【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

オーバースペックが何もかもを決めてしまいます

2023年01月21日 18時38分32秒 | ゴルフ
会田20210701_Moment(2)

シャフトの場合、
自分の体力よりもオーバースペックなもの
 を使うには こすり打ち、意図的な振り遅れを作らざるを得ません。

そういう意味で 軽量スチールから始まっている
 クラブ地獄が アマチュアのゴルフを苦しめている と言えるでしょう。

 これには 罠があって それが コトをややこしく しています。
こすり打ちであっても 振り遅れであっても なくても
ヘッドスピードが速い方が飛ぶのは確かです。
振り遅れでない、ちゃんとクラブを使えるのと
振り遅れで こすり打ちになってしまうのでは
ヘッドスピードを 10%向上できた時(ありえませんが)の
飛距離の増え方がまるで違います。

例えて言うのなら
普通に打った時と
ウエッヂをロブショットした時 の様な関係です。

同じ15ヤード距離を伸ばすのでも
振り遅れでないスイングでは
 ヘッドスピードは3ms弱上げれば伸びますが
おそらく 振り遅れのこすり打ちでは
5ms上げてもいかない かもです。

〇からだの回転~ク
振り遅れやこすり打ちでは
シャフトは勿論ですが、ゴルフクラブの力によって
ボールを伸ばすことはかなり難しいでしょう。

重くすれば振りにくくなりますし
飛ばすため 重心距離を長くしたり、重心深度を深くしたり、
慣性モーメントを高くすれば それも振り難さ になり
肝心のヘッドスピードの阻害要素になります。

ロフトを絞っても、スピン抑制効果の強いヘッドにしても
元々 スピンを必要以上の多くかけ、しゃくって、煽って打つので
数字通りの効果が出ませんから
結局の所 ヘッドスピードに行くしかありません。

そして こすり打ちは 数値として
ヘッドスピードは高くなり易いのです。

インパクトでボールと ガチ当たりしないから です。

こすって打つので ボールの加圧を受けにくいから です。
  ・・・いいんだか 悪いんだか わかりませんがね…

 

私くらいの年齢(50~60歳前半)で言うと
 身長165センチ 体重75キロ
ごくごく普通な体力であれば
 ヘッドスピードは 40msをラウンドを通してキープするのは
 簡単ではないでしょう。

こすり打ちすれば 数値としてヘッドスピードは 43msとかに
なる可能性はありますが、正しく振る 40ms よりも
飛距離が出ることは「絶対に」ありえません。
正しく振る 37ms程度の距離がいっぱいでしょう。

((スライスにさよならしよう_Moment

弊社の悶絶クラブは除外したとしても
 この位の人であれば
 ドライバー45インチ基準で 
 ヘッド重量200g
 シャフトの硬さは180cpm強 位
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
 ヘッド重量270g
 シャフトの硬さは210~220cpm
 位でしょう。

これが そのくらいの体力の人のオーバースペックの境目 です。
これでも かなりきつい領域です。
自分の! というよりもは このスペックを使うためのスイング
クラブ主導のスイングになるのは間違いありません。

ところが そのくらいの体力の人が 
 ドライバー45インチ基準で
 ヘッド重量190g  
 シャフトの硬さは240cpm
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
 ヘッド重量240g
 シャフトの硬さは290cpm
を使っているのです。

私の目から見ると 軽自動車エコタイプのエンジンスペックで
大型のワンボックスカーやベンツを動かしているような状態です。

腰が痛い、ひじが痛い、スイングは悩む というのは
当然のように やってきます。

IMG_0871

・・・・それしか 選択肢がない というのは非常に残念な状態、
   残酷な状態なのかも しれませんが…。

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【神レッスン】ハーフスイングのイメージを変えよう(複製版) #大人の学びなおしゴルフ教室より

