
日本フェザー級 1位 日本フェザー級2位
大久 祐哉(金子) 阿部 麗也(KG大和)
8勝(5KO)2分 26勝(10KO)4敗2分
阿部選手は現在日本2位とは言え、世界挑戦もし、
元日本王者でWBO・AP王者でもあった。
経験では大久選手の3倍以上と上回るが、
テクニックで翻弄するのか。
写真左側:赤色のグローブが大久選手。
写真右側:青色のグローブが阿部選手。
1ラウンド:大久選手が左ジャブで前進し右ボディストレート。
阿部選手も左ストレートをボディへ伸ばす。大久選手がプレッシャーを
かけるが阿部選手はワンツー、右フック。大久選手が左ジャブで前進、
阿部選手は下がりながら軽く左ストレート。。
(大久選手:10-9:阿部選手)
2ラウンド:大久選手が左ジャブで前進、阿部選手は左ストレートを
伸ばしながらフットワークを使い回る。大久選手の左ジャブ、阿部選手は
右フック。大久選手が右ストレートを上下に打ち分けるが阿部選手は
右手を下げて左ストレート、前後ステップしながら左ストレート。
大久選手が前進するが阿部選手は身体を細かく動かし的を絞らせない。
(大久選手:9-10:阿部選手)
3ラウンド:大久選手が前進、阿部選手はフットワークを使う。
大久選手が前進して左ジャブを突くが、阿部選手が小刻みに動き
左ストレートを当てる。大久選手のワンツー、阿部選手が動いて
左ストレート、、左アッパーと翻弄している。
(大久選手:9-10:阿部選手)
4ラウンド:大久選手がガードを高く上げて前進。阿部選手は細かく
動いて右ジャブ。大久選手の右ボディアッパー、阿部選手は動いて
右フックから左ストレート。大久選手の右ボディストレート、
阿部選手はワンツー右フック。大久選手は手が出せない。
(大久選手:9-10:阿部選手)
5ラウンド:大久選手がワンツーで前進、阿部選手の左ストレート、
大久選手は左フックを振ってガードを固めて前進。阿部選手は左ストレート、
阿部選手はフットワークを使いながら右ジャブを上下に。大久選手の
右フック、阿部選手の左ストレート。
(大久選手:9-10:阿部選手)
公開採点、私は49-46で阿部選手の優勢。
公式採点は48-47が1者、49-46が2者で阿部選手を支持。
試合後の談話で大久陣営が前半の採点が大いに不満と言っていたが、
極めて妥当と思った。有効打がない以上、手数で上回り、
ペースをつかんでいる方にポイントをつけると思う。
6ラウンド:採点で負けている大久選手は前進して左フック。
阿部選手のワンツー。大久選手が左ジャブを突いて前進、阿部選手は
前後左右にフットワークを使う。大久選手が右フックからワンツー、
距離を詰めるが阿部選手が左アッパーを上下に。
(大久選手:9-10:阿部選手)
7ラウンド:大久選手が左ジャブで前進、阿部選手は左ストレート、
大久選手が左フックで追い阿部選手は左ストレート。大久選手が
左フック、右フックで追う。
(大久選手:10-9:阿部選手)
8ラウンド:。大久選手が前に出て左ジャブをボディへ、阿部選手は
左ストレートを当てる。大久選手が左ジャブで前進するがクリーン
ヒットを奪えない。阿部選手が身体を動かしながら左ストレートを当てる。
(大久選手:9-10:阿部選手)
9ラウンド:大久選手が前進、阿部選手はフットワークを使いながら
左ストレートを当てる。大久選手は左フックを振って前に出るが、
阿部選手の上手さにクリーンヒットできず。
(大久選手:9-10:阿部選手)
10ラウンド:大久選手が前進して右ストレート、阿部選手も
左ストレートを出すが、大久選手が左フックから前に出て右アッパー、
阿部選手の左アッパーに大久選手は左フックから右ストレート。
阿部選手の左ストレートに大久選手の右フック。
(大久選手:10-9:阿部選手)
私の採点は97-93で阿部選手。公式採点は96-94が2者、
1者が97-93。3-0の判定で阿部選手が勝った。
大久選手は阿部選手の老獪な試合運びに翻弄されてしまった。
もっと強引に距離を詰めて打合いに持ち込んだ方が勝機が
あったかもしれない。阿部選手のペースに付き合ってしまい、
相手の土俵では自分のボクシングができなかっただろう。
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