on Bass+

~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

TEISCO / SPECTRUM BASS '60年代オリジナル

2013年04月14日 00時00分16秒 | BASS Collection
コレもずいぶん前に紹介した事はありますが、
次の香ベ会に持って行くのに色々整備してたら、
もっと詳細なところを紹介しないとなぁ~と思い、各部のアップ画像を追加します。

なんと言ってもこの流麗なフォルム。
こんな立体的なボディ最近のギターには無い懲りようです。
実際に抱えてみてもとてもバランスが良く弾き易いのも素晴らしい。



そして音の要である特徴的なピックアップ。
コレはTEISCOの中でもこのSPECTRUM BASSにしか搭載されていないタイプで、
ピックアップの裏側からコの字型に金属板が延びており、その先端がピックガードを突き抜け出ているんです。
おそらく....ハンバッカーの様な構造になっているのではないかと思いますが、定かではありません。



それに対してこの時代のTEISCOはしょうがないのですが、
鉄板を曲げただけの簡素なブリッジ。
ブリッジカバーが残っている物は珍しく、コレはミュートスポンジまで残っています。



指板はローズウッドだと思うのですが縞模様がとても高級感を出しています。
また、ポジションマークは扇形のセルロイド。美しい仕上げです。



コントロールノブは古いステレオアンプを思わせる様なアルミ製。
今のギターには無い質感ですね。
TONEは通常と反対の効き方で、10まで回すとモコモコ。0でハイ上がりになります。
これはTEISCO全てのギター、ベースに共通の仕様です。



今回の整備に当たって弦をフラットワウンドに張り替えたのですがネックは真っ直ぐ。
とてもいい状態を保っています。



出力は大きめで、ズ太くファットで豊潤な音。
ホールピースに押し付けるように弾けば、ブリッ!っとパーカッシブな音がとても気持ちいい。
NB-4と列んでTEISCOの使えるベースだと思います。



いっぺんくらいライブに持ち出すか。。。





コメント (1)
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