やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

「あれってどうなりました?」

2020-09-16 | 日記・エッセイ・コラム
 自民党総裁選についての「報道」(…と言えるものかどうかが問題ですが)に辟易していた矢先、新聞でこんな囲み記事を目にしました。
朝日新聞の経済気象台というコラム。『首相辞任となった瞬間から「後継は誰か」ばかりに関心が向いて、やめ方の不自然さ、その後の権力の私物化とたらい回しに疑問を挟む声がまともに出てこない。権力を監視し批判すべきを批判するのがマスコミの役割ではないでしょうか。しょせん日本の政治報道は「政局」しか関心がないらしい。』と書かれていました。従来から政治という名の政局報道ばかりが目についていましたが、本筋が伝えられないこういう報道のあり方は、国民に的確な判断材料を与えているのかどうか、とても疑問に感じていたのは確かです。
今日のしんぶん赤旗には、ライターの武田砂鉄氏のコラムが掲載されていました。武田氏は『菅義偉官房長官はパンケーキが好き、といったプライベートの垂れ流しも相次ぎ、決して平和ではない世の中でも「平和ボケ」は起きるのだと、その報道にあきれてしまった。』と書いています。そうです、そうなんです。何の関係があるのか。桜疑惑やモリカケ問題、元側近?の逮捕をはじめ、国民の関心ごとに対してもっと掘り下げた報道とともに、新体制がきちんとこたえられるのか、数々の問題にどう向き合い取り組んでいけるのか、そういった報道が少なく物足りなさを感じていました。武田氏はこうくくっています。「あれってどうなりました?」私たちも、言い続けましょう。「あれってどうなりました?」