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最近、老眼が進み、めがねでは小さなものが見えにくくなりました。
裸眼で工作すると今までめがねが防いでいてくれた、フラックスや
切子が目に入ってきます。
祭で購入したイモンの雨宮のキットを組み立てようとしたとき、
頭をかすめることがありました。今しかない!!!
TMSにその昔C53の流線型に気が遠くなるような数のリベットを埋め込んだ
記事が掲載されていました。いつかは同じようなことをしてみたいという気持ち
があったのですがなかなか題材にめぐり合うことが出来ませんでした。
トラウマはどこかできりをつけないと、いつまでも残ってしまいます。
下回りは改良されたプラフレームなのでストレス無く組み立てることができるだろ
うと、視力、気力、時間があるときに挑戦することにしました。キットの逆表現され
ているリベットを0.3mmのドリルで穴をあけ、0.25mmの燐青銅線を埋め込んで
いきます。 通販で購入した電動ハンドドリルが威力を発揮してくれました。
2つの穴にコの字に曲げたものを差し込むと抜けずにすみます。
裏側は線材をニッパーで切り取ったあと、やすりで平面になるように仕上げます。
ボディーに貼り付けるため必要な作業です。
表側は頭の高さが均一になるように、切れのよい勝負鑢を使って根気強く
やすりをかけました。リベットには燐青銅線が硬くて削り込みが少ないので
良いようです。ここはあせりは禁物です。
実質2日間でしたが根を詰めて作りましたので、自己満足の達成感はありますが
もう2度と出来ないでしょう。
コッペルなどと違う、「日本の軽便」の雰囲気が強く感じられます。
すばらしい!!
正直、疲れました。
ただ、目と根性に衰えを感じていたので
これが最後と鞭を入れて
がんばりました。
気分転換にハンダレイをしているのですから
プラフレームの走りがこれほど改善されていたとは
キャラメルで走らない亡霊はどこかへいってしまいました。キュートです。