夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

何気なくつづっているつもりでも、その人の特徴と傾向がみえてくる。

2007-12-19 23:40:07 | 日記
「最近全然更新してないじゃん」
とここを見ている友達に言われていたのですが、投稿ページを開くも時間的なものや、その他いろいろな要素から放置してました(^^;)
おひさしぶりです。


さてさて、近年、専門的な知識がなくてもはじめられるブログが、広く普及したわけですが、日々何気なくつづっている自身のブログを解析して、普段自身がどういった傾向のものを書いているのか、またそれらがどんな著名人のブログと似ているのかを見せてくれるのが、今日ご紹介する
「MyBoo」 です。



「MyBoo」はブログのURLを入力して解析ボタンを押すだけで、ブログのRSSフィールドを解析して
最近の感情、傾向の似ている著名人のブログなどを表示します。

解析結果には、最近の投稿の傾向が判別され、その判定要因になったワードも表示されます。
また似ている著名人のブログに関しては、そのブログと同じ判定ワードをもったところが表示されるようです。


・・・ということで早速自分のブログのURLを解析。
すぐに結果が表示されます。




なんだ、恐怖感って!(^^;)

まぁ、判定ワードをみたところではたしかに・・・と思えるのですが、そう考えると投稿記事に対する割合としてこういう類のワードが多いんでしょうか。
ちょっと前に柔道について書いただけあって、柔道家が引っかかってますね(^^;)

客観的に自分のブログを見てみるというのは結構おもしろいもので、知らない間に傾向というのがでてくるのかもしれません。
最近の投稿記事を見ているようなので、またしばらくしてから解析すると違った結果がえられるのではないかな~と思います。

・・・ということで気になった方は以下からどうぞ。

                ■■■  MyBoo  ■■■


  *ちなみに、その他のブログで試した結果ですが、どうやらエキサイトブログはURLによってはうまく読み込めないものがあるようです。

商品名につけられた「新」や「超」はホントにそれだけの付加価値があるのか。

2007-12-15 23:50:32 | 日記
食パンを朝食に食べることが結構あるのですが、毎回気になるのが、ヤマザキが売り出している「芳醇」シリーズ。
これ、「芳醇」という普通のパッケージの商品があり、さらに、「超芳醇」があります。これがこだわりのなんとかだとか。
極めつけは、「特選 超芳醇」
もう何がなんだかという具合。
私はCMをやっていたこともあり、超芳醇を最初に知り、超ということは、普通のがあるのかな・・・?という疑問をいだいたほどです。

これより上のグレードとして「超特選 超芳醇」がうまれないことを祈るばかりです(^^;)



さてさて、ついに新しいデジカメになりました。
いろいろと迷った結果、広角はすてがたいということもあり、キャノンのものになりました。
ただ、800万画素。
店員さんによれば、800も1200もそれほど違いはないとのこと。
ホントかどうかはわかりませんが、とにかく決まったそうです。

ということで、早速実物をみたのですが(親が買ってきたわけです)、まずは液晶の大きさ見やすさ。
今までが小さすぎたこともあるのですが、視認性抜群です。

早速午後に近所へテストショットということで、また復活した従来機と新型機の両方をもってうろうろ。
大きな違いが起動時間。
新型は0.9秒だそうで、撮影したいと思ったときにすぐに撮ることができるという点では非常に便利。
従来機の画素が400万なので、2倍になったわけですが、まだこの段階ではあまり大きくは実感できませんでした。

・・・と何か肌に冷たい感触を感じ・・・
いつのまにか真っ黒な雲に空が支配されており、大粒の雨が降ってきました。
天気雨で弱いものだろうと・・・思っていたのですが、結構な強さで振り出してきたので急遽帰宅。
結局屋内で試してました(^^;)

PCに取り込んでチェック。
画素数が2倍になっているということはデータサイズも2倍・・・になってはおらず今までと同じでした。
あれ?
ただ、画像はかなり鮮やかに撮れているよう。


これでこの冬はいろいろと撮影できそうです♪

たとえそれが他人にとっては当たり前なことだとしても、嬉しいと思えることがある。

2007-12-14 23:54:16 | 日記
ちょっとうれしかった出来事を徒然。


今日も授業で柔道がありました。
団体戦なので、相手も体重差など関係なくあたるわけなのですが、今日の試合での相手は、自分よりあきらかに身長が高く、おまけに強い部類に入る人・・・。
同じチームからは「できるだけがんばれ」という感じで、
まわりも試合結果はわかっているような感じでした。

試合時間は2分。
身長低い分、奥襟を取られてしまうと困るので必死にそれをさけつつ、足技。
・・・といっても相手のほうがすばやいので何度も技が入りかけたのですが、なんとか、バランスを保って防戦。
そのうちの一回がはいり、背中がたたみにつくことだけは防いだものの、絞め技が。
ギブアップ寸前で待てがかかり一端小休止。

まわりはあっという間に試合が終わらないことにむしろ驚いてました。
それゆえ声援が。

残り1分をきっていたのですが、また相手に何度も技をかけられたのですが、それにもなんとか耐え、多分、このときだったと思うのですが、相手が技をかけているところで、重心がかなり偏っている相手の足をはらったために、相手が背中から。
つまり一本だった様子。

・・・え?勝っちゃったよ?