2023年01月21日 14時15分40秒 | スポーツ

【神レッスン】ハーフスイングのイメージを変えよう(複製版) #大人の学びなおしゴルフ教室より

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そこ 一番美味しい場所なのに…

2023年01月20日 18時10分10秒 | ゴルフ

そうですね。
ほぼ 全員に近いゴルファーは
ダウンスイングのこの部分、特に下に向かって

中村2022612_Moment

ここの部分で
クラブを振る、ヘッドを振る と
信じて止みません。

このように グリップの移動をほとんど無しに
ヘッドだけ 80度も90度も振る というのは
余りに多岐に渡り 弊害・デメリット満載です。

001002








正しくは
①体の向きが変わるから グリップが移動し
②その結果、ヘッドも移動し、低さも生まれ ボールが打てる
なのですが、
①体だけを回し
②体の止め
③ヘッドに付いた慣性力を伴い
 クラブヘッドを斜め下に 円形に振る
という行為は
大幅なロフト、フェース面の向きの変化を生みます。
体の回転でグリップを移動させることに比べ
クラブヘッドを円状に振るので
 当然 その方向に遠心力・クラブは重くなります。
ヘッドスピードや円弧の作り方
など人によってマチマチでしょうから
違いはありますが、その重さは
おそらく 数キロ分 不必要に重くなるのです。

クラブが数キロ分外に膨らもうとすれば
その分 ボールを当てるため
 体はその反対に反射的に動きます。
ですので 体は一気に左に向く・体を開きますから
円弧も急激に インに切り込みます。

スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)


その重さは下方にも働きますから
やはり 定点のボール 地面にあるボールを打つ為
上方に体は伸びあがる動きが必要になります。

前傾姿勢は必ず失います。

スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)

ここから クラブを振り始めたら
背後にあったはずのヘッド、クラブを
自分の前面に最長の長さで出してくるのですから
左上方に伸びあがり 空間を造ろうとするのは
人間として普通の反応でしょう。

体は開ききり、伸びあがるのですから
アドレスの向きや姿勢は何ら意味を持たなくなります。


 

ダウンスイングの後半で このようにクラブヘッドを振れば
その時点での上方を造る行為は 左サイドを上げる動きです。

進行方向側の左サイドが上がれば
クラブの重さも増すことも伴ない
当然、体重は右に留まります。
623c1d572817337eb8c8724aee59aba5
体の回転に遅らせた腕
それによって クラブフェースの右向き・ロフトの開き が
大きく発生しますから
当然 クラブフェースの左向き・ロフトの閉じ
を造らなければなりません。





この短時間に やることが一気に
数倍~数十倍 増えるのです。

しかも この区間は
スイングの中で 一番高速になり易い区間です。

例えて言うのならば
会社や学校に行くのに
ちゃんと 6時に起きたにもかかわらず
6時55分まで テレビを見続けて
家を出る5分前に 慌てて歯を磨き、顔を洗い
着替えて、朝食をとるだけでなく
慌てていたから 茶碗を割って
その片付けもしているようなものです。

 


テークアウェイは ゆっくりした動作ですし
任意で形を作ることは容易ですが、
ダウンスイングで 体だけを回し
体から生えている筈の腕を置いてきてしまう のは
テークアウェイで 腕だけでヒョイと上げるのと
何ら変わりはありませんし、
より 悪いルーティンやリズムを生み出すと思います。


クラブヘッドだけに限りませんが、
重さとはそこに留まる力です。
クラブヘッドの方が多く動くことは
物理的な自然法則に逆らっているのです。

人間が動かせるのは それを持ったグリップの部分だけ。
グリップが移動するから ヘッドも移動するのです。
445413









重さの有る分 ヘッドの方が少なくしか移動しない
と考えて スイングを造らないと
スイングは円だから ヘッドの方が「当然」多く動く
などどいう カルトとも言える「宗教」から脱しない限り
自分の悩みは絶対に解決しません。

