農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

再開します

2016年09月02日 | きなこ(妻)のつぶやき
本当にご無沙汰しています。きなこです。

2年ほど、ほったらかしにしていましたが、やっぱりちゃんと書いていこうと再開します

今日は、2年も間があったので、エダマメファミリーの近況報告。

エダマメときなこはあいかわらず、ちゃんと農業してます。
今年の春夏は、ハウスでミニトマトでなく大玉トマトを作りました。
おかげで、たくさんの人に買っていただいて、なんとか農業でやっていけるかなと、ちょっと思えたのでした。
ハウスでは、今は冬に向けてミニトマトと中玉トマトが育ちつつあります。

この4月、エダマメファミリーの子供たちは、それぞれ進級して
長男君・中学入学、次男君・4年生、三男君・幼稚園入園、四男君・保育園入園と
中学校から保育園までフルラインナップでございます。
これはねぇ、大変でした
2つ卒業式出て、3つ入学式出て、それぞれの入園・入学準備して、もらってくるプリントは4パターン。
学校行事、PTA、登校時間から、帰ってくる時間、お弁当日と、とにかくきなこの中でスケジュールを把握するのが
大変でした・・・もちろん、いまだに大変ですが。
まあ、それでも4人とも、とりあえず元気に園や学校に通ってくれているので、何よりです。

そして、大きな変化といえば、ジャジャーン
  
  

自宅の横の農業倉庫を改築して、加工所と小さな小さなパン屋を作りました。
タバコ屋さんのようなイメージの、ちっちゃなパン屋です。

加工所の中はこんな感じ

 

小型の業務用オーブン2台と、小型ホイロを入れました。
パンを焼くための加工所ですが、加工所の許可があれば、お漬物やドライトマトなどの乾燥野菜なんかも作ることができるんです。
エダマメと作ったお野菜を、なんとか付加価値つけて売れればなあと考えてます。

パン屋さんは、現在オープン準備中です。
この秋に、オープンできればと思っています。
新しいオーブンにもようやく慣れてきました。
なんせ、とても美味しそうなバゲットやカンパーニュが焼けるオーブンです。
パン屋さんのあれこれは、今後またブログでアップしていきます。

今日は、ひとまずこれで。





きなこにとっての就農

2011年04月22日 | きなこ(妻)のつぶやき
はじめまして。
エダマメの妻の「きなこ」です。
エダマメのブログの中にちょくちょく登場していますが、きなこ自身もちょっと自分の思いをつづってみようかと、でてきました。

きなこは、エダマメと同い年。大学で出会ったので、もう15年の付き合いです。長男を産むまでは、私も会社勤め。某中堅食品メーカーで営業をしていました。次男を産んですぐ、エダマメがアメリカ赴任になったので、次男が7ヶ月になるくらいまで、一人で二人の子育てをしていました。そして子供を連れて、アメリカに渡りました。アメリカで三男を授かり、出産。そうして、三男がまだ寝返りもしないうちに日本帰任となり、現在エダマメの就農作戦に巻き込まれて?いるのです。

エダマメは、世間一般で言うところの大企業に勤めています。お給料も申し分ないですし、この不景気であってもしっかりとボーナスも出ます。ですから、エダマメの就農したいというのは、本人も書いていますが、家族を養っていくという点では、きなこからみてもワガママです。

ただ、エダマメは、結婚する前から、そして結婚した後も、会社を辞めたいだとか、小説家になりたいだとか、そんなことをよく言っていたので、今回のことも、またその会社辞めたい病のひとつかなと最初は思いました。

一方で、アメリカでの仕事がつらそうなのは、ひしひしと感じていました。それは言葉の壁や異国での仕事というストレスというよりは、大企業の駒として働くことがエダマメに合っていないという感じでした。きなこも会社で勤めていましたから、組織の中で働くことの窮屈さは分かります。ただ、家族という守るべきものがある今、就農という選択は果たして大丈夫なのか??正直、不安でいっぱいでした(もちろん今も不安だらけですが)。

でも、アメリカでの4年間という時間は、きなこの人生観を大きく変えました。
まわりと同じである必要はない。自分の意見を主張できる、その代わり相手の違いを認めることができる。できないこと、苦手をマイナス評価するのではなく、できること、得意をプラス評価する。やる気があれば、いつでも人生の方向転換ができる。家族ありきの仕事スタイル。

「亭主元気で留守がいい」と日本にいる頃は本気で思っていました。子供は二人でいいと思っていました。エダマメは大企業だし、お金の心配もないし、子育てがひと段落したら、きなこも働きに出て、マンションでも買って、そこそこの生活をして、という人生なんだろうなと想像していました。

でも、アメリカに行き、頼れる実家や友人が少ない中で、家族の存在が何よりも大きかったのです。3人目の子供も欲しいと自然に思いましたし、家族との時間を決して減らしてはいけないと感じました。

エダマメの「妻を就農に巻き込む作戦」が展開され、ソファの傍らに、農業関連の本が何気なく置かれていたり、庭を畑にするぞと、土やらレンガやら苗やらを買い込んできて植えだしたり、そのあたりで、ひょっとして今回の会社辞めたい病は本気かもしれないと・・・。

たとえ本気でも、きなこ自身もそれほどびっくりしなかったし、反対しなかったのは、きなこも農業という働き方に、何らかの魅力を感じていたのでしょう。それはエダマメのとは少し違うポイントかもしれませんが、きなこが感じたのは、大好きな「食」に関われること、きなこもエダマメと一緒に働けること、そして何よりサラリーマンより「家族」が近くにいられることでした。

ただ、農業は、今の大企業にいるより収入も減るし、失敗するかもしれません。子供もいることですし、そこが一番今でも怖いところです。

でも、もし就農して収入が減って今より生活水準が下がっても、あるいは完全に失敗したとしても、きなこは「エダマメのワガママのせいで、こんなふうになった」とは言いたくないのです。

だから、就農したいという今の段階から、エダマメと志を同じにして(レベルは違うかもしれませんが)、エダマメに巻き込まれ引っ張られていくのではなく、きなこも自分の足で立って、就農に向かって行きたいと思っています。

きなこは、これからも時々登場しようかと思っています。
どうぞ、よろしくね。