農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

収穫がやってきたぁ

2014年05月29日 | 就農関連
きなこです。

暑くなりすぎ。
身重のきなこは、息苦しいぐらい
それでも体調良好で、毎日家の近くの畑に出て、お野菜と戯れています

農大のエダマメのハウスのトマトも収穫時期を迎え、今シーズンの出荷が始まりだしました。
きなこもお手伝いに行って、せっせとトマトを摘み、袋詰め作業。

そして家に帰ってからは、家の前の畑で夏野菜のお世話。
こちらも収穫時期を迎えたお野菜がちらほら。

1週間ほど前には、こんな感じで、まだ雌花しか咲いていなくて、仕方なく花ズッキーニとして収穫したズッキーニ。
 
10センチにも満たない実の赤ちゃんと、意外と大きい花。
本当は、この花の中にチーズなんかを詰めて、実の赤ちゃんと一緒にフリッターなんかにするらしいけれど、
面倒だなあということで、実の赤ちゃんだけをフリッターにして美味しくいただきました

この1週間の間に、雄花も咲きだし、虫さんと長男君の甲斐甲斐しい人工授粉のおかげで、この通り。
 
実はしっかりと、30センチ近くになり、今晩のおかずにどうやって食べようかなあと、楽しみ

そしてもう一つの初夏の味がこれ
 
ソラマメです。
ソラマメは、収穫後どんどん味が落ちるといわれているけれど、
家の前の畑直送なので、夕方に収穫して、晩御飯にはこの通り。
 
グリルでさやごと焼いただけ。
熱々を皮をむいて、塩をちょいとつけて食べると、豆の甘さとホクホク感がたまらない
ゆでるとどうしても水っぽくなるけれど、皮ごとグリルすると、あまみが逃げ出さない感じがします。
三男くんはあまりお気に召さなかったようだけれど、長男君と次男君は夢中で食べていました。

冬のお野菜の白菜や大根は、しみじみとしたおいしさ。
夏のお野菜は、勢いのある力強いおいしさだなあと思います。
暑すぎるけど、おひさんの恵みをいっぱい吸い込んだ夏野菜たち、嬉しいです。




迷い

2014年05月13日 | 就農関連
きなこです。

今日は、とても暑い丹波です。
昨日は、雨がたっぷり降ってくれたおかげで、畑の野菜たちもしっかり水分補給して、そして今日の日差しで
ぐんと大きくなることでしょう

突然ですが、岡山県勝山市に「タルマーリー」というパン屋さんがあります。
もちろん、きなこも数日前までは知らなかったパン屋さんなのですが。

先日図書館に行ったときに、ふと目に留まった本
そのタイトルが 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)
田舎という言葉にも、パン屋という言葉にも、腐るという言葉にもアンテナが引っかかってしまったきなこ。
経済の本なんて、あんまり好きではないけれど、ちょっと読んでみようかな~と。

で、これがとても面白かったんです。
天然菌の酒種でパンを作り、マルクス経済にのっとって小商いを田舎でする、という生き方をされている。
詳しい内容は、もし興味があれば読んでみてくださいね。
経済学なんて読んだだけで寝てしまいそうなきなこでも、納得しながら読めた、読みやすい本です。
もちろん、経済学だけでなく、著者の生き方について書かれている本なので、同じく田舎で農業で独立して生きていこうとしている
きなこにはすんなり読めたのかもしれません。
読んだ後、何とも言えないショックを受け、エダマメにも読んでみるよう勧めました。

タルマーリーの店主は、生き方がぶれていない。
ほんまにそんなことできるんかい、それはかなりの理想やなあということを、信念を持って貫き、実現している。
そして、たぶん、人生を楽しんで生きている。

エダマメときなこたちはどうなんだろうと、2人で考えたよ。
二人の中で、農業で独立するという生き方はたぶん間違ってない。
でも、そこに確固たる信念はまだないんだけれど、それでいいのかなあと。
つまりは、農薬を使わずに、化学肥料を使わずに、有機農法や自然農法で、食べ物を作るというのがいいのか、
必要最低限の農薬を使って、団子4つを育てていける経済性のある農業を目指すのがいいのか。
本当に、農薬や化学肥料を使って作った野菜は、自然農法や有機農法の野菜にくらべて、価値がないんだろうか?
トマト一袋に300円や400円を出せる人もいれば、200円が限界という人もいるだろう。
高くても、安心なものをと思う人もいれば、とにかく味の良いのをという人もいる。そして、安ければよいという人もいる。
一体、エダマメときなこは誰にどんな野菜を売りたいんだろう。
超高齢化が進む、この村で、きなこたちが農業をする意味、貢献度は果たしてどんなものなんだろう。
迷いに、迷ってる、まだまだ生き方がぶれているという感じ。

それでも、毎日の時間は流れていくし、前回も書いたけど、きなことエダマメの背中を今は6つの目が、
そして、もうすぐ8つの目が見てる。
迷いながらでもいいのかな。
必ず、ぶれない軸をきちんと見つけ出したいな。




母の日

2014年05月11日 | 就農関連
きなこです。

今日は暑くなりました。
母の日でしたね。団子たちも、保育園で作ったカーネーションや、お手紙をくれました

子供たちのお手紙に「いつもおいしいお料理作ってくれてありがとう」とありました。
きなこが、子育てする中で、大事だなあと思うのはやっぱり食べることをきちんとするということ。
食べるものは、そのまま子供たちの体になるのですから、ここはあんまり手を抜きたくないなあと。

畑でとれるお野菜をたっぷり使って、旬のものを季節を感じながらいただく。
たとえば、今の季節だと晩御飯はこんな感じ。
イワシを天ぷらにするついでに、裏庭のタラの芽の天ぷら、前日に作った頂きもののタケノコの「わかたけ煮」の残りも天ぷらに。
ありあまるほどとれる「わけぎ」はチヂミ風に。タケノコご飯はこれまた裏庭に生えてる山椒の葉ものせて香りを楽しむ。

団子たちは、山椒の葉っぱは、手でたたくと香りが強くなることも知ってるし、
わかたけ煮では、たけのこにえぐみがあることも感じただろうし(それが天ぷらに化けると、えぐみが消えて美味しさ倍増で、団子たち大喜び)
タラの芽の良い香りがおいしさにつながってることもきっと舌の記憶に残るはず。

丹波に来てから、食生活はぐんと贅沢になった気がします。
それはお金をかける贅沢ではないけれど、むしろお金をかけずに、季節のある自然の恵みをたっぷりといただけること。
ありがたいです。


今の季節、畑は夏野菜に向けての準備が着々と進んでいます。

 

畝間に、赤い団子が3つ。エダマメと一緒になって、なにやらお手伝い。
長男君は、ピーマンと万願寺ししとうの植え付けを手伝っていたようです。

次男君と三男君は、先日植え付けたズッキーニのアブラムシ退治。

葉の裏を一枚ずつめくって、アブラムシに霧吹きで牛乳をかけています。
アブラムシは牛乳をかけると、窒息して死んでしまうのです。

おなかの大きなきなこは、畑仕事もなかなかてきぱきとこなせないので、団子たちのお手伝いが本当にありがたい。
いやがらずに畑に出てきて、親と一緒になって野菜を育てる。
そうやって、親の仕事を身近で見て、感じながら、生活の一部として仕事があるということを肌で感じてる。
だから、エダマメもきなこも、その視線に恥じない背中を見せていかないとなと、思うのでした。