農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

家族総出で

2013年09月30日 | 就農関連
きなこです。

台風で大雨の被害を受けて以来、一滴も雨が降っていません。
作物を育てるものとしては、それはそれで困ったことで、そろそろ畑が湿るぐらいに降ってほしいなあと。

さて、エダマメは、毎日土日も関係なく農業大学に通い、せっせと野菜の世話をしているのですが、
帰ってから、話を聞くと、どうもやることが多すぎて手が回っていない感じ
農業大学は、エダマメが研修生として勉強していますが、家族もお世話に行っていいそうなので、
昨日、団子たちも連れてみんなで野菜のお世話をしに行ってきました。

 
一つ目のハウスでは、カブとチンゲン菜が育ってきています。
カブの雑草抜きと間引きを、長男君と私で。無言で引き抜く、引き抜く。
次男君は、エダマメと露地の畑で、カリフラワーやブロッコリーの定植。
「もう、おうちにかえろー」と言い出すのでは、心配していた三男君も、ハウスの隅で一人農業。
 

さすがに、2時間ぐらいしたら、団子たちはお手伝いにも飽きて、おにごっこや探検。
機嫌よく遊んでいる間に、エダマメときなこはせっせと仕事を片付けました。

こちらは2つ目のハウス。
 
トマトの高設栽培です。
きなこはひたすら「わき芽」を取る。ハウスの中は外よりもぐんと気温が高くなるので、干からびそうになります。
600本のトマト苗が植わっていて、それぞれ、3つか4つわき芽が出ているので、2000個近いわき芽をとったことに

約5時間、みっちりと作業できて、エダマメ「あ~、ちょっと余裕ができた~」
団子たちもよくお手伝いしてくれました。

農業大学で栽培している野菜たちは、販売しても良いことになっています。
というより、販売して収益を出すというのが最終課題でもあるんです。
もう小学4年生の長男君には、農業大学での作業は家庭菜園とは違って、お金を得るための仕事、ということが分かっているようです。
父親の仕事がなんであるかを、じかに見て、手伝えて、というのはいいなと。
朝早く「行ってきます」と出て行って、いつ帰ってきたのかも知らないサラリーマン時代とは、大きく違います。
それもまた農業という仕事の魅力のひとつです。



プチプチ

2013年09月28日 | 就農関連
きなこです。

めっきり涼しく(寒く?)なった丹波です。
天も高く、山々の稜線はくっきりとしていて、ええ季節やなあと。

夏の間、涼しげな薬味として大活躍してくれた「しそ」。
秋になり、花が咲き、シソの実をつけだしました。

シソ畑で、三男君とどっさりシソの実を収穫。
  

晩ごはんに、四角豆と一緒に天ぷらに。
  
さすがに、軸は固くて口に残るので、焼き鳥を串からしごいて食べるかのように、シソの実をしごいて食べました。
プチプチとした食感と、何とも言えないいい香りが、なかなか新鮮な美味しさでした

そして、シソの実を使って、もうひとつ三男君と手仕事。
 
縁側で、二人で、シソの実を軸からしごきとりました。
「なあなあ、三男君はどんな食べ物が好きなん?」
「え~とね、そおせーじ」
「ふうーん、ソーセージが好きなんか。ブドウは好きじゃないの?」
「ぶろおもすきやでぇ」
三歳になった、三男君とたわいもないおしゃべりをしながら、二人でせっせと実をはずす、このまったり感がなんとも幸せ

そして、このシソの実は、塩漬けにして保存
 
ごはんと混ぜておにぎりにしたり、いなりずしのご飯に混ぜたり、なんといってもキューちゃん漬けに一緒に漬けるとそのプチプチが最高。

おいしいものがいっぱいで困ります。




湖出現

2013年09月16日 | 就農関連
きなこです。

いや~、よく降りました。
夜中に、雨音で何度も目を覚ましました。
相当、降ったなあ、道路は冠水してないかなと朝起きて、びっくり

家の前が湖になってました。

 

この一面の水の下は、稲刈りをしたばかりの田んぼ。
砂浜のように見えるのは、刈った稲の茎の部分が浮いてるのです。
用水路の水があふれて、田んぼ数枚分が湖になりました。

 

こちらは、その用水路。
手前の横に渡したパイプは、普段なら、用水路に降りて歩くと大人の頭ぐらいの高さ。
ものすごい量の雨が降ったんだなあと。

ついでに、加古川の様子も見てきました。

 

川幅3倍といった感じでしょうか。橋げたの上の方まで水が来てます。
氾濫は大丈夫そうですが、もしまだ雨が降り続いて・・・と思うとぞっとします。

きなこの家の裏手は、山ですし、土砂災害も怖いです。
大阪のマンション暮らしでは、あんまり自然災害と言っても、ピンと来なかったけれど、
山と川に囲まれたこちらに来てから、とくに最近の異常ともいえそうな気象の荒さに、身構えることが多くなりました。