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ゴルフスイング◇ロフト角度

2023年01月19日 22時27分44秒 | ゴルフ

ゴルフクラブのロフト(角度)とは
非常に単純に言ってしまうと

005


各距離を 物理的な要素によって
打ち手の特別な技術でなく
打ち分ける為のモノ
と考えて良いでしょう。

004


ですので
ロフト0度を基点とすると
ロフトが増えるごとに
推進力たるボールの速度が
ボールの回転と上下角度に変換される
いわば 意図的なロス率発生装置 です。

BAUoIFgCcAA1GTf


よって 基準になるのは
地面にあるボールを
ヘッドスピードに関係なく
ロフト0度のクラブで打つと
ボールはほぼその場でワンバウンド、
下、地面に向かって飛び出す ということです。
その場合 地面との抵抗などを除くと
ヘッド重量などの破壊力にもよりますが
ヘッドスピードの1.6倍~1.7倍のボールスピードを得られます。

それが ロフトの付くことによって
回転数は増し、上下の打ちだし角度は増え
その分 ボールスピードは 1.5~1.4~1.3倍
と下がってきます。

よくある ショット計測器 などの
ミート率は この ヘッドスピードとボール速度の
倍率関係を使っており…意味不明にはなりますが、
スイングやショット精度と関係なく
ロフトの立ったモノで打った方が ミート率の数字は上がる
と言ったものです。


多くの人のゴルフショットは
 ティーアップしたボールを
 ロフト0度/の無いクラブで打っても上がる打ち方
 です。
本来のゴルフのショットは
 地面にあるボールをロフトの付いたクラブで打つモノ です。

昔のゴルフ用語では ボールを上げるのはロフト
 自分のスイングで上げるものではない というのもあります。

IMG_0659
イメージではありますが、
このようにボールを捕えると
ロフト0度のクラブでは
ボールは地面にめり込みます。
ロフトがあるほど 球体であるボールは
ロフトと言う坂に逃げ、
それが回転になり、上下角度になるのです。


ロフトの作り出すロス率は
 よりそのロフトを増やしてしまうほど
 ロス度は上がっていくので
 飛ばし屋と自慢している人に限って
 飛ばすモノではありませんが、ロフトの寝た
 ウエッヂはその割に飛びません。

イメージだけで構いませんが
 地面にあるボールを ロフト0度のクラブで打つと
 下に向かって飛び出し、ほぼその場でワンバウンドする
 というゴルフスイングをする方が
 ボールを効率よく飛ばせると思います。

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股関節ってなんですか①

2023年01月19日 16時01分21秒 | スポーツ

股関節ってなんですか①

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L型ブリストルパター をお選びになるステップです

2023年01月18日 22時02分47秒 | ゴルフ

 

.硬さを決める


 

 一般的な34インチのパターですと

 ヘッド重量   320g (ブリストル 480g)

 硬さ(振動数)  350cpm です

 

 シャフトの硬さは『好み』の場合もありますが、

 慣れてくると 柔らかいモノの方が

 ボールの伸び、ゆっくり転がるのに遠くまで転がる、

 ボールが直進性(ボールが曲がらない)が強いです。

 

 大きな違いは『慣れ』に要する時間だと思います。

 想像が難しいかも知れませんが、

 硬さ③④になってくると かなりふにゃふにゃで

 始めの頃は不安に感じるかもしれません。

 

 長さに応じて 同じヘッド重量を使いますが、

 総重量と異なり、柔らかいものほどヘッドは重く感じられます。

 

 ①280cpm

 弊社オリジナルのアルミ製 140gのスチールシャフト

 全体の重量感が非常に重め 総重量は700g近くになります。

 

 ②220cpm

 弊社オリジナルの95g グラファイトシャフト

 色はガンメタリック 濃い銀と黒の間の色です。

 

 ③170cpm

 弊社オリジナルの95g グラファイトシャフト

 色はガンメタリック

 

 ④140cpm

 弊社オリジナルの70g グラファイトシャフト

 色はガンメタリック

 

.長さを決める

 

 32インチから36インチまで 1/4インチ毎でも、

 指定して頂ければ mm単位で製作も可能です。

 

