店長「 動く(柔らかい)シャフト と
動かない(硬い)シャフト で
極めつけの違い が 慣性モーメント なんだと思います。」
質問「一般的には 慣性モーメントの数値が
大きい程やさしい、芯が広い
と言う刷り込まれ方 ですが…。」
店長「広義としては 正解です。
慣性モーメント
実際には ヘッドのトゥヒール方向に対しての効果ですが、
ヘッドの重量点を軸とした
ヘッドの運動性 と言ってよいでしょう。
数値が高いと 実は「運動性が低い」
要約すると 運動性が低いので ボールがヘッドのトゥヒール方向
多少 ズレたところに当たっても
ヘッドに回転する、フェースの向きを変えるような運動が
『起こり難い』コト を指します。
![445](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/1/4/142b5230.jpg)
それは打撃時の問題ですが、
ヘッド・クラブそのものの移動 に関しても
数値の大きいモノほど、動き出すのにエネルギーは必要ですが
一度運動が始まると 運動の持続性が高く、
姿勢が保たれ易い、打ち抜き易い のですが、
どちらも 棒の延長線上に 重量の中心点(重心位置)が揃う、
重心位置の運動性 を指しているので
硬いシャフトで😵 棒の延長線上と重心が揃わない場合、
単に ヘッドの回転し辛さ、取り回しの悪さ、
大きな車で 細かい狭い道を走るようなモノになってしまいます。
慣性モーメントは ヘッドの重心点を軸として
軸運動を表す数値ですので
ソコが軸になって無いと意味を成しません。
ヘッドローテーションが必要なシャフトの硬さやクラブ、
スイングの場合 軸点がヘッドの重量点ではなく
シャフトになりますので その数値は補助や恩恵では無く
邪魔なモノ、害悪にまでなり得ます。」
質問「手で振る、ハンドリリースをする人に取って
慣性モーメントの大きなモノは フェースローテーションそのものが
し辛い✋と理解して正解でしょうか?」
![ヘッドはグリップを追い越しません!_Moment(2)](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/8/a/8abdd5fc.jpg)
店長「はい、その通りです。
ヘッドのデザイン として 慣性モーメントを高める には
〇ヘッドを大きくする
〇シャロー形状にする
〇ヘッド重量を重くする ですので
どれもが フェースローテーション派には不向きです。
ですが、慣性モーメントも 重心の深さ も
クラブヘッドの『進化』の歴史ソノモノと言って良いですから、
当然 これからもその部分は進む可能性があります。
その恩恵が受けにくくなる クラブセッティング(シャフトの硬さ)
その恩恵が受けにくくなるスイング…クラブ扱い は
基本、出来るだけ避けるべき だと思います。」
質問「シャフトが硬いと クラブの運動とヘッドの重量点の一致
が行われ難いので その恩恵が受けにくい というコトですね。」
店長「はい、その通りです。
そういうコトも含め シャフトの硬さを吟味する。
シャフトの『銘柄』を選ぶのも 楽しみのヒトツではあるのですが、
硬いシャフト、動かないシャフトでは
シャフトの特性も発揮され難いですから
シャフト選び の 意味がなくなってしまいます。」