【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

明けまして……ロフト角度 と 入射角度

2023年01月04日 20時06分11秒 | スポーツ

何度か記事でも書いていますが、
ショット解析 や フィッティング などで用いられる
「ミート率」というのは
ボールの速度 を ヘッドスピードで割ったモノ です。
例えば ボールスピード60m/s  ヘッドスピード40m/s
であれば ミート率 というのは 1.5 と言う値になります。

これをミート率と言う呼称にするのが適切か、どうか、
は今回はしませんが、
ミート率を数値として 上げるのは簡単で
シャフトの硬さやヘッド重量、全ての値を同じにして
 ◯ロフト角度を少なくすれば良い のです。

つまり ドライバーショット として 飛ぶか否か は
無視すると ロフト0度や マイナスロフトのモノ が
その「ミート率」という呼称のモノの数値を最大値にする方法です。

ドライバーショット の向上というコトになれば
そのミート率と言う呼称のモノ も含め、ごく当たり前ですが、
打ち出し角度や回転数など 総合的な判断が必要になります。

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ボールの速度を上げるには
ヘッドの動いてきた軌跡に対し 垂直の面 で打撃するのが
一番の方法になります。
ところが、それでは ボールを浮かし続ける回転が生まれない ので
9度とか、10度という 角度を付ける訳 です。

逆を考えると
 ドライバーでは二度打ちすることはほぼ不可能ですが、
50度を超えるような 大きなロフトのクラブでは
二度打ちするコトが可能です。
それは ヘッドスピードをボールスピードに転化する
ロフトが大きく、ボールスピードよりも回転や高さにチカラが逃げ、
ヘッドスピードよりもボールスピードの遅くなる、からです。
二度打ちは ボールスピードの方が遅くならないと不可能ですから…。




ショットを考える際、
ボールをつかまえない と飛ばすことは出来ません。
ボールをつかまえる とは
その クラブの製品ロフト通り ロフト効果を寝かさず使う
そのロフトで出せるはずの ボールスピードを作り出す

というコトになります。

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ゴルフクラブは各番手ごとに ロフト角度と長さ が設定されており
それは かなり重要で密接な関係にあります。
使い易いから と言って
ドライバーを 40インチにしても
ボールの高さや浮力が作り出せず、結局、飛ばないモノ
になり易いですし、
飛ばすために 9番アイアンを40インチにしても
上がるばかりで 距離が伸びない可能性も否めません。

その長さ が決めるのが ヘッドの入射角度 です。
当然ですが、長いものになれば緩い入射角度になり
短いモノになればキツイ入射角度になります。

その入射角度の作り方
 その誤解というか、勘違い が
飛距離を出せないキーポイント になっていると思えます。

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明けまして……投稿◇L型ブリストルパター

2023年01月03日 19時18分16秒 | ゴルフ

店主の依頼を受け、コースで進化版ブリストルパターの
テスト飛行をして参りました。

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まず、練習グリーンで 旧タイプと進化版双方を
それぞれの距離感とタッチを確かめてみたのですが、
一番驚いたのは
進化版は『思った通りの方向に打てる』ということです。

進化版を打って初めて感じたのですが、
旧タイプは弾いて打ってしまうので
ボールの転がる方向とパターストロークの方向が
一致しないのです。

進化版の方は店主の
言う通り
笑ってしまうほど 思ったところに転がります。

その違いはあまりに大きく
ちょっとびっくり。

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友人から市販の高名なパターを借りて
比較してみましたが、
市販の軽~~~いヘッドの硬~~~いシャフトのそれだと
まず 思ってる通りに飛びません。
『パターは飛べばいい』というものではないかも
なのですが、ボールの転がりが悪く
転がりの初速は速いのに届かない、、、
目標手前でいきなりブレーキがかかってしまう具合に
なってしまい、ボールの転がるスピードで
距離感の把握がとてもし辛いのです。

届かせようとすると
無意識に弾くような感じになってしまい
今度は思ったところに向かってくれません。
これは入らないよね、、、

進化版のL型ブリストルは飛びます。
もとい、良く転がります。

 

良く転がるのですが、
ボールの速度はとても遅く
ゆっくり転がりますが、減速もゆっくりで
ゆっくり遠くまで転がる感じです。
とってもナチュラルな感じです。

パターヘッドを動かしたのと
ほぼ同じ速度で転がり始めるので
練習を始めて、すぐに距離感には慣れました。
ボールの速度感に慣れてしまえば
思った距離を打つのが非常にやさしいです。

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小さなストロークで済むので安定感もいいです。

旧タイプのL型ブリストルはもう4年も使っていますから
感じはすぐにつかめましたが、
なにより その方向の作りやすさの違い
『ボールはこんなにも思った通りのところに出せるんだ』
ということに本当に驚きました。

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言いたくはありませんが、
このインチキさ加減と比較すると
市販のどのパターもイップス製造機とか、
パタくそ(パター下手くそ)製造機と呼べるんじゃないかと
思いますね。

これは、、、まずい代物です。
いずれ、ルール違反になるか心配するほどです。

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明けまして……☆悶絶クラブデビュー

2023年01月02日 18時36分52秒 | ゴルフ

長らく待っていた悶絶クラブがやってきました♪

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早速、練習場に慣らしも兼ねて持って行きましたが、
初回は 従来の打ち方から抜け出せず
ダフリ、トップ、シャンクの佃煮から始まりました。