自然は人が感嘆するようなシステムで恵みももたらすけれど、その牙は鋭く、人間が太刀打ちできるものではありません。
そんな自然の中に生きているということを、肝に銘じてかなければいけないなと。





りんご

2013年09月15日 | 就農関連
きなこです。

台風が近づいています。
家の周りの田んぼでは黄金色の稲が穂を垂れていますが、晴れては降られの天気でなかなか思うように稲刈りが進んでいないようです。
エダマメファミリーの畑も、雨が降って土が濡れて作業ができず、乾いたと思ったらまた雨で、なかなか土づくりができていません

エダマメは、農業大学に楽しそうに通いだしました。
今日も台風が近づいているので、ハウスの窓を閉めに早朝から出かけていきました。
往復2時間の距離なので、ちょっとガソリンや時間がかかってしまうのが難点。
でも、サラリーマン時代より、ずっとずっといい顔しているから、まあ、まだ何も結果は出ていないけど、間違った道には進んでないかなと。

昨日の良いお天気、エダマメファミリーは、畑仕事を少しお休みして、朝早くからリンゴ狩りに行ってきました。
兵庫県の宍粟市の大きな観光リンゴ園です。
エダマメファミリーは、アメリカにいたころ、初めてリンゴ狩りなるものを体験しました。
そのアメリカのリンゴ畑には、何十種類ものリンゴの木が植えられていて、好きなリンゴにかぶりつきながら
持って帰るリンゴを好きな木からもぎ取って袋に入れていくというスタイルでした。
いろいろな味のリンゴが食べ比べでき、ひろいリンゴ畑の中を歩き回り、なんとも楽しいものでした。
エダマメが、農家になってブドウをやりたいと言い始めた、その考えのどこかにアメリカでの「リンゴ狩り」の体験がありました。
目指したいのはそういう観光農園だよね~って。

昨日の宍粟のリンゴ畑にも、何種類かのリンゴが植えられていたのですが、ちょっと行く時期が早すぎたのでしょうか、もぎ取れるのは1種類だけでした。
それでも、自分でもいでその場で食べるというのは、楽しい

   

リンゴは寒くないとできないのですが、温暖化の影響で、リンゴ栽培に適した地域が北上しているらしいです。
それでも、兵庫県内で、こんなに立派なリンゴ園があるんだと、驚きました。
リンゴ園のおじちゃんやおばちゃんと顔を合わせて、話をしてその恵みが頂けるというのがいい!
つまり、消費者と顔を合わせて、話をして、育てたものを買っていただく、そういう農家でありたいなと。

丹波から宍粟市は少し遠いです。
エダマメファミリーが、家に帰ってきたのは夕方ぐらい。
帰ってから畑仕事してると
「きなこさん、朝早くからどこいっとったんや~」と近所のおばあちゃん。
よう見られてます・・・




大きな子供

2013年09月01日 | 就農関連
きなこです。

今日も雨の丹波です。
とても暑かった夏でした。
とても忙しかった夏でした。
ブログブログと思いながらも、農作業と家事と夏休み中の団子の相手に疲れ果て、パソコンの前に座る気力もありませんでした

今日やっと夏休みが終わり、ついでにやっと長男君の宿題も終わり(う~ん、これが一番のストレスの原因だったかも)
明日から、新学期。
エダマメも明日が農業大学校の入校式で、明日から「研修生」の身です。
きなこは、明日から学生エダマメ君のお弁当作り。たいへんじゃあ。
大きな子供が増えました

エダマメファミリーの倉庫前はただ今こんな感じ。
 
これは、ほんの一部だけど、お行儀よく並んでいるのは、ミニトマトの苗。
そして、発芽して成長を待っている、ブロッコリーやカリフラワー。
こうやって育苗しているのは、明日からエアダマメの行く農業大学校で、ミニトマトのハウス栽培や露地の圃場で使うから。
ミニトマトは600本植えるんだって

そして、家庭菜園の方も、夏野菜がほぼおしまいになり、今は秋冬野菜に向けての準備中。
エダマメは、トラクターを持っていないので、手作業でやるしかない土づくり。
でも、手作業でやるにはちょっと広すぎる畑。
お世話になっている農業法人が「古いトラクターがあるから使っていいよ」と貸してくれたというより、くれたのがこのトラクター。

 

なんともレトロなアンティークなトラクター。
1960年代から70年代に作られた型というから、きなこたちと同い年ぐらいの代物。
でも、このレトロさと小ささがなんともかわいいトラクター君です。
エダマメは、もううれしくてうれしくて仕方ない様子
おもちゃを買ってもらった子供のよう。
気づいたらさっそく乗り回していて、そっと見てたらめっちゃ満足げな顔してた。

やっぱり大きな子供がいたんやわ。