さて小生、腐っても(いちおーは)IT系個人事業主の端くれである。
ときには旧知の同業者から、予期せぬ"厄介仕事"を仰せつかるハプニングにも出くわす。つい先般は WindowsUpdateで、マイクロソフト社がOffice環境改良向けの《欠陥プログラム》をユーザーに誤配。同社Access製のアプリを(世界いっせいに)機能不全にさせる❕❔という困った事件が起きた。このうち、Office365に関するミスは復旧させたようだが、依然として他の、多くのOffice環境ではエラー障害が今も続いている。
わたしの知人は、この障害PCの一台が応急回避策を施しても治らないと⚡SOS。急きょ、「どこがイケないのか調べてみてくれ」とばかりに^^; トラブル機の本体をダイレクトに宅配で送りつけてきたんである。
さあ困った。
いやWindows10自体を診断するコトは構わないんだが、問題はハード面だ。ニート事業者のわたしはここ十数年、複数台の業務用ノートで仕事を回しており、デスクトップ型の(=タワー型の)PC本体とは縁がない。つまり、本体だけ送って来られても(自社に)モニターやキーボードが置いてない。入出力デバイスなしじゃ、まさにPCは「ただの箱」である。
うむむ。困惑しつつ、届いた段ボール箱を開梱する……と、これまた同業者の顧客層もニートな零細事業主なもんだから、本体はDELLの中古モデルだった。背面【画像ふたつ下↓】を見ると、ほぼWindows XP時分のBTO物と景色が変わらん。そして映像出力には、昔ながらのVGA端子(D-Sub 3列15ピン)が。
おや、これなら大昔のCRT(ブラウン管モニター)でイケるな…❕
咄嗟にそう思った。ウチには"最新"、2000年5月/富士通製の17インチCRTが(リサイクル償却費が払えんために)処分できずホコリを被っている。
解像度は 1280x1024までイケるうえ、そもWindows10というOSはディスプレイに関しちゃ画面のタテヨコを問わないフレキシブルなレイアウトを守備範囲としてる。5対4の旧画面でも全然オッケーなハズだった。
つコトで、さっそく旧いハードの"掘り出し"にかかる。
当時の17、19、21インチのCRTはデカいもデカいがクソ重い。という記憶があったが、改めて能書きラベルを読むと「19㎏」とあった。これらを扱ったリーマン時代の自分にゃ重かったが、今は(ニートに堕ちて)立派なブルーワーカーのわたし。こんな齢でも30㎏の米袋を頻繁に持ち上げてるので、思ったより体感「軽かった」りして。
で、唯一の懸念はCRTの電源が入るか。少なくとも十年以上、一度もONにしたことがないんだから、人知れず逝っててもオカしかない。
祈るような気持ちでスイッチON。……CRTらしく「たっぶりワン・クッションおいてから」グリーンのインジケーターランプが灯り、3秒後、オレンジ(=入力信号なし)色に。ここでDELL機の電源投入っ。
出た‼ 起動時のDELLロゴマークが、CRTスクリーンのまんなかにクッキリ❕
難なく接続は成功。20年前のダイアモンドトロンでWindows10を表示&操作することに(タッチパネル機能さえ求めなければ)何の不便さも見受けられなかった。Windows7から百倍も使いにくくなったと(常日頃は)Windows10嫌いを自認してはばからぬ自分だけど、今回だけは Windows10のことを褒めてやってもいい❓ような気がした。
さっそく、問題のWindowsUpdateにも着手。日頃から見飽き果ててる更新画面も、古き時代のCRTに映し出されると「な~んか趣きあるよなァ」と和んでしまうのは、昭和人ゆえの性(さが)だろうか。
そこだけ束の間『謎の円盤UFO』とか『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』の世界観に、魂が押し戻されるんだよねw
いやアナログの映像はアナログの音源同様、捨てがたいわ。体温を感じるよ。
すっかりノートPC生活に馴らされてしまった日々の自分だけど、この映像モニタと向き合って仕事するためにタワー型モデルを購入する、って選択肢も(財布さえ許すなら)アリだな……と^^;たしかに実感できたわたし💗なのであった。ではでは
=了=
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