関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

ド屁理屈か正論か❕❔ ──『温暖化の加速は、アメリカ人が美味しいハンバーガーにこだわるせい』というドキュメンタリー映画

2021年05月31日 | 日記

とばっちりイベントは、東京五輪だけではない。

2019年暮れに始まるコロナ禍の蔓延。香港の政乱。そして翌20年米国の社会分断による暴動騒ぎ。これら「悪夢3点セット」は、それ以前に別途……2019年に企画取材制作され2020年に公開(刊行)となった、多くの現代批判映画や報道、書籍が起こしたかった"ムーブメント"をも封殺してしまった。

目論んでいた話題性は奪われ、ネット上でもバズり損ねた。企画を思い立ったタイミングがたまたま悪かったと言ってしまえばそれまでだが、それにしても恨めしい2020年の災禍ラッシュである。

そうした昨年の「不発ドキュメンタリー映画」の1本、2020年公開のテイクアウトについて見てみよう。


映画ポスターは、ハンバーガーの形に伐採された森林。直接的には、南米アマゾン流域の原生林を指すらしい。そこに、キャッチコピー「地球の命が食い物に(Eating Our Planet Alive)」の白ヌキ文字…。

実はこの映画、アメリカ人が美味いハンバーガーを食うためにアマゾンの原生林を伐採させ、地球規模の温暖化が加速されている❕❔ という”異色の”警告ドキュメンタリーなのだ。現代人の食を、飢餓や資源の問題として扱った作品は多い。だけど環境問題として扱ったケースは、古来から行われてきた「焼畑農業」の功罪を問い糾(ただ)すモノくらいだった。

それが今なぜ「アメリカ人」で「ハンバーガー」なのか❔❔

米ドキュメンタリー映画『テイクアウト』予告トレイラ―

この映画が言いたい中身は、実は「ハンバーガー」それ自体ではなく「世界の牛肉消費量」のこと。これが毎年、増え続けている一番の原因が「世界人口が増えてること」よりも「アメリカの大手ハンバーガー・フランチャイザーが途上国へ進出し続けていること」にあり、だから「米国のハンバーガーが悪い」と結論づけているのだ。

ひとまず、ビーフパテに加工される牛肉こそが「世界で牛肉消費憎が止まらない」最大の要因、と認めとこう。


なら牛肉消費が増えると森林が減るというトンデモな理屈は、どこから来るのか。

それは、下の「牛肉輸出シェア推移」から見て取ることができる。


ご覧のとおり2020年時点、ビーフ輸出国のTOP5だけで世界需要の2/3を占める。

もっともインド、ブラジル、アルゼンチンなどの「ビーフ🐮大国ぶり」に、大半の日本人はピンと来ないかも。ぶっちゃけ(ブラジル産の鶏肉を除いては)まず日本の食品スーパーでは見かけない「産地」だからだ。

結論から言うと理由は単純、ズバリ豚や牛は「肉質=味がイマイチ」だから輸入されてない。特にインド産のものは食肉欲しさじゃなく、牛革を剥いだあと「余った肉」を周辺の貧しい国に売ってるにすぎない。そもそもインド人自身が、ほぼほぼ牛肉(どころか牛殺しさえ)NGな敬虔な人たち💧なんだから。

かと言って、その一方で従来からの「美味ビーフ大国」アメリカ、カナダ、オーストラリアなどは、世界トータルの需要=輸入量が増えてる割にはシェアを稼げてない。これは品質管理を徹底させた良品であればあるだけ、肉の価格も相応に高くなるせいと思われる。消費の増えてるアジア・アフリカの途上国では、おそらく値段的に折り合わないんである💧

そこに割って入ったのが、多少不味くても安い「中南米ビーフ大国」= ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイといった新興諸国。実は後発国のバーガーチェーンを支えている牛肉は、これらの生産国が担ってる(つか、米国フランチャイザーが担わせてる)。売れるとなれば生産を増やすことも、彼らにとっちゃ比較的容易だし。

さあ、いよいよここで「森林」の話に戻ってくる ───。


中南米の畜産"シン・王国"が持つ地理的な共通項は、どこも広大な森林資源を持つことだ。それらの豊かな森林を無理くり伐採しちまえば、降り注ぐ陽光の恵みと降雨、肥沃な土壌だけが残る。

で結果、どーなるか❔

みるみる雑草や低木が生い茂り「あっちゅーまに」牧牛の餌場、すなわち天然の牧場が都合できちまう💧んだな。これが余りにもお手軽&オモシロいように稼げるってんで、身勝手な畜産業者たちによる樹々の乱伐が止まらなくなった。ゆえに逆の立場から言うなら、中南米に肉牛出荷の増量を焚きつける行為は、中南米の森を焼き払って地球丸ごと焦がしてしまえ❕ という悪魔の大号令👿にも等しいじゃないか、って憤りの矛先(ほこさき)も向かわせるのだ。
 
 
けど、それは果たしてアメリカ人(だけ)のせいか??