.ライ角度・ロフト角度を決める

 

 標準的な ロフト角度4度 ライ角度71度で造られていますが、

 素材が 軟鉄S15Cのため変更可能です。

 短めにする場合、長めにする場合などご検討下さい。

 

.ヘッドの仕上げを決める

 

 :シャンパンゴールド/金色(Wニッケル) 艶消し

 :シルバー(クロムメッキ) 艶消し

 :ブラック(テフロン) 艶消し   です。

 

 打感等には一切影響がありません。

 順をおって メッキ及び加工が厚くなりますので

 防錆には強くなります。

 

5.グリップを決める

 

 お好みのモノで構いませんが、形状がオーソドックスですので

 あまり変形なグリップや派手な色柄のモノは似合わないかと思います。

 

 お薦めは ロイヤルグリップのパフォーラップ太目(80g) です。

 

手前味噌ではありますが、弊社のL型ブリストルパターは

多くの方に長く愛されているパターで

 一生お使いになることの出来るモノです。

始めのうちは慣れないかも知れませんが、

パター単品で! と言う観点でお選びになられるのであれば

 許せる限り「柔らかい」モノをお使いになられた方が

楽しいかと思います。

 

ただし パター以外のクラブに影響を及ぼすこともご考慮下さいませ。

 

 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10

 046-804-1480  ハミングバードスポルテ

 hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

👉地図

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1HnttYk5C88Z69NJ3GTrwhnuLhUw&msa=0&hl=ja&ie=UTF8&t=m&ll=35.237147030220356%2C139.675211&spn=0%2C0&source=embed&z=9

 

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重心位置との付き合い方③

2023年01月17日 20時57分07秒 | ゴルフ

現在は 一般的なアイアンヘッドとドライバーに
重心距離の格差が広がっているのも懸念材料ですが、
重心深度(重心位置がフェースより奥にある)も
意外に厄介なシロモノです。

スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)



忘れ去られていますが、
ゴルフのクラブを設計する際、
ゴルフクラブの機能を説明する際、
『スイングは体の回転によって!』
『スイングの円弧は体の回転で!』
というのが基本条件で造られ、考えられています。

ですので 昨今の手振りスイング、
多くのプロを見てもそうですが、
からだの回転は単なるきっかけで
からだの回転で腕を引っ張りますから
肝心のインパクト付近は 腕でクラブを振るしかありません。
この振り方ですと、
正式な体の回転よりも 入射角度は緩く、
多くの場合は 入射(上から)ではなく、
仰射(下から)、読んで字のごとく 煽る"入り"になります。
👉クラブはこの振り方で有効に働くようには設計されていません。

重心深度が深いと
重心位置が 重さが一直線になろうとなる傾向から
ヘッドが進行方向の前にでやすくなります。
ヘッドが返り易くなる傾向も強いです。
それによって、自然に入射が緩くなり、打ち出しは取れるが
スピンは少なくなり易く、飛距離が出易い や
(無駄なスピンを抑制できる)
ボールが上がり易い が「売り」なのですが、
元々緩い入射や仰射でインパクトに入る方が
重心深度が深くなると 体が右に傾き、
スイングの円弧の最下点が右にズレすぎてしまいます。

スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)


空中に浮いているドライバーはまだ良いのですが、
これでは 地面から打つフェアウェイウッドなどは
ダフッたり、トップしたりし易くなってしまいます。

これが 昨今、フェアウェイウッドが敬遠され気味、
ユーティリティ形状の奥行きのないクラブが
主流になっている 小さくない、一つの要因と思われます。
(単品価格差の問題もありますが…。)

昔ですが、ロイヤルコレクションと言うメーカーの
フェアウェイウッドが人気があったのが、
この ダフッて、地面に突っかかってしまう部分が
カット・削除されており、俗に言う抜けが良い構造に
尻もちをつきにくい形状になっていたからでしょう。

