廃課金をディスる連中にトネガワ先生がお怒りのようです

2019-01-23 11:32:55 | 生活

ぶち殺すぞゴミめら!

お前たちは皆大きく見誤っている!人間の実態というものが見えていない!

まるで中二病患者のように、そう意思すれば、自分はいつだってコントロールできる・・・

臆面もなくまだそんな風に考えてやがるんだ!

驕りを捨てろ!

 

人は容易に思考力を失う。それが基本だ。

いや、思考しているつもりでも、状況に飲まれて正常な判断ができなくなる、というのが正しい。

またそれゆえにいっそうタチが悪い。

無論、世の中には「人間には動物と違って理性がある、自由意思がある」と言う者もいる。

なるほど大いに結構。しかし、それを元に「人間の本質はそこなのだ」なんて夢想してやがるのなら、つまりお前も洗脳されてるってことだ。

なぜそれがわからない?

なぜ、そのことに気づかない?

 

人間は基本的に「動物」なのだ!

依存症にも極限状況にもなったことのない奴らは言い続ける。

私は動物なんかじゃない。だからいつだって感情や感覚なんかに翻弄されないんだと・・・

そう飽きもせず言い続け、ふと近づいた蟻地獄に落ちて死ぬ!

その間際いやでも気づくだろう・・・今まで考えてきた理性が、自由意思が、そして人間像が丸ごと幻想だったことを!

 

 

・・・というような半トネガワ節が、ダイヤモンド・オンラインの課金地獄で家庭が崩壊しかけた人の話を見て連想された。アイドルの集客パターンとかが典型的だけど、課金てのは基本的にはどう気持ちよく金を貢いでもらうかっていう話なので、カスタマーの理性よりも感覚に訴えて思考を麻痺させた方が、より確実に決まっている(たとえばサブリミナル効果を想起したい。これについては、宗教の洗脳だってそうだし、自己啓発セミナーについてもそうだ。原罪では「依存症ビジネス」なんて言葉も存在する。あるいは認知症の人間にハンコをつかせる、とかね)。それをいかに合法的にやるかをずっと考えている連中(と表現するとさすがに言いすぎだがw)なんだから、「その気になればいつでも後戻りできるわ~」とか己を過信してるザコを釣るなんて朝飯前なのである。

 

AIに関する記事の中でも書いたけど、近代的な人間像(理性と自由意思で屹立する個人)はもうオワコンで、どんどん人間の動物性が明らかにされている状況である。なるほど近代的な人間像は司法システム始め近代社会の根底をなす発想なので、これを変更していくのは実は相当難しい(カントも問題にしたことだが、もし自由意思がないとしたら、罪を被告に問えないのでは?)。ゆえに制度変更は漸進的にならざるをえないだろう。しかし、それを受け容れるのと、近代的人間像がイデオロギーにすぎないと看破し、新しい社会システム(あるいはあるべき個人の振る舞い方)を模索するのは別に矛盾はしないのである・・・

 

まあそこまで大上段に構えなくても、何かあるとすぐ「自己責任」とか「意思の弱さ」に帰結させる実質的な思考停止的風潮は、さすがに掉ささないとまずいんじゃねーの(なぜってそれが往々にしてできないくらい人間は脆弱なので)、と自戒の意味も込めて思ったりするムッカーでした(・∀・)


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