すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

藤子不二雄A「まんが道 (2)」

2006-07-17 21:55:24 | 書評
あぁあの酒を必要としないで生きていられた、あの日に戻りたい。


「ヒカルの碁」や「あしたのジョー」を読むと、昔とは、違う気分で読むようになりました。

どうして、彼らは、あぁまで目標に対して純粋でいられるのだろう…………。

そして、どうして酒は必要ないのか…………。


で、「まんが道 (2)」。

高校生になってもマンガへの情熱は衰えない才野と満賀。
将来への布石として賞金マンガに挑んだどころ、おもしろいように入選する二人。

しかし、手塚先生の新作に出会ったことで、また少年マンガへの熱意を取り戻すくだり。
おとなまんがでの賞金稼ぎに、いそがして忘れていた。
手塚まんがが、そして少年まんがのすばらしい魅力が、ふたりの中によみがえってきた!
藤子不二雄A「まんが道 (2)」193頁 中公文庫
あぁ、あつい。

一巻の記事。
藤子不二雄A「まんが道 (1)」切込隊長の「燃料投下中」は、あの短いスペースで現状のゲーム業界全体を語ろうとするから、言葉が難解になってしまい、字足らずでかわいそうだ


まんが道 (2)

中央公論新社

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