関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

反攻のとき来たれり🔥 ノヴォロシア共和国樹立にも現実味❔と気勢あげる、在ウクライナの「ロシア人」たち💧

2022年02月24日 | 日記

ちょっとだけ、ウクライナの現代史を巻き戻してみよう。

クリミア併合劇までの下地を敷いたのはプーチン政権ではなく、現地にソ連時代から入植してるロシア人市民たちの"決起"行動だった。よく言う「親露派」とか「ロシア系」という表現は完全には正しくなくて、もともと「ウクライナに忠誠心など抱いてない"自称"生粋のロシア人」主導による「旧ソ連領におけるロシア人コミュニティー」がソ連崩壊後も数十年に渡り引き継がれ、営々と営まれてた……そこの地域民である。

2014年、キエフで政変が起こり親ロシアのヤヌコーヴィチ政権が崩壊、親欧米の暫定政権が発足した。

この転覆騒動で、東部諸州に多く住んでたロシア人(←「ロシア系住民」ぢゃない) が大々激怒。「ここは古来、ロシアの一部だ❕」と立ち上がった。これは全然ウソじゃなくって、そもそも「ロシアの国旗=白がベラルーシ人、青がウクライナ人、赤がロシア人の三色で制定」なのからも分かる通り、常にベラルーシとウクライナを従属させる宗主国でなくなったが最後、ロシアは「3分の1が欠けたロシア」「3分の1が奪われたロシア」になってしまう。

彼らはこのとき、いよいよ西側陣営による「ロシアへの」本格侵攻が始まった❕❕❔と痛撃に感じたのだった。それほどまでに、心はウクライナなんかには無く、白青赤のはためく大ロシアのみを祖国と自負してる人たちだった。

で 2014年当初、このロシア人市民らが魂に誓った暫定ゴールは『ノヴォロシア共和国の樹立』だった。


「キエフの腐ったりんご」を誇れるロシア領からいったん締め出し、威嚇し、いずれは再び陥落させてくれる❕ という「憤怒のロードマップ」が(すでに草の根レベルでは)、このとき確定したのだ。

ちなみに「ノヴォロシア(和表記はノボロシアとも)」とは、Новороссия (Новая Россия)。日本語的には「シンロシア(新しいロシア)」を意味する造語になる。ロシア版Wikiには、次のように解説された。

ウクライナ南東部地域は、クリミア自治共和国とセヴァストポリ、ザポロジエ、ニコラエフ、オデッサ、カーソン、ドニプロペトロフスク、カルキフ、ウクライナのドネツクとルハンスクからなる地域。歴史的および地理的観点から見た南東部地域のほとんどの地域は、いわゆる『ノヴォロシア共和国(シン・ロシア)』の領土※に属する。
(※ロシア領に併合されたクリミア半島部を除く)。


だけじゃないぞ。

まだ建国されてないのに、その旗印だけはもうイタリアの「国旗専門店」でも取り扱われてる。いかに、建国を信じて疑わないロシア系客からのニーズが沸騰してるか💧 だな。


これがロシア"本土"国内ともなりゃ、子供用の防寒ウエアに至るまでフィーチュアされまくり。


対ウクライナ「祖国防衛線」で、化粧する女性志願兵。


祖国を守れ、侵攻を許しちゃならん。敬礼する少女。


ソ連からの伝統てか、あっちじゃ軍靴の音が高まっちゃあ「バエてくる女性」も多いのだよ。ウクライナ東部に騒乱当初から"活動エリア"を拡げてる、このモスクワ娘も「その一角」。


ロシアの"政治活動家"❔…っつより、ぶっちゃけ同国のカリスマ「右翼」アイドルマリア・カタソノワ|Мария Катасонова嬢その人(’96年生/25歳)だ。

この子が(国営マスコミですら動向を無視できない)人気インフルエンサーとして頭角をあらわし始めたのはウクライナ騒乱の翌年、米国でトランプ爺が大統領選出馬を表明した2015年ころ。




とにかくリベラル思想がウザくってタマらん。露骨にヘイトし倒す。フランスでマリーヌ・ルペン、米国でドナルド・トランプ、ロシアでウラジミール・プーチンの強権主義「三巨頭」が実権を掌握しさえすれば地球は平和になる、との独自論を強く主張し過去、米仏の大統領選期間中には派手な「ヒラリーつぶし(於:米大使館前)」「マクロン攻撃(於:エッフェル塔前)」のメディア向け宣伝パフォーマンスを行った。


奇しくも2020年代……米欧両国の首長にバイデン、マクロンの両氏が着いたことで「彼女の警告通り?」今や、欧米VSロシアの戦争懸念が起きつつあるように見える。彼女の「視覚的にもバエる」カリスマ性は、このような"先見性"神話の創成でもって、ロシア若年不満層からの支持を急速に集めてる💧のだ。

さあ、2022年。

カタソノワ演じるSNS劇場の援護射撃も奏功し、果たして「ノヴォロシア建国」の悪夢が現実と化してしまうのだろうか❔❔

記事の末筆に、今や「祖国ロシア公認」となった「ドネツク人民共和国」で酔いしれる「女性勇者たち」の自信と自負に満ち溢れた「ハッピー💗画像」を掲げとく。元ネタは昨2021年、国際女性デーに男性兵士から祝福&感謝される妻たちの怪気炎。

残念ながら日本や欧米のメディア報道は余りに偏向し切ってて、コトこの場に及んでも「片方からの一方的な侵攻としての景色しか」今の危機を裁(さば)こうとせず、それ以前から四半世紀越えの大問題だった双方で食い違う現実認識の深すぎる溝という本質にまで踏み込んで伝えようという気概に欠ける。






=了=

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