『斬(ざん)』

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メダルの価値

2006年03月07日 | 想った事、感じた事
 あまりにも予想以上にメダルが取れなかった今回のトリノオリンピックを見ていて、ふと感じたこと。

 結果として、荒川静香さんの金メダル一個だったのだけれど、日本としては、あれが銀でも銅でも注目度はそれほど変わらなかったんじゃないかと思った。 もちろん、女子フィギュアのオリンピック金メダリストってのは、世界的に見るととんでもない価値というか権威があり、その後の可能性も凄すぎるんだけど、それはこの際置いといて。

 ねー、前回の夏季五輪の柔道女子は金メダルラッシュだったけれど、全ての人の顔と名前を覚えてますか?参考

 オレ自身、まったく覚えてない。

 これは仮定で考えるけど、もし今回のオリンピックで、日本のメダル獲得数が無名な選手の銅メダル一個だけだったとしたら、その人は銅なのに国民から名前を覚えてもらえるし、日本に帰れば、これまでのオリンピックで活躍した銅またはそれ以上のメダリスト達よりも、ちやほやされただろうことは想像にがたくない。

 この差ってなんだろうな?って思った。希少価値という価値基準。この考え方って、他にも流用できそうだな、と感じた。

 地味目なカーリングが今回やたら目立ったってのも何か関係ありそう。そーいえば、以前視たドラマだか映画だかを思い出した。内容は、何の競技でもいいからオリンピックに出たくて、近々正式種目になる無名なカーリングに目を付けてやり始めるって話。何だか視点が似てるなって感じた。断片しか覚えてないけど、あれはなんだったかなぁ?


※注意:メダルが何個とか何色がどうのと言う考えは本来好きではありません。今回の記事では、希少価値ということを分りやすく表現するため、引き合いに出しました。その辺り誤解なきようお願いします。