【インドの薬】 ～ カイラス・ジーバン ～

この薬、北インドではあまり見かけないようだが、
南インドでは、けっこうポピュラーなアーユルベーダの薬らしい。

元はと言えば帰国する友人がくれたもので、
彼が旅先で身体に原因不明のオデキが出た時に、
薬局で勧められて買ったものらしい。

とにかく何にでも効くとの事で効能書きを読んでみると、
虫刺され、アカギレ、にきび、日焼け、切り傷、火傷、を始め、
嘘か本当か・・・お腹にガスが溜まった時には飲んでも良く、
頭を使う仕事の方は、夜寝る時に額に塗ると良く眠れる、
などとも書いてある・・・。


　　　　　　　　　　
白いクリーム状の薬である。
これを飲むには勇気がいるなぁ・・・・・。

	アーユルヴェーダのハーブ医学 ―東西融合の薬草治療学 (アーユルヴェーダ叢書)
	クリエーター情報なし
	出帆新社

先日、夕飯を作っている時に、
誤ってフライパンが右腕に接触してしまい、
２ｃｍ×５ｃｍほど火傷してしまった。
その時に思い出したのがこの薬であった。

会社で話してみると、
西インドのマハラーシュトラ州のプネー出身のＭさんは、
さすがに知っていたが、他の人は知らなかった。

それもそのはずこの薬はプネーの
アーユルベーダの製薬会社で作られている。

この薬をけっこう臭いのだが、火傷に塗ってみた。
うっすらと白く残るように塗っておくと、
１・２時間位で透明になってくる。
傷は乾かない、痛みはひいたような・・・気がした。

　カイラスとはチベット自治区にある山の名前で、
サンスクリット語で水晶を意味する。
標高６６５６ｍの未踏峰。仏教（チベット仏教）、
ボン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教で聖地とされ、
信仰の山である為、登頂許可は下りない

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