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ですので 一概に重心深度が深いモノが易しいとは言えず、
上がり易いのを重視するのなら
 大きなロフトを選べば良いですし、
飛ばしたいのなら 重いヘッドを選べば済みます。

正しく 体の回転通りに、もしくは同期して
クラブの円弧を描ける人にとっては
重心深度は恩恵となりますが、
手で振る、振り遅れのゴルファーにとっては
深ければ良い…訳ではないので、
検討の余地のある部分です。
スナップショット 1 (2018-04-02 15-13)スナップショット 3 (2018-04-02 15-14)









ただ 同時に 重心深度は重心角度を形成します。
重心が深いほど重心角度が大きくなりますので
振り遅れの人にとっては ヘッドの返しやすい要素 に
なりますから 悩ましいところです。
ヘッドを返す行為は ロフトを減らしますが、
同時に 尻もちを誘発するヘッド先行を作り出しますので
どちらが優先するか微妙なところ…。
空中にあるボールを打つドライバーを優先させるため
地面にあるボールを打つコトを蔑ろにするか、
そして その振り方は 必ずアプローチ、
特にバンカーショットを得意にさせません。
どうしたものか…。

…そんなことをしなくてよいスイングにするのが一番でしょう。

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重心位置との付き合い方②

2023年01月16日 20時00分48秒 | ゴルフ


ゴルフクラブ扱いの原則は

 
クラブが単独で動くのではなく、
 自分が動くから、結果、クラブが動く のです。

20161215Trim(3)(2)(2)_Moment



 👉重さとはそこに留まろう とするチカラ です。

クラブ全体で言えば、
例えば ヘッドの重さが10キロだったとしたら
グリップを動かしても、それと同量動いてくれません。
移動量は、その重さ分少なくなります。

この原則は ヘッドにも当てはまります。

打ち手が動かすグリップと直接つながっているのは
クラブヘッドで言うと ヒール部 です。
重心位置、特に重心距離は そのヒール部(シャフト)
からのズレ、離れた距離を数値化しています。

IMG_0499


打ち手が体の向き等を変え、グリップを移動させる、
ヒール部を移動させても
重さの中心点である 重心位置は その重さ分、
そこに留まろうとする力を発揮します。
別な言い方をすると
クラブヘッドは トゥ部(先端)はヒール部よりも
動かないのです。動きたがらないのです。

自分で試してみると分かりますが、
アドレスの状態から ヘッドを動かそうとせず、
グリップだけ動かしていくと
ヘッドは左回転、閉じる方向に回転しようとします。

IMG_0640


前傾姿勢があり、右を向くと
左サイドの方が右サイドよりも相対関係として低くなる
のが テークバック時のナチュラルな「シャット」ですが、
それだけでなく 重心位置を『普通に』使ってあげると
やはり「シャット」が形成されるのです。
クラブヘッドは トゥ部を意図的に動かしてはいけないのです。

IMG_0612




👉こんなドリルはどうでしょう?
◯鏡やガラスなどで
ご自分のテークバックの初期初期の
グリップの移動ラインとヘッドの移動ラインを
比較してみてください。
クラブは手の上側に持っていますから
正しくは グリップの通るラインよりも
やや上方をヘッドが移動します。
ヘッドの方が下方を通るのは
 その時点で「駄目駄目」です。

スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)


自然な前傾によるシャットだけでなく
ヒール部を動かそうとしない、重さによるシャットも
意識するとより良いのです。



アイアンとウッドの最大の違いは
重心深度です。
片や 数ミリと 30(3㌢)ミリ以上
この違いは そのテークバックでの
重心位置の取り扱いに大きく出ます。

006


テークバック時、
重心の浅い(数ミリ)のアイアンは開きにくいですが、
重心が深い(30ミリ以上)のウッドは その初期、
一番初めの段階で 開いてしまう(右に回転させてしまう)
と当然シャットも作れませんし、その重さによって
必要以上に グリップ・手・腕も動かされてしまいます。
重心位置をシャフトよりも左(ボール側)に維持しておくのと
シャフトを跨いで右に行くのでは
かかる重さも全く異なりますし、その方向も違います。
当然、それによって姿勢や道のり、トップの行き所も
変わってくるのですから、
せめて シャドースイングや素振りの段階で
その重心位置とグリップなり、シャフトの関係を
掴んでおいて損は無いでしょう。

