カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

日本フェザー級タイトルマッチ

2006年10月14日 23時42分59秒 | スポーツ / SPORTS
チャンピオン:渡邉一久(角海老宝石) 13勝(7KO)2敗 

             

      同級9位:梅津宏治(ワタナベ) 17戦11勝(5KO)6敗

写真左側:チャンピオン渡邉選手の2度目の防衛戦。
写真右側:対戦相手の梅津選手は昨年9月、
前チャンピオン榎選手(現東洋太平洋チャンピオン)に挑戦し、
善戦するも判定負けを喫している。

前回の防衛戦では、かなり荒っぽい試合をした渡邉選手だが、
今回はどんな戦い方を見せてくれるのか?

             

まず今回の試合は、浦谷レフェリーの公正なレフェリングで、
前回のような渡邉選手のやりたい放題にならなかった事を
最初に言っておきたい。

初回、早くも梅津選手の後ろに回りこみ抱え上げて、
リングにたたきつける戦法に出た渡邉選手。
しかし浦谷レフェリーはそれを見ると、
そうはさせじと、次からは早めに間に入って選手を分ける。

3ラウンドまでは、トリッキーな動きを見せたり、
挑発行為を繰り返す渡邉選手に、
冷静に対処する梅津選手の構図。ここまでは互角か。

4ラウンド、故意とも取れる後頭部への反則パンチで
渡邉選手に減点1が課せられる。
  いいぞ!浦谷レフェリー!
しかし渡邉選手が猛烈に反撃に出てポイントを取り返す。
9-9。

5ラウンド、前のラウンドに反則を取られた渡邉選手は、
いつになく正しいボクシングを展開し始めた。
そのためリズムが崩れたのか?
梅津選手に有効打を奪われる。
ゴング後コーナーへふらふらになって戻る渡邉選手。
10-9(梅津選手優勢)

6ラウンド、ゴングと共に渡邉選手がスパートするが、
ラウンドの後半は梅津選手が盛り返した。
渡邉選手は完全に足にきていた。
10-9(梅津選手優勢)

7ラウンド、焦り始めた渡邉選手が、頭突きの反則
もろに相手の顔面に頭からロケットのように
故意に突っ込んだのだ。減点1
  いいぞ!浦谷レフェリー!
(こんなバッティングはじめて見た。) 
しかもグロッキーな所にさらにアッパーをもらい痛恨のダウン。
10-7(梅津選手優勢)

8ラウンド、渡邉選手が死に物狂いの猛攻に出て、
梅津選手に左フックの連打を浴びせる。
10-9(渡邉選手優勢)

9ラウンド、渡邉選手の前進するプレッシャーと
強振する大ぶりのパンチに、梅津選手がロープにつまる。
ダウンか と思われたが、判定はスリップダウン。
グロッキーになりながらも前進する渡邉選手の根性はスゴイ。
10-9(渡邉選手優勢)

10ラウンド、相変わらずの渡邉選手の強打に
梅津選手も応戦するが、渡邉選手が打ち勝つ。
10-9(渡邉選手優勢)

私の採点では、96-94で梅津選手の勝ち。
公式の採点では、96-94、95-92、94-94の
2-0で梅津選手が新チャンピオンになった。

反則による2度の減点がなければ、
渡邉選手の1-1でのドロー防衛だった。
タイトルマッチで、しかもチャンピオンが2度の減点とは・・・。
前代未聞であろう・・。

チャンピオンたるもの、
人間としても秀でていなければならないと思うのは、
私だけであろうか?(K親子への苦言。)
コメント
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