涼しくなってきたけど・・・ 第６回怪談

今週末に筑波で学会があります。
そういえばつくば市っていろいろな「噂」が絶えないところなんです。

まず、筑波大学の学生はほとんどが寮生なのですが、寮での自殺騒ぎが多いそうです。
そんなこともあってか、筑波大学にはいつしか「出る」ということになっています。

また、人面犬もつくばで生まれたといわれています。

では、そんな噂を、一部ですがご紹介しましょう。


《マラソン幽霊》
筑波大学の寮では毎晩１２時ごろになるとマラソンをする幽霊が出るそうです。
隣の壁から『タッタッタッ』という足音が聞こえてきたかと思うと、壁から短髪のランニング姿でたすきをかけた男が出てきます。
「うわっ！」
驚いている間に反対側の壁に消えていきます。
すると隣の部屋からも・・・「うわっ！」

はじめのうちは怖がっていたのですがそのうち慣れてきました。
何せ毎晩出現するのですから・・・

そうすると、『幽霊はゴール直前で死んだ。その未練のせいで成仏できないのだ』と言った噂が流れるようになりました。
そこで、ある寮生が、幽霊が通る部屋でゴールテープを張っておきました。
その日の夜、いつものように『タッタッタッ』と足音が聞こえてきました。
そして、ゴールテープに差し掛かった瞬間、幽霊は両手を挙げて満足そうな顔をして消えていきました。
それから寮には、この幽霊は出てきていないそうです。


《姉さん》
つくば市にある集合住宅の向かいにファミリーレストランがあります。
このファミレスの前で信号待ちをしていた幼い男の子がいました。
そこで、男の子は道路の向こうにお姉さんを見つけて思わず走り出しました。
「姉さん・・・」
男の子はトラックに轢かれて即死でした。

それからしばらくして、大きな地震があり集合住宅に亀裂が入りました。
そこにはこんな文字が読んで取れたそうです。

『姉さん』


《スクランブル緊急発進！！つくばロボ！！》
最後に怪談ではないのですが、僕の好きな話をひとつ。
筑波大学の校舎は普段は普通の校舎として使われています。（当たり前だ）
ですが、『有事』の際には校舎が合体し、『つくばロボ』になると言われています。
『有事』ってなんだろう？

これには、筑波大学映画研究会が作ったプロモーションビデオに『つくばロボ』のアニメを流したところ、大反響だったためこの噂が本当っぽく流れてしまったと言う話もあります。
この、映画研究会の話自体がデマの可能性もありますが・・・


この他にも筑波にはたくさんの面白い話があります。
学園都市なんていう街の特性からかもしれませんね