岡本綾子のすぐにチェックしたい! ゴルフの急所 (日経プレミアシリーズ) | |
岡本 綾子 | |
日本経済新聞出版社 |
岡本さんには悪いのだが・・・・
私のゴルフの師匠は岡本さんであると勝手に思っている。
私が初めてクラブを握ったのは27歳の時だった。
興味もなかったし、全くやるつもりもなかったのだが、
なりゆきでゴルフ場について行った。
ところが「せっかく来たのだからやってみれば。」と言われて、
その場で靴とクラブを借り回ってしまったのである。
その時、プレイを勧めた人の三段論法が優れている。
「岡本綾子も小林浩美フトボール選手。
サントーシーもソフトボール選手。できるはずだ。」と。
私も二人がソフトボール選手だった事は知っていた。
しかし私と二人ではレベルが違いすぎる・・・。
実業団でピッチャーだった岡本さんが、
味方のエラーで完全試合を逃した時、
自分はチーム競技ではなく個人競技の方が向いていると、
ゴルフに転向した理由も知っていた。
つまり、どこかで岡本ファンであったのだ。
もちろんキャディさんには初めてクラブを握った事は秘密である。
この日は7番アイアンとパターだけで回ったのだが、
ボールにクラブを当てるのが上手かったので空振りはしないし、
恐らく全くの初心者とは見破られなかっただろう。
そして翌日も回ったのだが、同じキャディさんだった。
少し慣れたせいか当りが良かったので、キャディさんが
「今日は良く当たってるのでウッドも使ってみましょう」と言って、
4番ウッドを勧めてくれたのだった。
スコアは確か170前後だったと記憶している。
これがきっかけでゴルフを始めたのだが、
素質があると思ったのは勘違いだったとすぐに解った。
それは岡本さんがゴルフを始めてから、
スコアが3桁だった事が一度もなかったと言った事だ。
プロになる人は全然違うのだと悟った。
私は岡本さんのスイングは、スムーズで癖がなく力も入っておらず、
ゴルファーの中でも一番綺麗だと思っている。
長くなってしまったので、この本の感想は別途。
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