やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

土砂災害と防災の日

2020-09-02 | 日記・エッセイ・コラム
 きのうは防災の日。
防災というと、山裾に住む私としては、土砂災害は日々気にかかるところです。
 先頃、須磨区内におけるレッドゾーンの指定について動きがありました。
まだ決定ではありませんが、エリアの指定が予定されており、縦覧や説明会についての報告を少し前に受けました。
住宅地にも少し影響する所も出てくるようです。先般の梅雨の時期、土砂崩れで避難指示が出たところがありましたが、すでにレッドゾーンに指定が予定されていた所でもあったようで、エリアが一致していたようです。
なかなか正確な調査だと感じました。
近年の、尋常ではない雨の降り方や各地で頻発する土砂崩れは、イエローゾーンやレッドゾーンにあたっていないからといって安心できるものではないことを感じさせるものです。
もちろん、災害が起きたところが土砂災害の警戒区域に指定されていたかどうか細かい精査はできていませんが、いずれにしても、どこに住んでいても十分な注意は怠らずに日頃から対策はとっておくことが求められると思います。
 六甲山は花崗岩質で脆いと言われています。阪神淡路大震災ではあちらこちらで土砂崩れが発生。それを受けて六甲山グリーンベルト事業が行われてきました。国や県が斜面の崩壊を防ぐ工事をずっと手掛けており、事業がかなり進んでいます。もしグリーンベルト事業がなされていなかったら、近年の激しい大雨で大きな土砂災害が多発し(灘区の住宅地で大きな被害はありましたが)、深刻な被害をもたらしていたかも知れません。
 今後も土砂災害については注視していきたいと思います。

代償は大きかった…相談でのひとコマ

2020-09-02 | 日記・エッセイ・コラム

 アベ政治の代償は国民生活に深刻な影響を及ぼしてきました。コロナ下で相談が増えていますが、アベノミクスで弱っていた経済にコロナが襲いかかってしまいました。

 先日、生活が行き詰まった、助けてほしいと電話がかかってきました。聞けば、手伝っていた知人の仕事(配線工事)がコロナも相まって仕事量が激減。これを期に廃業したためその方の仕事もなくなってしまい、収入が途絶えてしまいました。70才を過ぎており、本来なら年金を受けているはずなのですが、聞けば無年金とのこと。かつてケミカルシューズ業界が活発だった頃、羽振りもよく、まさかこんなことになるとは思っていなかったようで、年金は一切かけてこなかったそうです。で、本業を退いてからは、自身のアルバイト収入と妻のパート収入と妻の年金で繋いでいましたが、アルバイト収入がなくなったら、妻の年金とパート収入のみの生活。さらに妻が家を出ていったとのことで、たちまち生活に行き詰まってしまいました。「こんな生活になってしまうとは…」「今さら悔やんでもしょうがないけど…」と落胆し、以前から付き合いのある方でしたが、以前とはくらべものにならないくらい元気を失っていました。ご本人さんと相談し、生活福祉資金にするか生活保護にするか相談し、まずは生活保護の相談へ。それがダメなら福祉資金へと決め、生活保護の相談へいきました。

住宅と土地、自家用車と一定の資産(とはいっても、資産価値はほとんどありません)があるため、サポートのため福祉事務所へ同行。自家用車の問題をクリアすることが前提となりますが、申請は受理されました。

どうかな?と思っていたので少しほっとしましたが、まだ審査が通ったわけではないので気は抜けません。

夕方近く、「さっき終わった、ありがとう」と泣きながら電話をいただきました。「まだ始まったばかりやから。これからやからね」と伝え電話を切りました。

私にとってもこれからです。

どんな相談でも、いったんお受けした相談は継続したサポートが必ず必要です。次々といろんな問題が出てきて、一つ一つ具体的な対応が必要だからです。

今回の相談も入り口です。生活が行き詰まったのが今回の相談ですが、根本問題は別のところに潜んでいる可能性もあります。しっかりとサポートは続けていきたいと思います。

「わしみたいなんの話を聞いてくれて心底嬉しかった。共産党ってそういうところやって、ようわかった。感謝しとる…」と言っておられましたが、落ち着いたら、こんどは、同じように困った人のサポートをお願いしようと思っています。

 日々、いろんな事が持ち込まれますが、時にはかなり深刻で心が折れそうになる内容もありますが、いろんな人に応援を頼んでなんとか対応している感じです。ぼちぼちとマイペースで取り組んでいきたいと思います(O゚皿゚O)


アベ退陣、いまこそ国民の力で政治を動かそう!

2020-09-02 | 日記・エッセイ・コラム

 9月になりました。蝉の鳴き声の主役が、秋の気配とともにクマゼミやアブラゼミからツクツクホウシへと交代。暑さは相変わらずですが、朝夕と秋の到来を少し感じる季節になりました。

そんな晩夏(もう、暦は秋ですが)のひととき。先日、首相辞任のニュースが飛び込んできました。次の首相が決まるまでは続けるものの、長期政権にようやくピリオド。病気ということなので、相当無理をしていたのかな?と思う反面、あちこちからほっとしたという声もよく聞かれます。特にアベ政治はきちんと歴史的にも検証されるべきある意味“レガシー(政治的な遺産)”を残したのではないでしょうか。体調がよくなったら疑惑の数々を国民に説明されることを強く望みます。なにせ、辞任ですべての責任がチャラになったわけではないですから。

次に首相になる方には、負の遺産を引き継ぐことなく、歪んだ政治の有りようを修正する方向に舵を切っていただきたいと思います。「誰がなっても同じ」という声は今だよく聞こえますが、政治をただすのは国民の力。声をあげることこそ、私たちに求められています。政治を変えましょう。

 9月以降は、政治の変動を含みながらの中での9月議会、11月議会と続きます。新たな課題へもしっかりと取り組んでいきます。