眉山

さだまさし著「眉山」を読んだ。

昔気質の気風のいい女性”神田のお龍”が描かれている。

こんな女性がいたら、惚れる・・・あこがれる・・・人と人とが本質でぶつかりあった後の絆・・・

今の人間関係では、超希薄になった部分が描かれているから、そこに感動します・・・

お龍が人に意見し啖呵を切る場面がある・・・看護師の仕事に対して、医師のありようについて、酔客をたしなめるシーン・・・見事である・・・こんなことは、ポンポンと言えないところを言ってくれるので、読者としては、スッキリする・・・

フィクションであると思うけれど、こんな女性もいるでしょう、こんな生き方もあるでしょう・・・こんな女将さんがいる居酒屋は、さぞ居心地がこかったんだろうな～

日常の中で、本音で人間関係を構築出来なくなった時代だから、こういう本に感動するのかな・・・

今のシンガの天気は、