そういう疑問も残る。まんまと米国ファーストフード界の繰り出す「誘惑のPR功勢」に乗せられ、バーガーチェーンを自国で展開しようと決めた現地人投資家に罪は無いのか。彼らは「詐欺師にダマされた出資者」と同列で、如何なる注意義務の怠慢も問われないのか。

つか何より、牛肉バーガーを食いたいと飢え群がってきた現地市民は無条件に「罪なき無垢な被害者」特恵で免罪されてて良いのか。どころか森を伐採しまくる畜産業者たち本人は❔ 彼らを何ひとつ咎(とが)めないで放っといて、そんなんが世の正義💧だとでも…❕❔❔❔

わたしは正直、過去何度も糾されてきた同様な「アメリカ社会に根差す原罪を暴くドキュメンタリ―」の訴えに対し抱いてきた疑念を(今回も)禁じ得ない。ダマくらかす米国企業のゼニ儲け主義も当然悪いが、ダマされる後発国の為政者や当事者らの神経もどうかと思えてしかたない。

情報の迅速な入手手段に乏しかった20世紀ならイザ知らず、きょうびハンバーガー屋が新規進出しようなんて国ではスマホ端末も先行して普及してて、世界🌍の実情は(庶民にも)格段に知れやすくなってる。ブラジル原生林の不法な伐採が止まないとするなら、その問責はアメリカ人よりも先ず❕ ブラジル人の当人たち、ブラジル社会にこそ向けられるべきだろう。


それを「ダマしてる我々の同胞こそが真っ先に責められるべきだと憤るのは一見、イサギよくって自分らにキビしく「誠に殊勝な」気構えのように映る。いゃ果たして実際、そういう"一面"もあろう。

…が。

ゆめゆめ忘れるでない、すべて「面=オモテ」には100%必ず「ウラ」がある。国際問題の責任のありかを(相手国の非を差し置いてでも)自分らに吹っかける自虐フェチな神経は、トドのつまり「他国民は自分らより遅れてて真実の理解力に乏しい。進んだ種族たる自分らが率先して模範を示し、彼らを清く正しい方向に導いてあげないと」という『うぬぼれた選民思想』の裏返しに過ぎん。

そこはさすが、建国思想の根幹に17世紀末の"尖りまくったカルト教義"たるピューリタニズム(清教徒主義)を色濃~く溶かし込んでるアメリカのことだ。常人(常国?)では窺い知れんほどの、全❕他国民族に対する優越感情と「はた迷惑な」啓蒙欲=「おせっかい根性」に首まで漬かってる。まるで自分たちこそが、世界の「清く誠実なる価値観の先端」を切り拓いてるのだ💧 とでも骨の髄から妄信し切ってるんだから。いやはや、ホントぉに困ったもんだ。

その手の、彼らが抱えた「潜在的かつ本質的な欠点、丸投げで任せとく危うさ」に関しては、日本語ネット上でも繰り返し提起されてきた。ひと記事だけ例出して、本記事の筆を置きたいと思う。ではでは

> アメリカという「狂信的な国」はどんなふうに生まれたか ─ 『現代ビジネス』(外部リンク)

=了=

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ハマスの報復ロケット砲 止まず❕❔ にしてもイスラエルのスマホの「緊急着弾警報⚡音」がNHKの緊急地震速報と同じとはっ

2021年05月16日 | 日記

昔話をすれば小生、30年ほど前に(当時の国際郵便による)通販で簡易ガスマスクを購入した。

イスラエルでは「フツーにコンビニで売られてる」と言われてた、ごく一般人向けのガスマスクだ。取説は もちろんヘブライ語。毎日が戦争状態の鬼気迫る日常観を、そんなモノを入手することで推し量ろう…的な想いで。

じきに松本サリン事件が起き、一連のオウム信者狩りが始まったので「物騒な所持品」になってしまい💧 件(くだん)の教祖が逮捕されて10年ほど経った頃、オークションで売っ払ってしまったが。

きっと今どきのイスラエル国民には、ガスマスク以外の「IT系な防御ツール」も❔用意されてきたんだろなァ……と思ってたら、今般の戦闘激化だ。そしてこの動画投稿。思わず聞き耳たてたのは最後、1分10秒過ぎ⌚の部分だ。

イスラエルのスマホの「緊急着弾警報」が NHKの緊急地震速報と同じだった


日本人の耳には「あまりにも身近な」緊急チャイムが、何度も何度も鳴っている。まさに、ところ変われば。かの地で「来るぞ来るぞ」と身構える災禍は、地震ではなくロケット弾なのだった。
=了=

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エディケア購入見込客を待ち伏せる"類似品(まがいモノ)商法"に、果たして勝算は あるのか❔

2021年05月09日 | 日記

つい、先だってのことだ。

とある「行きつけのサイト」で、以下↓(左)のよーな小枠ミニバナーを見かけた。十年来の"エディケア👀ウォッチャー"を自認する自分、思わず『エディケアEX(右)』の新バージョンか❔と思った。

にしちゃア「絶倫」などという単語を持ち出し、表現がいつもの小林製薬さんのキャッチフレーズより"まんまダイレクトだな💧 とも……が、よくよく見たら……ナニこれ『エディケアEX』の広告じゃなァい❕❔


