やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

住居と生活の再建…

2010-05-13 | 社会・経済

 久しぶりの更新です。この間、いろいろありました。

先日、ある住宅からの立ち退きに、出くわすことになってしまいました。あまりこういう場面には出会いたくはないのですが、成り行き上そうなってしまいました。

家賃滞納で、家主側が裁判所での手続きを踏んで執行に。はじめは家主からのものと思っていたところ、裁判所ときき大あわて。

裁判所や家主への連絡、引っ越し業者もしくはボランティア探し、家探し…色々大騒ぎ。何とか執行時間を遅らせてもらうことに。知人を通じてある団体の協力も得られ、無事荷物を運び出すめどがなんとかつきました。

翌日、必要な荷物をほぼ出し終わった頃、とある運送業者のトラックが…。なんとか執行までに間に合いました。

あちこちに色々ご協力をお願いし、ご迷惑をおかけしました。また様々ご協力もいただき、感謝に堪えません。

 今回、なんとかなったものの、今後の生活については少し不安も無いわけではありません。家族そろって一定の収入はあり、働いている限り家賃の支払いなど注意を怠らなければきちんとやってはいけると思います。新住居といっても、立ち退きで引っ越しですから、少し後味の悪い思いがしています。

 長年住み続けてきた家でもあり、いわば人生の一部でもあったと思います。家族との思い出がいっぱい詰まっているはずです。感傷に浸る、そんな余裕もないままに、こんな形で退去せざるを得ない状況になってしまいました。いま、どんな思いでおられるでしょうか。

 住居はその人の生活の一部であり、住居が合っての生活であり人生です。職を失い、住居を失う…そんなことが後を絶たない昨今です。特に議会でも議論していますが、滞納の背景にあるもの、そこをきちんと議論しないと何も解決しません。それは、住宅だけでなく保険料など他のものも含めてです。阪神・淡路大震災のとき、生活再建の要は住宅だと多くの人が声を上げました。空港よりも住宅を、そんな運動も広がりました。居住福祉ということをもういちどよく考えていかなければ、という思いです。


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