農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

農業をやることはリスクヘッジ

2011年03月29日 | 就農関連
こんにちは、将来、農業をしたいエダマメです。

前回は、農業から得られると思うメリットについて書きました。今回は、農業をやるには今がチャンス、と思う理由を書きます。下記の理由は、エダマメが、いくつかの就農に関する本を読んで、自分なりに感じたものです。

①農業の担い手の高齢化(平均年齢65歳)により、国が積極的に若い人材が求めている。そのため、国の支援制度(研修制度や融資制度)が拡大してきている。

②IT活用が他業界よりも遅れている。そのため、他の業界では当たり前のIT活用を農業に移行するだけで、ビジネスチャンスが生まれる。

③大部分の商流が50年前から変わっていない。(生産者→消費者までの行程が長い) そのため、多くの改善点があり、それがビジネスチャンスにつながっている。

④世界人口は増え続けており、食料の需要はもっと高まる。そのため、食料の価格は今後も上昇傾向が予想される中、自分で食べ物を作ることで、生活費を抑えることができる。(リスクヘッジ)

⑤政治不安が続き、日本の社会情勢が不安定になってきている。特に国の借金が多く。もし、国債のデフォルトが起きた場合、国が預金封鎖など、強硬手段に出る可能性がある。その結果、円の価値が低くなり、今までのように海外から食料を安く輸入できなくなる。しかし、食料を作っている農家は、最低限、自分の食料を確保することができる。(リスクヘッジ)

エダマメは、上記のように、農業という職種にビジネスチャンスとリスクヘッジの観点から、今がチャンスと思っています。かつ、その農業に参入するにあたって、国が研修制度まで用意してくれています。これは、農業を新規起業と考えた場合、とても恵まれていることだと思っています。

特にエダマメは、リスクヘッジの面から、農業について魅力を感じています。正直、日本も含めた世界の情勢は、本当に先が見えません。そのため、食べ物を作る農業は、今の世の中のリスクに耐えうる強い業種だと思っています。

先行き不透明な社会の特徴として、お金の価値が変わることが挙げられます。日本に住んでおり、日常、円を稼ぐことを生活手段にしていると、お金の価値が一定ではない、という考えにはならないと思います。

エダマメは2006年にアメリカに住み始めました。その当時は、$1=115円前後でした。その為替で、当初の生活資金として、相当額の円をドルに換金し、アメリカの銀行に送りました。ところが、現在では$1=80円です。

エダマメは何もしていないのに、エダマメのドル資産を円に転換すると、約1/3の価値を失うのです。これがお金の価値です。

お金の価値が一定ではない、ということを実感した経験です。そのため、食べ物を作っている農業は強いと思っています。小さいときに、本を読み、農業というライフスタイルに惹かれ、今のエダマメの頭でも農業をすることは、この不透明な世界で生き抜いていくのに、大きな助けになるのだと判断しています。
次回は、農業を実際に始めるにあたっての障害を書いてみようと思います。