このバナー(上)をクリックまたはタップして飛ばされる先には、果たして『エディタルEX』という超!似通った商品名の長尺「お試し勧誘サイト」が待ち伏せてた…❕


ヘッダー(大見出し)部分に添えられた男性画像の取ってるポーズがほぼ同じだし、黒バックに炎を配したパッケージ・デザインも同じ。広告の文脈も同一で、最初にキャンペーン内容=割引額を大きく紹介したあとに「(中高年男子の)こんな悩みは ありませんか?」と問いかけてる。

まあ、いちいち紛(まぎ)らわしい趣向で、『エディタルEX』が『エディケアEX』の露骨な類似品……つまり顧客の混同に頼る”肖(あやか)り商法”狙いに走ってることは明らか💧である。

一般の家庭薬の業界では、成分的に限りなく「人気銘柄のコピー薬」であっても、商品名さえ似通ってなければ「類似品による販売妨害」とは見做されない…という不文律がある。しかし、本件の場合は「まるで逆」だ。売り出し文句のオリジナル成分が(エディケア自慢の『ピクノジェノール』じゃなく『百歳山参』で)全然違ってるのを論拠に、商品名その他は疑似コピーに徹してるのだ。

エディタルEXの主成分
百歳山参※+クラチャイダム(アルギニン)+シトルリン 他30種類の活力成分
※高麗人参より遥かに高級で稀少な天然人参種。その培養根の粉末。

エディケアEXの主成分
ピクノジェノール※+アルギニン+ロブビット(稀少ポリフェノール)+シトルリン
※フランス海岸松から抽出したエキス


小林製薬さんが『エディタルEX』販売元の日本サプリメントフーズを訴えた、って話は聞かない。「見た目の類似品が出てくるくらいの方が、ウチの"本家"商品に箔(はく)が付く」とでも思われてる❔んであろうか。

将来的に懸念されるのは、ここ最近のJSFさん側が「”売る手口”をブラック」させてきてる点である。今や『エディタルEX』の勧誘サイトでは「(欧米では法制化により"不正販売"として禁止されつつある)ダークパターン露骨に導入してきてるのだ。


こういう”限りなくブラックな”やり口が(いずれ日本の消費シーンでも)批判を浴び反社感情を持たれるようになると、風評被害で飛び火を受けかねん小林製薬さんサイドも💧 たぶん黙っちゃいないだろう。

余談ついでに

そも従来、日本サプリメントフーズさんの「看板精力剤」と言やぁクラチャイダムだったハズだよな。ホームページでも(真偽のホドは分からんが)"三冠達成"だなどとブチ上げてて、『エディケアEX』などよりよっぽど売れてる大々人気商品のように謡ってる💧


ホントそんな勢いなら、何も無理してエディケアの”肖り商品”まで出さんでも商売安泰な気がするが。

精力剤市場で『クラチャイダム』の特筆できる点と言ったら他に、いまだに「"昔のエディケア"流バナー戦略」を通してる💧ことも挙げられる。どういうコトか❔ってと……もう徹頭徹尾、あれから旦那がすごいの一点張りなんであるww


われらが煩悩探検隊としては、ついついこの浴衣美女に目が行く その辺りも含めて"昔のエディケア"バナーぽい。


本ブログで何度も繰り返し記してる通り、現在の多くの素材画像屋サイトでは「映った女性モデルが精力剤の恩恵に浴したような印象を受ける(配布画像の)使用法」は原則(撮影/版権者本人が元々それが主目的で演出して撮った写真だと認めない限り)利用規約で禁じられてる。だから小林製薬さんも素材画像は使わなく(使えなく)なった。

じゃあ このサプリメントフーズさんの浴衣美女も(事前に趣旨承諾を取って)直に契約したモデルさんなのか……というと、やっぱ「素材画像」が元なんだな💧 ネタ元は こちらに載ってる


なぜ、(素材画像が)利用可能だったのか。

版元=写真ACの運営会社である日本ACワークス(株)によれば、画像使用のNG例は以下のように定められてる。

①あたかも実在する固有の顧客(商品の購入者・利用者 etc.)の意見紹介や声の投稿…のように添付するのはダメ❕ ②アダルト商品/サービスへの使用はダメ❕ という論旨の記述は見られる。しかし ①漠然としたイメージキャラに使うならOK ②精力剤はアダルト商品ではなく滋養サプリ、もしくは治療薬だからOK…とも解せる。これだったら日本サプリメントフーズのような"活用"をしたって「ぎりOK、問題ない」ということなんだろう。

PIXTAさんとか、他の大手画像屋では(もう一歩 踏み込んで)「写ったモデル本人に、不快不名誉を感じさせるのなら全部ダメ」とか、具体的なNG商品に「精力剤はダメ」と明記しちまってるのでアウト確定が避けられない。そんな業界トレンドのなか、まだ現時点では「抜け穴に使える画像屋」が残されてないワケじゃ💧なさそうだ。
=了=

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