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色の名前で読み解く日本史

2007-05-03 | 色の本棚
 
中江 克己:著
青春出版社「プレイブックス インテリジェンス」シリーズ49/税込787円

昨日サントリーミュージアムのショップでふと目に留まり、購入してきました。タイトルに“日本史”なんてありますが、堅苦しい歴史のお勉強本ではもちろんなく、古代から近代に伝わる日本の伝統色についてのエピソードを綴ったエッセイ集です。なのでとっても読みやすく、色ごとに内容が独立しているので好きな色だけ拾い読みしても十分楽しめます♪

よく「カラーコーディネーターになりたい!」という生徒さんに、「検定を1級まで取るのもいいけど、まず自分が気に入った“色名事典”を一冊買いなさい」と話しています。なるべく沢山の色が紹介されていて、色名だけでなくその由来や色にまつわるエピソードが載っていて、カラー印刷が美しいもので、出来れば持ち歩けるくらいのサイズのものを・・と。やはり沢山の色に触れ、それらが紡ぎ出す物語を味わうことが“色のプロ”としての滋養になるわけですからね。

わたし自身は小学館の「色の手帖」をもう20年来(!!)愛用しているのですが、持ち歩くにはちょいとかさばるのと、エピソードがそれほど豊富ではないので「読み物」としてはそれほど楽しめないのが珠にキズなのですね(色見本としては秀逸☆だと思いますが)。その点、本書は新書判だし読みやすいし、かなりオススメ★★★★★です! 色数も140色近くありますし、なかなかコストパフォーマンスも優秀ですよね♪

ちなみに伝統色をはじめとする「慣用色名」は、どの色が正解!・・というものはなく、色彩検定でもおなじみの「JIS Z 8102 物体色の色名」にしたって“一応の目安”として規定されているだけですから、ひとつの色名が示すバリエーションを知るためにも、色名事典は複数ご覧になることをお勧めします。

余談ですが、ミュージアムショップに以前ご紹介した創元社の「絵で読む~」シリーズがずらりと揃えられており、思わず座り込んで物色してしまったのは言うまでもありません。買わなかったけど(爆)

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