やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

代償は大きかった…相談でのひとコマ

2020-09-02 | 日記・エッセイ・コラム

 アベ政治の代償は国民生活に深刻な影響を及ぼしてきました。コロナ下で相談が増えていますが、アベノミクスで弱っていた経済にコロナが襲いかかってしまいました。

 先日、生活が行き詰まった、助けてほしいと電話がかかってきました。聞けば、手伝っていた知人の仕事(配線工事)がコロナも相まって仕事量が激減。これを期に廃業したためその方の仕事もなくなってしまい、収入が途絶えてしまいました。70才を過ぎており、本来なら年金を受けているはずなのですが、聞けば無年金とのこと。かつてケミカルシューズ業界が活発だった頃、羽振りもよく、まさかこんなことになるとは思っていなかったようで、年金は一切かけてこなかったそうです。で、本業を退いてからは、自身のアルバイト収入と妻のパート収入と妻の年金で繋いでいましたが、アルバイト収入がなくなったら、妻の年金とパート収入のみの生活。さらに妻が家を出ていったとのことで、たちまち生活に行き詰まってしまいました。「こんな生活になってしまうとは…」「今さら悔やんでもしょうがないけど…」と落胆し、以前から付き合いのある方でしたが、以前とはくらべものにならないくらい元気を失っていました。ご本人さんと相談し、生活福祉資金にするか生活保護にするか相談し、まずは生活保護の相談へ。それがダメなら福祉資金へと決め、生活保護の相談へいきました。

住宅と土地、自家用車と一定の資産(とはいっても、資産価値はほとんどありません)があるため、サポートのため福祉事務所へ同行。自家用車の問題をクリアすることが前提となりますが、申請は受理されました。

どうかな?と思っていたので少しほっとしましたが、まだ審査が通ったわけではないので気は抜けません。

夕方近く、「さっき終わった、ありがとう」と泣きながら電話をいただきました。「まだ始まったばかりやから。これからやからね」と伝え電話を切りました。

私にとってもこれからです。

どんな相談でも、いったんお受けした相談は継続したサポートが必ず必要です。次々といろんな問題が出てきて、一つ一つ具体的な対応が必要だからです。

今回の相談も入り口です。生活が行き詰まったのが今回の相談ですが、根本問題は別のところに潜んでいる可能性もあります。しっかりとサポートは続けていきたいと思います。

「わしみたいなんの話を聞いてくれて心底嬉しかった。共産党ってそういうところやって、ようわかった。感謝しとる…」と言っておられましたが、落ち着いたら、こんどは、同じように困った人のサポートをお願いしようと思っています。

 日々、いろんな事が持ち込まれますが、時にはかなり深刻で心が折れそうになる内容もありますが、いろんな人に応援を頼んでなんとか対応している感じです。ぼちぼちとマイペースで取り組んでいきたいと思います(O゚皿゚O)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。