農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

冬の手仕事

2014年12月31日 | 就農関連
きなこです。

団子4つを連れて、ぬくい神戸に帰省中です。
エダマメは神社の当番やら、トマトちゃんの世話があるので、一人でさみしく?のんびりと?年越しです。

神戸のマンションは丹波のおうちとはけた違いに暖かい。
おかげで、きなこのしもやけもみるみる完治
家事からも解放され、のんびりさせてもらっています
去年の年越しも、この神戸でしたが、つわりと切迫流産と戦っていたので、今年こうやって4つ目の団子も一緒に
にぎやかに年を越せるというのは、本当に幸せだなあと

丹波を離れる前に、冬の手仕事をたくさん。
年明けに丹波に戻ったときのお楽しみを、仕込んできました。

まず、柚子胡椒。
おとなりのおばちゃんから、冬至にたくさんのゆずをいただきました。
お風呂だけでは、もったいないので、今年は柚子胡椒に挑戦。

まず皮の部分だけを、白い綿をあまり入れないようにしてそぎ取り、
 
 

夏に収穫して、乾かしておいた(でもまだ半生なの~)韓国唐辛子を開いて種を取って、小さく切って、
柚子皮と一緒にフードプロセッサーに。塩も加えて、スイッチオン
 
   

本当は、青柚子と青唐辛子で作るもの。でも黄柚子と赤やら緑の唐辛子で作ったので、なんともポップな感じの柚子胡椒に。
1か月ぐらい熟成させるとおいしいのだとか。
う~ん、来月の鍋や湯豆腐が楽しみ

さてさて、その皮を使った柚子。
中の果汁も使わなきゃもったいない。
なので、柚子ポン酢も仕込みました。
果汁をしぼって、こして、煮切ったみりんとお酒、鰹節や昆布や干しシイタケとお醤油と合わせて完成。

   

こちらは、1週間後ぐらいから食べごろになるそうです。

そして、エダマメの手仕事。キムチづくり。
きなこもキムチ大好きだけど、唐辛子を手で扱うと、しもやけとあかぎれのきなこの手には痛すぎる
なので、これはもっぱらエダマメのお仕事。

塩漬けした白菜の水気を切り、少し干して、ヤンニョムというキムチのもとを葉の間に一枚一枚塗りこみます。
ヤンニョムには、夏に収穫した韓国唐辛子、にんにく、しょうが、ねぎ、りんご、イカの塩辛、アミの塩辛、甘酒なんかも加えて作りました。

   

ビニール袋で密閉して(キムチは嫌気性発酵をさせるのです)1週間。
自家製キムチは、市販の安いキムチにありがちな、甘味料の甘さがなく、発酵して熟成した独特の複雑なうまみがたっぷりです。

そして、今年のチャレンジ手仕事
麹を作ってみました。
甘酒にすっかりはまっているエダマメと甘酒酵母のパンにはまっているきなこ。
ついでに、麹を使った発酵肥料をエダマメは作りたいようで、いまエダマメときなこの関心は「麹」
これは、スーパーでも売っているけれど、やっぱり少し高い。
お米は安く手に入るので、麹も作ってみようかと。
幸いにも、近所の直売所で麹菌(もやし)も売っているので、挑戦してみました。
お米を浸水して、蒸して、ひと肌にさまし、もやしをふりかけ、よく混ぜます。

 

この緑のカビのようなものが麹菌です。

これを、家庭でならこたつの中とかで2日ほど育てるのですが、私たちには育苗ハウスがある
今トマトを発芽させている育苗マットは、一定の温度が保たれていて、麹を起こすには完ぺきな環境。
なので、麹もトマトの芽の横で、一緒にぬくぬくとその菌を増やしてもらいましょう。

で、2日後。

 

お米のまわりについている、もやもやしたものが麹です。
これで、エダマメは甘酒や発酵肥料を、きなこは甘酒酵母でパンが焼ける~

こうやって、いろんな手仕事をしていると、昔の人たちの知恵というか、自然の流れに沿った無駄のない生活の仕方に
すごいなあと感心するばかり。
インターネットや物流の発達で、遠い世界のおいしいものがなんでも簡単に手に入るけれど、
本当は、小さな世界ですべてを循環させていくことができるんだなと。
手間(時間)は多少かかるけれど、きとそれが本来の生き方で、究極のエコライフにもなるのかなと。
そして、そんなことを思いながらも、この手仕事の原動力はたぶん相当な食いしん坊にあるのかなと。

寒い丹波に戻るには、これくらいのお楽しみがないとね。

では、皆様良い年末年始をお過ごしください。
そして、いよいよ農業スタートしたエダマメファミリーをよろしくおねがいしま~す






わくわく どきどき

2014年12月24日 | 就農関連
きなこです。

今日は、クリスマスイブですね。
団子たちは、朝からなんだかとても嬉しそう。
そろそろサンタの存在を疑い始めた小学5年の長男君
それでも、プレゼントはもらえるものと期待しているようです。
さてさて、明日の朝が楽しみですね。

