「僕が作ったギターの名器」の著者 椎野氏が立ち上げたVestax。
この本を読めば氏の関わられたギター、ベースを弾いてみたいと思うはず。
以前そのブランドの6弦ベースBV-VIを持ってた事があるのですが、
弾きこなせず程なくして手放しました。
6弦は僕には難し過ぎました。(^^;;
でも、このちょっと変わった造形の美しさや高橋ゲタ夫氏が使ってる…なんてところから興味はずっとあって、
ただ、そもそもそんな大量に出回ったベースでは無いので出会いも少なく。
あっても高値が付いてるし程度はイマイチだし…ずっと縁の無かったベースなのですが、
今回ようやく納得できる個体の入手に成功。
4弦のBV-4です。
鮮やかなシースルーのエメラルドグリーンの奥にメイプルの杢が美しい。
ボディ構造か変わっていて3層の積層構造。
トップのメイプルがかなり厚く、センターのおそらくマホガニー…かな?と同じ厚み。
バックはおそらくアッシュかと思います。
バックをアッシュだけにせずセンターにマホガニー、
トップのメイプルがこれだけ厚いのには何か理由が有るような気がします。d( ̄  ̄)
ジョイント部分はセットネック構造。
ヒールも丸く丸められて弾きやすそう。
ピックアップは何も記しの無いカバードタイプ。
おそらくVestaxのオリジナルでしょうか。
リアピックアップのみ斜めに取り付けられています。
グリーンの色とあいまってTUNEのナルチョモデルの様にも見えますね。 (-⊡ω⊡)
コントロールはボリューム、バランサー、ローとハイのカット&ブースト。
ゴールドのメタルノブに円形に掘り込まれたボディが高級感を醸し出してます。
バックパネル内部はこんな感じ。
ポッドそれぞれに小さな基板がくっ付いています。
メッキぐ剥げて来てますがブリッジもゴールド。
ガッチリしていて1駒に対して3つもネジが付いていて細かな調整と固定が可能になってます。
これも見たこと無いのでオリジナルでしょうか。
追記:香べ会の時にnyc_4398さんにゴトーではないか。と情報を頂いたのと、
通りすがりさんにコメントでブリッジは、Gotohの510Bと判明致しました。
トラスロッドの口はボディ側でむき出し。
1/3回転ほどさせたら真っ直ぐになりました。
指板はローズウッドでしょうか。
ヘッドもエメラルドグリーン。
僕の知ってるBV-4は3/1のペグ配置だったのですがこれは2/2。
裏を見るとこんな感じ。
これって…一列配置用のペグを無理やり付けてないか?Σ(-∀-;)
まぁいいけど。
バックも綺麗な状態です。
ツノの内側にはVestaxベースの特徴?とも言えるトゲが。
塗装はグリーンの上に厚めのクリアーがかけられており艶っぽい。
音の方は、モダンでタイト。
固過ぎないまとまった音で、とても使いやすい印象です。
指弾きで確実に応えてくれ、スラップしても気持ちいい。
ちょっと変わったカタチなので見た目の好き嫌いは別れるでしょうが、
とても良いベースです。
明日の香べ会にも持ち込みます。(・ω・)ノ