008



理想的には 出来るだけアイアン・ウッド双方
同じようなボールの位置で、同じように振りたい、打ちたい、
訳ですから このテークバック初期での
重心位置の取り扱いは注意が必要です。

トゥ部を動かそうとしない、を意識すると
より 双方の重心深度の違和感は薄れると思います。

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要らないピザは頼まないで

2023年01月15日 23時35分24秒 | ゴルフ
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多くの人が信じて疑わない
フェースの返し、ヘッドの返し
✋要らないピザは遅効性ですが
かなり根深くスイングの災厄を生みます。



飛距離が思ったように出なかったり
スライスしてしまったり
むやみにボールが高くなってしまったり
それは ヘッドの返しが上手くいかなかった
もしくは ヘッドの返しが足りなかった、間に合わなかった
と信じています。
kumasan201810 (2)_Momentkumasan201810 (2)_Moment(2)この 要らないピザを頼む行為
具体的には
×ヘッドを返す、
×グリップを入れ替える
×シャフトを振る は
そのまま 
●ロフトを増やす動きであり
●体を開く行為であり
●右サイドを下げる動き そのものになります。

そして その行為が
多くの人の ゴルフショット、ゴルフスイング そのもの
ボールをさばく動き そのものになっています。

それを辞めろ というのは
ショットをするな、ボールを打つな と同意語に
なっているのですから 治る筈もないでしょう。

ダウンスイングはもとより、テークバックにおいても
アドレスやグリップにおいても
『その行為をするため』のモノになっている訳ですから
それが消えない限り、どこをどういじっても
 必ず 必ず そこに戻ります。
キャスト_大_Momentキャスト_大_Moment(2)





勿論 そのフェースローテーション~グリップの入れ替え で
ボールを打ち、飛ばし、スコアを良くすることも可能ですが、
非常に難易度の高い「曲打ち」がゆえに絶対量の練習、練習頻度が必須です。

クラブを下げながら からだは上げる
からだを開きながら フェースは閉じる
クラブを動かしながら からだは止める
右手を動かしながら 左は止める
腰は回しながら 肩は止める 等の
逆の動き・相反する動きをせざるを得ないため
難易度だけでなく、体への負担も非常に高く
そのうえ 球数、練習頻度が必要なのですから
マッチョな考えでない限り とても薦められるものではありません。

IMG_0175(2)_Moment


まあ 一番直結な方法は
フェースを返す、グリップを入れ替える打撃では
上手く打てないクラブを使うことでしょう。
逆に言えば そのような打ち方をせざるを得ないクラブと
お別れすることだと思います。

勿論 それだけでは半分しか満たされません。
残りは クラブというモノの構造
からだが回転して打つ という組み合わせを
しっかり頭で把握する必要があります。

技術 動作 運動 と言う部分で言うのならば
ほんの短い 数m打つ ランニングアプローチ
で それが出来るようにならないと
絶対に フルスイングでそれをすることは出来ません。
フルスイングの改造はフルスイングでは絶対出来ません。
数mを思ったようにコントロールできないショットでは
150m 200mをコントロールすることなど出来ないのはわかると思います。

IMG_0148_Moment


ゴルフのショットは 1mも一打 200mも同じ一打カウント、等価の重さです。
飛ばすコトはものすごく大事ですが、
距離をコントロールするショットとフルショットが
違う概念では 自分なりのゴルフスイング・ゴルフショットで
体の故障や無駄な練習量を費やさず
満足いくことは出来ないと思います。