昨日は一足早く、クリスマスケーキ作り。
ブッシュドノエルなら、団子たちにもデコレーションできるかな~と、朝からスポンジ焼いてくるくる。
「ケーキ作ろうか~」の掛け声にわ~と群がる団子たち。
ちょっとぐらい変になっても大丈夫だよ~とデコレーションをおまかせ。
「わ~、木みたいになった~
「ぼくもやりた~い」
「きのこのせる~」
うんうん、楽しそう。

で、ちょっとぐらい変になったけど、できました。

 

そして、きなこはその横で、クリスマス恒例の三つ編みリースパン作り。
お世話になったご近所や、大ばあちゃんなんかに届けます。

 

クリスマス、なんだか忙しいけどこういうわくわくした気持ちって大事にしたいな。


そして、そしてついにエダマメの城、ハウスの本棟の建設が始まりました

 

寒い中、ハウス屋さん頑張ってくれています。
そしてこのハウスに定植させるのミニトマトの種まきも、数日前に終わらせました。
今は、育苗棟の苗ベットの上に、保温マットをひいて、さらにプチプチやビニールなどで覆いをして、ぬくぬくのところで
発芽を待っています

 

たぶん、家よりずっと暖かい贅沢な場所
元気に芽を出しておくれよ~

いよいよ、本格的に動き出した感じがします。
サンタを待ちわびる団子たちのように、わくわく嬉しくもあり、そして大丈夫だろうか?という違う意味でのドキドキもあります。
ただ、何度も思うのは、やっぱり前にしか物事は進まないということで、とにかく一歩一歩進めていきます。

うまくいくと年内にかわいい芽と出会えそうです。


念願のシュトーレン

2014年12月18日 | 就農関連
きなこです。
今日は、雪で真っ白の丹波です。

 

三男君も、昨日までは半そで半ズボンで保育園に行っていましたが、さすがに今日は雪遊びをするだろうということで、
長ズボンをはかせて、ジャンパーも着せました。
雪もこうやってたま~に積もると、団子たちには楽しいものです。

さてさて、12月も後半に入り、クリスマスも迫ってきました。
今年は、きなこの長年の夢だった「シュトーレン」を作ることができました。
きなこもエダマメもシュトーレン大好き。
クリスマス以外でも食べたいぐらい。
でも、このシュトーレン、お店で買うととてつもなく高いし、時には期待と違う味でがっかりなんてこともある。
だから、今年はお友達にも教えてもらって、きなこの愛用している自家製酵母を使って作ってみたのです。
シュトーレンというのは、ドイツの発酵菓子で、要はドライフルーツたっぷりのパン。
そして、作って初めて知ったんだけど、おそろしい量のバターを使います。
この巷では、バター不足の時期に、きなこはなんとかバターを手に入れ、念願のシュトーレン作りとなったのです。

まず、生地をこねます。
いつも焼くパンと違うのは、生地にこれでもかというくらいのバターを入れるのと、こんなに混ざるのか?というくらいの
ドライフルーツとナッツをいれることです。

 

天然酵母を使っているので、このまま一晩低温でじっくり発酵させます。

そして、中に入れるマジパンを作って、伸ばした生地にのせ

 

シュトーレンの形にします。折りたたむときに上の生地を短めに重ねるのがポイントだとお友達に教えてもらいました。

 

そして、もう一度発酵させ、オーブンで焼くこと約40分。
スパイスの香りが家じゅうにただよって、もーたまらなくおいしそう
焼けたら、熱いうちに、こんなにもという量のバターを塗りこんでいきます。

 

本なんかには、バターを溶かして、刷毛でぬりましょうと書いてあることが多いのですが、シュトーレン作りベテランのお友達は
「熱いパンに塗るから、ラップにくるんだバターを直接塗れば、刷毛もボウルも洗わなくていいよ~」と教えてもらい
なるほど~

そして、冷めたら粉砂糖をたっぷりふりかけて完成

 

でも食べるのは、このあと1週間ぐらいして生地がしっとり落ち着いたら。
なんとも手間のかかる、豪華なお菓子です。
お店で売っているのが高い理由も納得です。

クリスマスまでに、大事に美味しさをかみしめて頂きます。


焼き芋大会第2弾

2014年12月14日 | 就農関連
きなこです。
今日も寒い丹波です。

こんな日こそ、冬の遊びを
エダマメファミリーの焼き芋大会第2弾です。

今日は、きなこが前々からやりたかった「パン焼き」をひそかに仕込んでおきました。
発酵させたパン生地を棒に巻きつけて(うす~く巻きつけるのがポイントね)

 

たき火の落ち着いたところに立てかけて、じっくりと焼く。

 

時々くるくる動かして

 

こんがり焼き目がつけば、出来上がり

 

ここに、ジャムなんかをぬって食べてもいいんだけど、このままでも美味しい!
でも、きなこは横でマシュマロを焼き、溶けかかったところをパンと一緒にパクリ。
あ~しあわせなり
もちろん、おいももおいしく頂きました。

火があるだけで、体もぽかぽか。
団子たちもワイワイ楽しいし、寒いことも忘れちゃいます。

昨日、出かけたついでに期日前投票を済ませたエダマメときなこ。
今日はゆっくり時間があるので、これからサンタのために、クリスマスツリーでも飾ろうかと。
エダマメファミリーの、寒い日曜日の過ごし方でした


野菜食べてる?

