ヘッドはグリップを追い越しません!
<time datetime="2016-08-12T03:13:13+09:00"> </time>
一般的には、グリップを支点にヘッドを動かす
ヘッドを振る、シャフト(ヘッド)を返す というのが、
ゴルファーのスイング、クラブ扱いの概念で、
縦横、どの方向で有っても、上げる&下げる
しならせる&しなり戻す、開く&閉じる
という、行きと帰りの2アクションが基本なんだと
思います。(それが間違いなんだけど…)
スイングを改造、改良しようとした時に、
その行きと帰りの二つの動作の
多くの場合、帰りを直すことに焦点が置かれるのでしょう。
はっきり言えば、スイングを改良していくのに
動作を二つにするのではなく、一つにする など、
動作を減らして簡素化していかない限り、
我々は日々、年齢を重ねていく訳ですから
うまく行かなくなります。
![スナップショット 2 (2013-04-08 23-48)](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/f/2/f2d64d01.png)
ましてや、帰りを改善する場合は
急ぐ、速くする、増やす、間に合わす
など、その二つの動作ですら、うまく行かないのに
さらに、自分に動作を要求することになるのですから
根本的には解決することが出来なくて当然、
と言えるでしょう。
今のスイングをよくする場合、
せめて、帰り(戻り)ではなく、
その戻りを簡易にするための、
『行き』⇒テークバック に注意を
払うべきです。
帰りは スピードが増すのも有り、重力や遠心力など
その名の通り、「不可抗力」が増大しまうから
修正するのは容易ではありません。
繰り返せる「同じ修正」はさらに難しくなります。
スイングもミスは、9割を超えるほどの原因は
体の向きの変更で動かすべきクラブを
腕さばきで行っていることに有る ので
言うならば、腕の運動量が体の運動量と
合っていない状態なのだから、
それを後程、小さな筋肉である、
クラブの負荷がダイレクトにかかりやすい
腕で修正すること自体、間違いなのだ。
だから、何度も言うけど
本来は、動き自体を減らす、無くしていくこと
が最終的な目標なんだけれど、
とりあえずは、行き(てーくばっく)を
体の向きで、体の運動量を増やし
腕の運動量、腕でクラブを移動させる量を
減らすところに注視しなければならない。
![5eff72cc-s](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/4/a/4aa3e156.png)
ゴルフクラブ は長い棒の先に重さが集中して
その打撃部分であるヘッドはとっても歪な形をしている。
重さも左に動かす時と、右に動かす時、
上に動かす時と、下に動かす時で
同じような感じには全くならないのだから、
これを自分で「操ろう」とすること自体
無理があるし、この概念に過ちの根源がある。
先端に重さが集中していることや
その姿勢や位置によって、重さのかかり方が違うところは
ちゃんと扱うと、自分の方がその重さや方向によって
上手に打たされてしまうように出来ているので
クラブを操る その思い込みから疑っていって欲しい。
![25926758](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/4/0/40f1928b.jpg)
だから 是非 一度試して貰いたいのは
クラブ。。。L型ブリストルパターを持っていれば
そのパターが一番分かりやすいんだけど、
トップの位置、姿勢を作った場合、
自分の作る「その姿勢や位置」が
自分そのものやグリップの位置を
次にどの方向に行かせたがっているか
どんな重さが掛かっているか 感じて欲しい。
そして、逆に、自分、もしくは自分のグリップを
次にどこに持っていきたいのか と共通するのは
どのトップのクラブ位置やクラブ姿勢なのか
探ってみる方が、練習場でたくさんボールを打って
出る球(弾道)で、スイングの良しあしを決めるより
数倍、数十倍、実りのある練習だと思う。
ゴルフクラブはパターも含め 14本で構成されます。
まあ いまどきルールいっぱいまで本数を揃えている人は
多くないかもしれません。
ゴルフクラブにも少なからず流行り廃りがありますから
それに伴って クラブを買い替えたりする訳ですが
①ドライバー
②パター
③ユーティリティ
④ウエッヂ
⑤フェアウェイウッド
⑥アイアンセット
おそらく この順序というか
買い替えられる品目はこんな感じだと思います。
見ての通り アイアンセットまでは単品です。
これが曲者なのです。
練習場などで行われる 試打会 では
例えば ドライバーであれば
ロフト・シャフトの硬さ・長さ など
その試し打ちのクラブをテストすることになるのですが、
繰り返し そのクラブを打ち続けます。
決して 自分のクラブと交互交互に打ったりしません。
①そのクラブを打ち 初球はイマイチ(100点満点50点)
5球目にやっと満足できる球(100点満点80点)が出る
②自分のクラブと交互交互に打ち
双方ともに まあまあ の結果(100点満点65点)
③自分のクラブと交互交互に打ち
たま~に 試打クラブ に火の出るような当たりが出る
(100点満点 95点)が 従来の自分のクラブが当たらないか
たまにひどいミスがでる。
人間の修正機能はとても優秀です。
同じクラブを何球も打ち続ければ、なにがしかの修正が入り
いずれ ほどほどの結果を導き出します。
新しいドライバーを買えば
当然 それを一生懸命練習するでしょう。
しかし なにか、シャフトの硬さなどが
バッグに入っている元々の自分のクラブと離れている場合、
新しいクラブに適応するための修正は
同時に 従来のクラブをうまく打たせない可能性を秘めています。
ゴルフクラブだけではありませんが、
それを活かす環境というのも考慮に入れてください。
呉越同舟にしないように。
スイングの悩みの少なからずの部分
新しいクラブを導入して………発生したりします。
新しいクラブを使いこなすための工夫が
従来のクラブをうまく打たせなくするのです。