ブログ
昨日で,ブログを始めてから1年が経った。ブログを始める動機は,年賀状を止めたことだった。これまで果たしてきた年賀状による生存証明を代行するために始め,その旨を今年の賀状に記した。あくまでも自分のためであり,その目的は変わっていない。
始めてみると意外に面白く,ずるずると続いた来たという感じだ。先輩のブロガーに,すぐネタ切れになると忠告されたが,それほど苦労せずに,テーマが湧いてきた。新聞記事,テレビ番組,映画,書籍,思い出,日常的な営為と,思いつくままに取り上げてきた。
気をつけたのは,身の丈に合った内容にすることで,もとより浅学菲才の身,背伸びしようと思ってもできないが,理解できないことは取り上げず,主張は自分なりに根拠があると考えたものに限定したつもりである。人を傷つけないように心がけてはいたが,目に余るものにはきつい言葉を使った。
わたしが始めたブログを見て,孫の一人から,文字ばっかしでは読んでもらえないよと忠告された。以来,できるだけ写真を入れるように心がけた。写真は過去のものはともかく,新しいものは,すべてスマホで撮影している。スマホのカメラが,実に素晴らしい能力を持っているのに感嘆している。
ブログを始めてから,新聞を丁寧に読むようになった。また,道を歩いていて,花に目が行くようになった。別にブログを義務化しているわけではないが,書かないとなんとなく気がかりで,生活における優先順位は高くなっている。
不朽の随筆『徒然草』の冒頭にある兼好法師の言葉,「つれづれなるままに日暮らし硯に向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ」,蓋し名言である。
気張らずにこれからも続けるつもりである。
散歩の途中で
(12月5日,阿見町にて)
寒椿
スノーボール