2014年12月12日 | 就農関連
きなこです。
寒いねぇ。
ここ最近、朝起きて部屋の温度見たら、3℃とか4℃とか… 冷蔵庫より寒いやん

おかげで、野菜類はほとんど冷蔵庫いらず。
白菜や大根も台所に放置。
でも、秋にたくさん採れたサツマイモや生姜やサトイモは、暖かい地域の食べ物なので、寒さにめっぽう弱いんです。
だから、新聞紙にくるんで段ボールに入れて、冷蔵庫の上でぬくぬく。
サトイモは、畑の土の中に残したままにしておいて、上からモミガラをかけてぬくぬく。

きなこのパン作りも冬場は夏場とだいぶやり方が変わります。
なんせ寒いので、発酵が進まない。もちろん時間がないときはオーブンの発酵機能を使うけれど、基本的にのんびりと焼いてるので、
冷蔵庫の上のサツマイモの段ボールの横で一晩発酵させたり、日差しにある日は車の中に持って行ったり。
でも、冷蔵庫より寒くなるので、案外冷蔵庫の野菜室に入れておいた方が暖かくて発酵がきちんと進んだりしてます

寒い時期、おいしくなるのが、大根や白菜。
ぎゅーっと甘みが増して、いくらでも食べれそうです。
私は、会社で働いてるわけではないので、時間をうまく使えば、お料理にも時間をかけることができます。
だから、エダマメファミリーの食卓はいつも野菜だらけ。
たぶん、大阪にいた時の倍ぐらい食べてる。
もちろん、野菜が畑からいくらでも使えるというか、追われるように使っているということもあるんだけど、野菜が本当に美味しくて。

でも、最近の傾向として、中食の普及とか、共働き世帯の増加とか、世の中の人は野菜をあまり食べてないんじゃないかと。
食べてるんだけど、野菜ジュースだったり、コンビニ弁当の付け合せだったり、冷凍食品だったり、レトルトの中の野菜だったり・・・
もちろん、仕事なんかで時間が取れなくてお料理に時間がかけれないとか、お料理自体が面倒とか嫌いという人もいるだろうから、
野菜を食べないのは悪だ!とは思わないけれど、こんなにおいしいものを、もっとみんなにも食べてほしいなあという思いが
きなこの中にはあります。

手軽においしく野菜を食べる方法はないのかな…
きなこは、夏ならナスやきゅうり、冬は大根や白菜がそれこそ食べきれないほど畑からやってくるので、それをせっせと
キューちゃん漬けだの、辛子こうじ漬けだの、キムチやハリハリ漬けなんかにして保存して食べてます。
あ~、これも野菜食べてるよね。
お漬物というと、お米と食べるものというイメージがあるし、塩分が気になる人もいるかもしれません。
きなこは、ご存知のようにパン好きなので、お漬物はパンとは食べれないと思い込んでました。
でもね、この間、甘酒から起こした酵母でパンを焼いたら、ほのかにチーズのような香りのするなんとも味わい深いパンが焼けたんです。
その時、ちょうど仕込んでおいた、自家製甘酒で漬けた、大根のべったら漬けがあったので、薄くスライスして、レタスとともにそのパンにはさんで食べてみました。
まあ、びっくり
ぱりぱりとした食感、適度な塩気、麹の甘みが、甘酒酵母のパンととてもよく合いました。
パンともいけるやん、と一人満足感に浸っていました。

お漬物の可能性は広くって、もっとおしゃれというか古臭くないイメージすら脱却できたら、今のお野菜をあまり食べてない人にも
お野菜を食べる一つの方法となるんじゃないのかなあ。
でもスーパーのお漬物はダメ。いろんなものが添加されてるから。

まあ、ながながといろいろ書きましたが、そんなこんなで今研究中なのがピクルス。
  
  

右は大根とにんじんのピクルス、左は白菜のピクルス。

ピクルスは、お漬物より塩分も少ないし、何より見た目がきれい
サラダ代わりに調理せずともパリパリ食べることもできるし、ワインなんかのお酒とも相性は良し。

野菜を食べる一つの方法となるやろうか?
もう少し研究進めまーす