カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

アメーバ赤痢、その③。

2012年01月10日 22時12分59秒 | 病気 / SICK
本日の記事内容は・・・
病気に伴うストレートな表現があるので、
お食事中の方はお食事の後にお読みください。


上部写真は、アメーバ赤痢の原虫を退治するための薬。
帰国日が迫っていたため検査結果を待たずに服用を始めた。
その原虫を退治するために、フラジールと言う薬を投与された。
フラジールはピロリ菌やトリコモナス原虫の退治にも使用される。

この薬は服用中及び終了後3日間の飲酒は避けるべきである。
世の中には、酒が飲めない位なら死んだほうがまし・・・
と言う無類の酒好きもいるが、そう言う人はどうぞご勝手に。

 お酒を飲まなくても死なないし、
一生飲めないわけじゃないしね。
この17日間、特に我慢した・・・と言う気はしなかった。
 冬場で良かったかなぁ・・・暑い時期だったら、
おそらく冷たいビールの誘惑と戦った事だろう。

                              

 検査の前日は朝から食事が制限された。
うどん、そば、おかゆ、豆腐、白身魚、味噌汁の汁、
以外の食事は禁止。肉も野菜もダメ。
もちろんアルコールもNGである。

 19時までに夕食を済ませ、20時に液体の下剤を服用。
その後21時に錠剤の下剤を服用。

検査当日は水のみを飲んで病院へ向かった。
そこで2リットルの下剤を1時間かけて飲まされる。
味は甘さのないポカリスエット、
インドの経口エレクラルの様な味だ。
日頃からインドの不味い物に慣れている私は、
けっこうすんなり飲む事ができたが、
最後の500cc程にさしかかる頃には、
身体が冷えてしまい寒くて飲みずらかった。

 それから2時間はトイレに通うのだが、
思ったほど大変でもなく、
トイレから出られなくなるほどの事はなかった。

検査に伴ってお尻側が割れている紙パンツを履く。
腕から点滴が開始され、そこに麻酔が加えられる。

肛門から内視鏡が入れられるのだが、
最初だけちょっと痛いような気がしたのだが、
そこからは眠ってしまい気が付いた時には、
既に内視鏡は終点の盲腸まで届いていた。

目が覚めた時にモニターを見て、
場所が何処か質問してみた所、終点の盲腸との事だった。

内視鏡はそこから肛門まで戻ってくる。
抜く時は麻酔が切れてきているので、ちょっと痛かった。

映し出された映像には、明らかな出血やポリープはなかったが、
所々白っぽく爛れたような痕が見えた。
盲腸、上行結腸、下行結腸、直腸の辺りである。

私はインド人が羨むほどの痩せ型で、
もしかしたらお腹にギョウチュウや回虫、
サナダムシの類が寄生している可能性もあったのだが、
それらは見当たらなかった。
不謹慎だが・・・カメラに ギョウチュウが映ったら、
面白いのに・・・とちょっと思っていたのだった。

内視鏡の映像を見た先生の所感では、
アメーバ赤痢が疑われるとの事。
正直なところ、癌でなくて良かったと思った。

そして検査結果が出る前だったが、
上部写真の薬フラジールを服用し始めた。

インドに帰国して1週間後、日本から検査結果の連絡が来た。
やはりアメーバ赤痢だった。
しかも・・・多数のアメーバ原虫が見られます。とは
            


 薬を飲み始めて2日後には粘血便は止まり、
回復の兆しが見えた頃にはインドにいた。

 インドを始め東南アジア辺りからの帰国者に多いそうなので、
皆様もお気をつけください。
 イチゴジャムのような粘血便が出たら、
アメーバ赤痢かもしれません。
すぐに最寄の病院に行き、検査を受ける事をお勧めします。

 またインドは病原菌の宝庫です。
私の身体には何が寄生しているか、
また付着しているか解かりません。

健常者は大丈夫だとは思いますが、
お年寄り、乳幼児、身体の衰弱している方とは、
接触しない方が良いかもしれません。
次回の帰国時に、そのような恐れがある場合は、
私は全く気にしませんので、遠慮なくおっしゃってください。

よろしくお願いします。

 ≪ 関連記事 ≫ 

アメーバ赤痢、その①。
アメーバ赤痢、その②。

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