【みんな生きている】アイジャロン・マーリ・ゴメスさん

アメリカ国務省は北朝鮮に不法入国したとして拘束されているアメリカ人男性について、先週、アメリカ政府担当者が「平壌で面会したものの、北朝鮮側に解放を拒否された」ことを明らかにしました。
アメリカ国務省のクローリー次官補は８月１６日の記者会見で、今年１月に中・朝の国境を越えて北朝鮮に不法入国したとして拘束されているアメリカ人男性のアイジャロン・マーリ・ゴメスさんの健康状態を確認するため、領事担当者や医師２人をはじめとする国務省チームが８月９日～１１日まで平壌を訪れ、病院でゴメスさんと面会したことを明らかにしました。
その上でクローリー次官補は、その際に北朝鮮側にゴメスさんの解放を求めたものの拒否されたことも明らかにし、「今後も人道的見地から解放を求めていく」と述べました。
今年４月に不法入国と朝鮮民族への敵対罪で８年の労働教化刑等を言い渡されたゴメスさんについて、北朝鮮の朝鮮中央通信は７月に「自殺を図り病院で治療中だ」と伝えていました。
ゴメスさんは拘束される前は韓国で英語を教えながらキリスト教系の団体で活動していたということですが、不法入国した経緯等は明らかになっていません。



※北朝鮮、いい加減にしろよ。

ゴメスさんについては
【みんな生きている】
アイジャロン・マーリ・ゴメスさん
（４月１１日と７月１１日掲載）
も合わせてご覧下さい。
また、北朝鮮の悪質な人質外交と労働教化刑については
【みんな生きている】
人質外交編
（ａｕ版・２００９年４月３日掲載）
【みんな生きている】
外国人抑留編
（ａｕ版・２００９年６月９日掲載）
をご覧下さい。

【みんな生きている】北朝鮮ツイッター編

北朝鮮の政府機関がインターネットの簡易ブログ・ツイッターを始めたことがわかりました。
このツイッターのページには北朝鮮の祖国平和統一委員会（祖平統）の有害ウェブサイト「わが民族同士」のトップページからアクセス出来ます。
８月１２日から始まったと見られますが、内容は今のところ北朝鮮の政治的主張を述べた論文へのリンクに限られ、ツイッター上で一般的に見られるような現在進行形の「つぶやき」はありません。
「わが民族同士」には動画サイト・ＹｏｕＴｕｂｅを利用したコーナーも設けられていて、北朝鮮がインターネットを通しての宣伝活動を強化している様子が窺えます。
サイトはハングルのみとされている他、韓国では親北朝鮮サイトにはアクセス出来ません。
ただ、反響は限定的ですがフォローする人の数は８月１７日未明の時点で２，０００件を超え、徐々に増えています。



※「わが民族同士」については
【みんな生きている】
有害サイト編
（４月２４日掲載）
も合わせてご覧下さい。

また、祖平統については
【みんな生きている】
インターネット編
（ａｕ版、ライブドア版・２００９年１０月１１日掲載）
【みんな生きている】
祖国平和統一委員会編
（５月２１日掲載）
も合わせてご覧下さい。