永遠に偶然を追いかけることになるだけです。

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重心位置との付き合い方①

2023年01月14日 18時27分46秒 | ゴルフ


ゴルフクラブの打撃部分、クラブヘッドには
重心位置 と言って
他のスポーツではあまり聞かれないモノがあります。

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これは 打撃部分のヘッドの重量の中心点が
それの装着されている、
打ち手が持っている棒(シャフト/グリップ)の延長線上になく
ズレている その量(距離など)を表す言葉です。

多くの人は勘違いしているか、と思いますが、
この重心位置は
 インパクト時になにがしかの形で
 ボールに作用する、影響を及ぼす のではなく、
その重心位置の違いによって
そこに入ってくるクラブの道のりやサマ が
影響を受ける、インパクトの物理的作用よりも
インパクトまでの時間や経緯に影響を及ぼす のです。
ボールではなく、シャフトに影響を及ぼす と
考えた方が良いかも知れません。

ですので どうクラブを扱っているか
によって その影響は様々で
人によって、だけでなく
装着されるシャフトの硬さや性格、クラブの長さ、
そして 同じバックの中に入っている他のクラブたちとの
共存性/互換性などによっても異なり、
一概に こうだからこう とは言い切れません。


スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)



カタログなどに出てくる その用語の主なところは

✋重心距離
 シャフトから重量の中心点までの距離をmmで表します。
 一般的には フェース面上で計測します。

✋重心高さ
 ソール(もしくはリーディングエッヂ)から
 重量の中心点までの距離をmmで表します。

✋重心深度
 リーディングエッジから重量の中心点までの
 距離をmmで表します。

総称して 重心位置 と言いますが、
この数値は そのヘッドの性格・特色を表します。

5cd72f36028c2f578c994ebcd97f91a7



①重心距離

 この数値の長い は 重い と同意語です。
 当たり前ですが、ヘッドの重さは重いほど破壊力を生みます。
 グリップに対し、ヘッドをたくさん動かそうとする人にとっては
 この長さ、この重さは扱い辛くなる可能性があり、
 どういったスイングをしているのか
 によって 善し悪しが分かれるところです。
 また 同時に 長いものほどモーメントが高く
 (重いのですから当然ですが…)
 ミスに対する耐性、安定度は高くなります。

 どの位の 重心距離の数値が適切か というのは
 とても難しいです。

 重心位置、重心距離は確かにスイング次第ではありますが、
 同時に ほかのクラブとの互換性 がとても重要に
 なって来ます。

スイング破壊兵器である"軽量スチールシャフト"装着の
アイアンが主流になったため、
アイアンの小型化が進み、大型のドライバーと
その重心位置の互換性が急激に乏しくなっています。

従来は シャフトが長く、ヘッドも大きくなり、
その形状から重心が深くなり易いコトもあって
ヘッドが重く感じやすく、シャフトも柔らかく感じやすい
ドライバーを含めた ウッドの方が
アイアンよりも重心距離が短めで
その時代のゴルフスイングは
割と真っ当な道を進んでいました。
アイアンの方が極端に重心距離が短くなり
シャフトの硬さ化が進み始めたあたりから
シャフトを意図的にしならせて打つ のが必要になり始め
それ以前の、昔のスイングに戻ってしまったようです。

IMG_0459



現在の アイアンヘッドの平均的な重心距離は37㎜位です。
これと組み合わせて 
違和感のない使いやすいウッドの数値は35㎜以下。
1995年 今から30年近く前のドライバーの数値です。
その頃のドライバーヘッドの体積は 230㏄強、
450㏄のドライバーにとっては
ほとんど実現不可能な、もしくは
450㏄という大きさを無意味にしてしまうほどのモノです。


おそらく…いや 多分、その通りだと思うのですが、
ドライバーに悩まれる方の 本当の原因は
ドライバーそのものではなく、それと共存する
バッグの中にある他のクラブ、特にアイアンのせい、
アイアンのヘッド、シャフト、シャフトの硬さなど
と言えるのではないか と思っています。

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