気になりつつも忙しくてなかなか見に行けなかった「小谷元彦展~幽体の知覚~」
いよいよ展示期間が明日までって事で、台風のさなか高松市美術館へ。
朝イチに行ったかいあって、観客は殆んど居らずゆっくりゆったり鑑賞。
最後の水が落ちて来る映像作品は、気持ちよかったので鏡の床に寝っ転がり2回転くらい観てました。
でも、ん~。なんて言えばイイんだろ。
好みの世界観ではあった。
人体や液体、獣をモチーフに、
木、FRP、骨、写真、ブロンズ、蝋… オブジェだったり映像だったりと様々な素材を、
様々な手法で精緻に、大胆にあやつり作品として定着させてる。
入場して直ぐのところにあった狼の毛皮のドレスとか、
綺麗なトラ杢の出ている曲げ木を大量に使った、巨大な歯車の様なドレス(スカート?)
(↑ウチにある天童木工のマッシュルームスツールを思い出した)
とか正直スゴイな~と思って。
飽きること無く、最後まで全部じっくり観たんですが、
...何か物足りない。
作者の思想、考え、伝えたい事が、作品から伝わって来ない。
何が言いたい(したい)んだろ…?って感じ。
器用に色んなマテリアルを使い別けれてる分、
すげー頑張って時間掛けて作ってんだろうけど、それぞれへの思い入れが希薄に思てしまう。
僕の感受性が鈍いだけかも知れんですが...。
見た目だけで言うと、似た様な作品を作ってる人は、
何人か居るわけで(そんなこと無い!って言われるかも知れないですが僕にはそう見えた)
あ~こんなの前に観たことあるな~って既視感が先に立って、
感動が薄まってしまったのかも知れません。
何かに影響を受ける事がダメって事ではないのですが、
だからこそ作者のコアが何処に在るのか…何を衝動にこれだけの作品を作り上げたのか。
が、気になる。が、僕には見えなかった。
疑問に思い出すとあれこれ気になり出して、
遠目に見る分にはイイんだけど、近くで見たら質感、仕上げがイマイチだったりとか、
生臭くあって欲しい作品が現代的マテリアルでさらっと仕上げられてたり
(良い悪いは別としてヤン・ファーブルの昆虫オブジェは本当に臭かった)
とか、妙に小ぎれいでさっぱりしてる。まぁ。好みの問題かもしれませんが。。。
途中からずっと違和感を持ちながら観て来て、
最後 会場を出たとこでメイキング映像みたいなのが上映されてて見たら。
そこには、大きなアトリエでスタッフに指示しながら作品を作る、
若くてファッションセンスのいいイケメン。
自分の作品について、饒舌に語る頭良さそうな作者の姿が… 。
ん~。ベンチャー企業の社長... 起業家みたいに見えた。
必然性に駆られて表現せざるを得ない人… では無いんだろうな。
女や生活に困ってる訳でも無さそうだし。どうしようもない何かを抱えてる訳でも無い。
僕にはそう見えた。良い悪いではなく...
それが今風なんかな。僕が古い人間なんスかね。
1000円払って見る価値はアル。と思う...けど、
何か線が細くて、生命力が感じられない。
僕には「まぁ。悪く無いんじゃない?」程度でした。まる。
いよいよ展示期間が明日までって事で、台風のさなか高松市美術館へ。
朝イチに行ったかいあって、観客は殆んど居らずゆっくりゆったり鑑賞。
最後の水が落ちて来る映像作品は、気持ちよかったので鏡の床に寝っ転がり2回転くらい観てました。
でも、ん~。なんて言えばイイんだろ。
好みの世界観ではあった。
人体や液体、獣をモチーフに、
木、FRP、骨、写真、ブロンズ、蝋… オブジェだったり映像だったりと様々な素材を、
様々な手法で精緻に、大胆にあやつり作品として定着させてる。
入場して直ぐのところにあった狼の毛皮のドレスとか、
綺麗なトラ杢の出ている曲げ木を大量に使った、巨大な歯車の様なドレス(スカート?)
(↑ウチにある天童木工のマッシュルームスツールを思い出した)
とか正直スゴイな~と思って。
飽きること無く、最後まで全部じっくり観たんですが、
...何か物足りない。
作者の思想、考え、伝えたい事が、作品から伝わって来ない。
何が言いたい(したい)んだろ…?って感じ。
器用に色んなマテリアルを使い別けれてる分、
すげー頑張って時間掛けて作ってんだろうけど、それぞれへの思い入れが希薄に思てしまう。
僕の感受性が鈍いだけかも知れんですが...。
見た目だけで言うと、似た様な作品を作ってる人は、
何人か居るわけで(そんなこと無い!って言われるかも知れないですが僕にはそう見えた)
あ~こんなの前に観たことあるな~って既視感が先に立って、
感動が薄まってしまったのかも知れません。
何かに影響を受ける事がダメって事ではないのですが、
だからこそ作者のコアが何処に在るのか…何を衝動にこれだけの作品を作り上げたのか。
が、気になる。が、僕には見えなかった。
疑問に思い出すとあれこれ気になり出して、
遠目に見る分にはイイんだけど、近くで見たら質感、仕上げがイマイチだったりとか、
生臭くあって欲しい作品が現代的マテリアルでさらっと仕上げられてたり
(良い悪いは別としてヤン・ファーブルの昆虫オブジェは本当に臭かった)
とか、妙に小ぎれいでさっぱりしてる。まぁ。好みの問題かもしれませんが。。。
途中からずっと違和感を持ちながら観て来て、
最後 会場を出たとこでメイキング映像みたいなのが上映されてて見たら。
そこには、大きなアトリエでスタッフに指示しながら作品を作る、
若くてファッションセンスのいいイケメン。
自分の作品について、饒舌に語る頭良さそうな作者の姿が… 。
ん~。ベンチャー企業の社長... 起業家みたいに見えた。
必然性に駆られて表現せざるを得ない人… では無いんだろうな。
女や生活に困ってる訳でも無さそうだし。どうしようもない何かを抱えてる訳でも無い。
僕にはそう見えた。良い悪いではなく...
それが今風なんかな。僕が古い人間なんスかね。
1000円払って見る価値はアル。と思う...けど、
何か線が細くて、生命力が感じられない。
僕には「まぁ。悪く無いんじゃない?」程度でした。まる。
チラシがあまり興味を惹かなかったのですが、
知り合いに図録を見せてもらって、ガゼン
興味が出て...
結構好きな世界で、満足して観たんですが、
span21さんの言ってる意味は分かるような...
基本が、美術というより、サブカルチャー的
なんですよねー。
おっ、というような迫力は確かに不足してる
かな。ライト感覚で観れちゃうところは
ありますね。
H.R.ギーガーが表現している世界とかに
似てますよね。
展示配置は本人が来て指示したそうです。
やはり、作家本人の列品はいいな、
と思いました。
映像の滝の中に入る作品は...
酔いました
しばらく観てたけど、そそくさと出てきました。
お気に入りは、筋肉繊維まるだしのウマに、
日本刀握った筋肉繊維まるだしのヒトが
乗ってる作品(SP4:The Specterというらしい)
でした(説明すると、興ざめだな...)
まぁ。いつもの文句言いですよ。
楽しんで観てしまった事は事実でやんす。