田をも「自然の」景観の一部として「これぞ自然との共存だ。 真の農耕の姿だ。 美しいっ!」などと愛でて自画自賛してるワケです。 しかしその発想や感性は、果たして「地球的に正しい」のか? あまりに手前勝手、傲慢じゃないのか? …という反省の余地も。

そりゃあ真円に区切るのは一面、"ミステリー・サークル" もどき。

人為的であるには違いなく、(見る人によっては)「自然の景観を台無しにした!」という批判に曝されるでしょう。 しかし、衛星利用が日常化した今となれば逆に、これなら軌道上から機械の眼で「一目瞭然に」日夜の監視ができる。 まず、違反しようという耕作者は現れないでしょう。 おそらく公園の設定当初は航空機による監視を念頭に置いたのでしょうが、少なくとも、「維持コストに優しい」境界の付けかたでは ありますよね^^。
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ESA探査機フィラエ、史上初めて小天体に着陸!の快挙・・・で、偉大なプロジェクトの陰で寄与する「中国製品」を妬み半分に、貶(けな)しまくってみた^^;

2014年11月13日 | 日記
ここでのKW登録をやめてもうから、好きなSF映画の話題は、ほとんどネットに書き留められないでおります。

今公開中の《ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー》では、別に配給会社がコロンビアピクチャーズでもないのに、なぜか初代SONYウォークマンが「ストーリーを通じた引き立て役」の小道具としてフィーチュアされ、万博&バブル世代を(心ひそかに)悦ばせておりますねえ^^;

本日のお話はそんな、巷で見かけるテックギアの「ブランド」についての四方山(よもやま)談義・・・で参ります。

で、ようやく表題↑ の件に入ります。 今回のロゼッタ・ミッションを指揮するESA管制室のモニターが、少なくとも1台は《iiyama》ブランドのLCDであるコトを、YouTubeに上がっていた報道動画で確認しました【→ 画像:上】。

 「iiyama(イイヤマ) 」・・・!

これまた、MS-DOS世代には懐かしい響きのするブランドです。 正確には「…でした」と言うべきですか。

石川県七尾市に端を発し、昨年「ナナオ」の看板を完全に下ろした《EIZO》とともに、長野県飯山市で旗揚げした「iiyama」のディスプレイは「かつて」、"PC市場向け液晶モニタづくりで拓く、甲信越の未来っ♪♪" 的な輝きを放っておりました。

それがまあ、(イイヤマさんに関して言えば)かつての経営中核はすでに解散。 一部の国内事業場や従業員は、主に廉価PCを企画卸する商社《マウスコンピュータ》社に吸収され、«iiyama»はその中国製LCDの海外向けブランドとして、オランダ本社の名称としても掲げられる!? に至ったワケです。

ぶっちゃけ今や、「ヨーロッパの廉価LCD屋さん」の屋号。 由来から言ったら、もう中身は200%別物でしかない、単なる「記号」と化した、«iiyama»。

嬉しくもないやねー、そんなモノがESAの管制室に納入されてたって(苦笑)

さあ、ここからネタはどんどん飛躍しますよw ロゼッタで使われた「着陸用探査艇」フィラエは、彗星の核表面に着地したとき衝撃で弾かれないよう、軟着陸する「柔らかな脚」を3本伸ばしてショック・アブソーブされておりました。 それこそSF映画ではよくある「真空環境でのタッチダウン」シーンのような芸当を、現実にやってのけました。

本体に対し、あれほど「広く、低く」三脚を伸ばしていれば、接地は安定します。

が、先般ネットで見かけた「中国製の、おそらくは香港人あたりが"見てくれ重視で"企画販売しているのであろう」コンセント・スタンド?は・・・その安定度たるや、いったいナニを考えておるのでしょう【→ 画像:下】。

こんなモノ、3段に重ねたって(あちこちタコ足で挿してたら)倒れちまうでしょうが^^;  輪をかけて、一番下がUSBの充電スロット!?!? って(笑)  なぜに「USBを一番上に」持ってこないのか。 雰囲気のオモシロさだけで、思い付きレベルの商品化をするなよォ!

・・・つか、この「思い付きだけで(熟慮の忍耐も持たず)短期に、完成商品まで漕ぎつけられてしまう」ところが、良いにつけ悪いにつけ、今の「中国という体制社会」なのではありますが。 そんなんだから、チョイ「珊瑚が儲かる」となっただけで、きのうまで魚獲ってた漁師たちが、(航海の危険を顧みず)はるか沖合の海域まで"われ先に!"と出てきちまうんだよねー(苦笑)

ホント、ナニごとも良し悪しだけど。 貶してから言うのもナンだけど・・・

でも間違いなく、この中国人の「考えるより即実行に端折る、見境いの無さ」のエネルギー放出量はスゴいわ^^; ある意味、今の萎縮し切った日本人には欠けてる(もしくは、失われた)資質ですね。 見習らえ、とは言わないまでも、少しはオレらも気合入れ直せよ! っつ感じですかね。 はい~。

ESA探査機フィラエ、史上初めて小天体に着陸!の快挙・・・で、偉大なプロジェクトの陰で寄与する「中国製品」を妬み半分に、貶(けな)しまくってみた^^;の画像

ESA探査機フィラエ、史上初めて小天体に着陸!の快挙・・・で、偉大なプロジェクトの陰で寄与する「中国製品」を妬み半分に、貶(けな)しまくってみた^^;の画像


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