カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ガヤル~

2020年04月17日 21時51分59秒 | 映画 / MOVIE

インドでは2020年3月24日より5月3日まで、
ロック・ダウンとなっている。
従って家にあったDVDを見直しているところである。

2016年の作品で、1990年の大ヒット映画の続編。
タミル語、テルグ語、カンナダ語版でも、
リメイクされている名作のようだ。

サニー・デオルは1990年のこの映画のヒットで、
スターになったらしい。

タイトルのガヤルはヒンディー語で負傷と言う意味。

  <ストーリー> 

ガヤル前編のフラッシュバック・シーンから始まる。
アジェイ・メーラー(サニー・デオル)がある男を射殺する。
兄を殺害したため仇を討ったのだ、そして服役する。 

服役を終えたアジェイはムンバイで新聞記者になり、
その裏で警察に協力する仕事もしている。

しかしアジェイは時折、発作を起こすようになっており、
精神科医のガールフレンドによって助けられている。
ある日、上司から薬を盛られレイプされた女性が自殺した事件で、
その上司を拉致しDNAを採取し事件を暴いた事により、
アジェイは一躍ヒーローとして有名になった。

アジェイは社会活動家のジョー(オーム・プリ)と協力して、
仕事もしていたが、ある日ジョーは10人もの人を巻き込んだ、
交通事故を起こし死んでしまった。

ところが、ゾヤと言う女の子が撮影していた動画のバックに、
ジョーが殺害されるシーンが映っていたのを発見した彼女は、
一緒にいた友人たちにそれを知らせる。
そして警察に知らせようとするが、アヌーシュカの祖父が制止した。

祖父は犯人がビジネス界の大物ラージ・バンサルの
息子カビールだと気づきバンサルに忖度したのだった。
ジョーは土地の買収についてバンサルを訪問し非難したところ、
バンサルはジョーを買収しようとしたが拒否され、
激高したカビールが射殺してしまったのだった。

アヌーシュカは祖父のアドバイスで、
動画を弁護士であるロハンの父に渡した。ところが、
ロハンの父は、息子の命はない、とバンサルに脅迫され、
なかった事にしてしまった。

ロハンは弁護士である父親が正義を曲げた事に腹を立て、
みんなに相談してアジャイに話をする事にした。

4人はデータをアジェイに渡そうとするが、
バンサルは手下を使って暴力的に妨害する。
その上、政治家やTV局や警察にも圧力をかけ、
全てを闇に葬り去ろうとする。

 (恐らく)大学生になったくらいの子供を相手に、
 そこまでするのかと思うほど徹底的に痛めつける、
 冷酷非道のバンサルには戦慄を覚えた。

4人の元へアジェイが先に到着するか、
バンサルの手下が先か、手に汗を握るカーチェイス。
なんとかアジェイが先に救出するが、
大怪我を負った4人をバンサルの手下が奪う。
そして、アヌーシュカがアジェイの娘である事が判明する。

バンサルはアヌーシュカを人質にして、
他の3人を解放した。
そしてアジェイを逮捕するように要請した。

アジェイは警察を振り切り、なんとバンサルのヘリコプターを
奪ってバンサルの家に体当たりする。
その衝撃で家に火が付きバンサルの母親、妻、娘が、
火の中に閉じ込められたしまった。
アジェイは先にそちらを救出した事でバンサルは降伏。
最後まで抵抗した息子のカビールをアジェイが叩きのめすと、
家族全員が助けを乞うた。

アジェイはアヌーシュカと一緒に病院へ。
最後はめでたしめでたし。

 タイトルも聞いた事がないし、
 主演のサニー・デオルの作品も観た事がなかったし。
 全く期待していなかったのだが、とてもいい映画だった。
 アジェイのタフネスぶりも凄かったが、
 4人の子供達の正義感、アジェイと娘の関係、
 バンサル一家の心模様・・・・
 本当に良い作品だった。

コメント
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