そのダフリ、トップがまずは 当たり損ねのスライス になり、
高さが取れたHighスラになり、徐々に掴まり始めました。

ちょっと夢中になり、昔のように連続で練習場に通いましたが
今、振り返ってみると、
 あれ⁈ 練習すると肘とか腰とか痛くなる筈。。。。。。
だったのが なんともありません。
やわやわシャフトのお陰なのか、ヘッド重量のお陰なのか
よくわかりませんが、ゴルフショットでの痛みからは完全に開放されたことに
今になって気づきました。

流行りのT社のクラブを購入した友人と一緒にも練習に行き、
無理やり打たされましたが
ワンショット、ワンショットが怖くて仕方ありませんでした。
ヘッドが軽く、シャフトが硬いと
 こんなにも歯を食いしばって振らないと
同じ距離が打てないというのは
 比べてみると初めて分かります。
マン振りとはよく言いますが、
マン振りしないと ちゃんと当たらないし、飛ばないのです。
こんなに振っていたら コースではもたないのがよく分かります。

 
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初めて手にしてから 冬を経て3か月半でコースデビューをしました。

結果、スコアはいつも通りではありましたが、
 段違いなのは ラフとバンカー です。
これはヘッド重量なのでしょう。
振らなくても距離は打てるというのが一番体感出来ました。

パッティングも慣れさえすれば距離感がとても安定しやすいです。

右向き不足が頭を出すと スライスも出たりしますが、
そこに意識を持ちさえすれば、万年スライサーだった私が
それを脱却するのは難しくなさそうです。
生まれて初めて ですが、コースのドライバーショットで
ドローボールもどきっぽい球も意図せず出たりもしました。
火の出るような当たり、と言うわけではないようですが
かなりランが出るようで 最長不倒距離も更新しそうです。

アプローチで従来は上げるショットばかりだったので
その点においては今も苦しんでいますが
その課題を克服し、ランニングを主に取り入れれば
スコアも伸ばせそうです。

 
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ゴルフクラブに対し、あまり頓着のなかった私ですが、
クラブによってこんなにもいろいろなコトが変わるのか というのは
少々驚きでもありました。

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明けまして・・・・クラブ調整

2023年01月01日 16時29分51秒 | ゴルフ

ライ角度やロフト角度など
調整やフィッティングの仕事がたびたびあります。

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ボールがつかまらないや
左に引っかかる など症状は色々だと思いますが、
軟鉄のアイアンだから 物理的には調整は簡単です。
1セット 調整だけなら30分もかかりません。

ですが、その症状がライ角度やロフト角度のせい
とは限りません。


スナップショット 1 (2012-10-26 0-58)




ご依頼の際は
✋スイングや総合的なクラブ診断は抜きに
 単に ライ角度・ロフト角度を指定して下さるか
✋スイングも含め、クラブ診断をして
 その症状を取り去る原因を見つける方がよいか
正直におっしゃって下さると助かります。



ご本人が上手く打ててない なんて言いません。
私達は アマチュア…言葉悪く言えば 素人ですから、
上手く打てないのはある意味、当然。

そうでなく、
『つかまらない』
『ひっかかる』
『ボールが上がりすぎる』
『ボールが上がらない』
などの原因は もう少し複合的な要素で生まれます。

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スイング、クラブの扱い方との兼ね合いもありますが、
ライ角度やロフト角度は
『使う方の体力』や
『装着されているシャフトの硬さ』
『ヘッドの重さ』
と『ロフト角度やライ角度』
の兼ね合いになります。
   特に シャフトの硬さは一番比重が重いですね…。

ライ角度の調整が有効な場合は
ソールの傷の位置 (ヒール~トゥ方向) と
フェース面上のボール痕(ヒール~トゥ方向) が
一致している場合のみです。
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ソールの傷は トゥ側にあるのに
フェース面上の打点(打痕)がヒールにある場合など
ライ角度を プラスマイナス2度調整しても
ほぼ何も効果はありません。

また ライ角度はロフトの立ったモノに対しては
あまり出球の左右方向への影響は大きくなく
30度よりも立ったロフトの場合、
2度程度の変化では 方向を左右しません。
45度よりも寝た、大きなロフトの場合
ライ角度の方向への影響はかなり大きいです。

で、困ったことに市販のアイアンセットは
全体の中で ウエッヂのシャフトが硬めのことが多く
シャフトの硬さの流れ、セットとしての流れが
崩れていることがとても多いことです。

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ライ角度は使う方のヘッドスピードと
シャフトの硬さに非常に左右されます。
硬いシャフトを使う場合は
 やや寝た…数値の小さいモノでも使えますが
柔らかめのシャフトを使う場合は
 やや立ち目、アップライトな方が使い勝手は良いです。

ですが、ライ角度は使ううちに
そのライ角度に応じて 無意識に、そこそこ時間をかけて
ボールとの距離を変えたり
構え方が変えてしまう、変わってしまうこともあるので
フラットにすれば、アップライトにすれば
万事解決するモノでもありません。


と 同時に
 硬いシャフトを自分からしならせて使うように成れば
 また話は変わってきます。
やはり 使うのは人間なんだ というコトです。


また ロフトに関しては
ボールを立てる調整に関しては
ロフトを立てると それと同量バンス角度が減ります。
ロフトを寝かして打つ傾向のある方や
煽り打ちが多い方などは
数値としてのロフトが立っても
 実質使用ロフトは変わらなくなるので
調整の意味はありません。

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ロフトに関しても、ライに関しても
まあ、例外がない と言って良いほど
調整が必要な方は キツイスペック
要するに 硬くて使いきれていないシャフトを使っています。

厳しい言い方ですが、ライ角度には疑問を抱くのに
シャフトの硬さには疑問を抱かない というコトの方が
問題を深くすると「わたしは」感じます。

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