やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

水道サービス公社の集会に参加、たたかいにエール!!

2010-10-22 | 社会・経済

Pap_0019_2   神戸市水道サービス公社労組の支援集会に参加しました。サービス公社は、民営化路線のあおりを受けて、次第に職場自体が縮小してきています。この間、2つの事業所が民間委託されています。2つの事業所とも、同じ民間事業者が委託先となっていますが、2つの事業所はそれぞれ契約単価が違います。公社時代よりより低い金額でもともと契約した上、2つのうちひとつはさらに低い金額というわけですから、相当賃金にしわ寄せがいっているのは想像に難くありません。

 会場では、組合の方から発言がありました。職場と雇用条件を守る、というだけでなく、検診業務という仕事の社会的意義、そしてその仕事に誇りを持って働いていることが話されました。

民営化路線は、「雇用と人々の暮らし」と「コスト」を両天秤にかけるようなもの。コスト優先で、必ず雇用やくらしに犠牲が出ています。また、命に関わる大きな代償も生まれています。

行き過ぎたコスト至上主義は、そろそろ見直す時期でしょう。

労働者のたたかい、しっかりと応援します。

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高齢者の独り暮らしと不安の声

2010-09-27 | 社会・経済

 80歳代の方が、旧公団住宅におひとりでお住まいです。年金は国民年金のみ。貯金を取り崩しながらの生活です。久しぶりにお会いしました。

お聞きすると、最近よく物忘れすることがおおくなり、認知症が入ってきたかな?と感じることがしばしばだそうです。物忘れは、年齢を重ねれば当然にあることでしょうが、お年もお年ですのでちょっと気になります。

資産の管理や日ごろのお金の管理にも不安を感じてもいるようです。いずれは施設に入ることも考えているとのこと。ヘルパーさんは週2回。気心も知れて、来ないよりは来てくれるほうがいいといいますが、どうやら週2回ではなかなか必要な用事は済ませられないようです。

 比較的駅近で、便利なところにお住まいですが、やっぱり不安。エレベーターは付いているものの高層階というのも不安のようです。

高齢者のおひとり暮らしは増えています。サポート体制は万全に。もうこれで十分、ということはありません。地域社会の中でもしっかり位置づけて、サポートのよりよいあり方をみんなで考えていきたいです。


住居と生活の再建…

2010-05-13 | 社会・経済

 久しぶりの更新です。この間、いろいろありました。

先日、ある住宅からの立ち退きに、出くわすことになってしまいました。あまりこういう場面には出会いたくはないのですが、成り行き上そうなってしまいました。

家賃滞納で、家主側が裁判所での手続きを踏んで執行に。はじめは家主からのものと思っていたところ、裁判所ときき大あわて。

裁判所や家主への連絡、引っ越し業者もしくはボランティア探し、家探し…色々大騒ぎ。何とか執行時間を遅らせてもらうことに。知人を通じてある団体の協力も得られ、無事荷物を運び出すめどがなんとかつきました。

翌日、必要な荷物をほぼ出し終わった頃、とある運送業者のトラックが…。なんとか執行までに間に合いました。

あちこちに色々ご協力をお願いし、ご迷惑をおかけしました。また様々ご協力もいただき、感謝に堪えません。

 今回、なんとかなったものの、今後の生活については少し不安も無いわけではありません。家族そろって一定の収入はあり、働いている限り家賃の支払いなど注意を怠らなければきちんとやってはいけると思います。新住居といっても、立ち退きで引っ越しですから、少し後味の悪い思いがしています。

 長年住み続けてきた家でもあり、いわば人生の一部でもあったと思います。家族との思い出がいっぱい詰まっているはずです。感傷に浸る、そんな余裕もないままに、こんな形で退去せざるを得ない状況になってしまいました。いま、どんな思いでおられるでしょうか。

 住居はその人の生活の一部であり、住居が合っての生活であり人生です。職を失い、住居を失う…そんなことが後を絶たない昨今です。特に議会でも議論していますが、滞納の背景にあるもの、そこをきちんと議論しないと何も解決しません。それは、住宅だけでなく保険料など他のものも含めてです。阪神・淡路大震災のとき、生活再建の要は住宅だと多くの人が声を上げました。空港よりも住宅を、そんな運動も広がりました。居住福祉ということをもういちどよく考えていかなければ、という思いです。


”町工場のリース代猶予”経産省が通知

2010-04-20 | 社会・経済

 今日の「しんぶん赤旗」トップに、”町工場のリース代猶予””救済へ経産省が通知”との見出し。ドーン!と目に飛び込んできました。通知には「(中小企業の)経営の安定化をはかることが引き続き重要な課題」「支払条件の変更等の柔軟かつ適切な対応をしていただく」などとかかれ、リース業界の団体などに対応を要請しているものです。経営が困難な中で、リース代や家賃など固定費の負担は決して軽くはありません。中小企業活性化は緊急の課題。固定費の負担が軽くなれば、事業の展望もでてきます。

 しかしこれは、緊急に求められている中小企業対策の入り口。当面の対策として、家賃や機械のリース代など固定費への補助は昨年の衆院選で日本共産党が政策として掲げたもののひとつ。その後も繰り返し求めています。神戸市会でも、産業振興局に対する予算質疑の中で、私は市独自の固定費補助などをもとめています。自治体独自の取り組みでは限界があり、やはり国の仕組みにおいてきちんと対応することができれば、自治体独自の上乗せなど取り組みが前進する展望が開けるのではないでしょうか。

 神戸市内企業の99%が中小零細企業です。雇用者全体の7割が、中小企業で働いています。また、中小企業は、事業主が経営者であると同時に労働者としての側面ももっています。このように中小企業の経営を支援することは、市内経済の活性化にもつながります。

これからも大いに要求していきたいと思います。

しんぶん赤旗報道=http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-20/2010042001_01_1.html 

また、きのうの赤旗には予算質疑の際に少し研究した、帯広市の中小企業振興基本条例の取り組みが紹介されていますhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-19/2010041913_01_0.html


国交省「勧告」に対し、スカイマーク社が「改善計画書」提出

2010-04-14 | 社会・経済

 国土交通省がスカイマーク社に4月6日付で「業務改善勧告」を出していましたが、それに対する「改善計画書」がスカイマーク社から国土交通省へ提出されたことが報道されています。

改善勧告は、安全管理体制、運行体制、整備体制、安全意識の再徹底と個別事案の再発防止について、と4項目にわたって指摘されています。特に、「運行安全上に支障を及ぼす可能性のある事象が社内で把握されているにもかかわらず、適切な是正措置が取られていない事案が認められた」「今後も安全管理上の問題が改善せず、安全統括管理者が引き続きその職務をおこなうことが輸送の安全の確保に著しく支障を及ぼすと認められるときは、安全統括管理者の解任を命ずることがあることを念のため申し添える」などと経営部門に踏み込んで指摘がされています。

13日付で、スカイマーク社は国土交通省に改善計画書を提出しました。国土交通省のHPにその内容が掲載されています。

安全運航は当然のこと。運行の主力をSKYに託さなければならないところに、神戸空港の厳しい現状があるのではないかと思います。

国交省の勧告http://www.mlit.go.jp/report/press/cab10_hh_000024.html

SKYの計画書http://www.mlit.go.jp/report/press/cab10_hh_000025.html