正直、ここで自分がどうやって技をかけたのかよくわからなかったのですが、とにかくまわりからはすごいな!といろいろいわれました。
あとで聞いたところ、結構綺麗にはいってたとか。
自分ではそんな実感まったくなかったのですが(^^;)
とにかく勝てたことがすごくうれしかったわけです。

なぜ、そんなに嬉しいのか・・・というと、実は柔道がはじまって5年間1度も買ったことなどなく、しかもまともな勝負すらできないという状態でした。
柔道の授業は高2まで。
どうしても1回は勝ちたかったというわけです。


・・・というわけでかなりその余韻を引きずってました(^^;)


どんなものでも、いつか限界がやってくる。

2007-12-12 23:45:19 | 日記
また一日あいてます(^^;)


さてさて、以前ここで、デジカメの異常が頻発していることをかいたのですが、あのときはコンパクトフラッシュのほうが悪いと思い込んでいたのですが、ここにきて、実はハードの問題であることが発覚。
一時期また復活していたのですが、3日ほど前また、休眠状態に入ってしまいカードに反応していません。

よく考えれば400万画素の今のデジカメは5年前から使っていたもので、そろそろ限界なのかな~という感じです。
一応現在のものは、運がよければ使えるという状態ではあるのですが、撮りたいときに使えないのでは意味がないので、親が代替機に購入を検討。
今日各社のカタログを持って帰ってきたのですが、カタログを眺めていると各社がしのぎを削っている状態・・・(^^;)


それにしても今の400万画素のものとは比べ物にならないほど進歩していますね~
手振れ補正に始まり、顔検出機能など、撮影をアシストする機能だけでなく、画素数も今では800は当たり前で、ちょっといいものになると1000万画素も普通になってます。
今のはやりは顔検出機能あたりで、これについてはどこの社のカタログにも入ってました。

ちょっといいなぁ~と思ったのは広角28ミリ搭載のもの。
これ以上下がれないけど、もっと広くとりたいというシーンは以外と日常にもあるんですよね。
そういったところでこれが使えるとなかなか便利。
手振れ補正があれば、夜景撮影にも使えるかな~?ともくろんでいるところです。


5年でこれほど変わるものなんですね。

Jazzとともに、夜のゆったりとした時間を。

2007-12-10 23:52:25 | 音楽
今日の帰り。
逆方面の友達と別れ電光掲示板に目をやると、
京王線人身事故との文字。
駅改札付近は人だかりが。
ホームにあがったところちょうど出発ということで乗り込んだところで、動き出したので、よかったよかったと思ったのですが、結局一駅先まで。
そこですべての電車を止めるだとか、調整だとか、駅放送も車内放送もどちらも要領をえないので、どうしようかな~と迷っていました。
・・・というのもここから遠回りではあるのですが迂回できるから。

こういう場面、どっちかを選択するというのは優柔不断な私にとってかなりの一大決断です。
ただ、ちょうど車内で、「そうなの、電車がとまっちゃって。」と携帯で連絡する一人の女性が。
静かな車内ではその声が響くのですが、その会話で、「そうそう。各駅各駅すごい時間とまってて間に合いそうにないの。」

ありがたい情報です。
このまま進んだとしても結構厳しいことが予想されるので、振り替え乗車券をもらい迂回開始。
普段の通学とは無縁のルートを経由して帰ってきました。


年末になると人身事故ふえるんですよね・・・。
いわゆるその年までに回収しなければいけない何かとかが絡んだものがあるんでしょうが。
ただ、今日の駅員や乗務員の方々の、大変そうな姿をみていると、このような事故が起きないことを切に願うばかりです。



さてさて、前置きが長くなりましたが、最近ネットラジオというものにはまっています。世界中にさまざまなネットラジオ局があり、様々なプログラムが用意されているので、本当に飽きないのですが、そのひとつの音楽ジャンル「ジャズ」を聴き始めたところ、これが聞き心地がよく、どっぷりつかっています。
ということで、よく聞く中からひとつご紹介です♪


◆ Bay Somooth Jazz 105.9




ひとえにJazzといっても様々なのですが、この局は古典的なジャズというジャズではなく、スムースジャズというジャンルのものが放送されています。
スムースジャズとは何か?といいますと、1980年代アメリカのラジオ局が使い始めたフュージョンのスタイルの一つで、フュージョン、ポップ・ジャズの流れから派生したスタイルのことで、聞いた感じとしては、結構ノリのいいテンポのジャズという感じです。

Jazzはちょっと重苦しそうな雰囲気がするという方でも、テンポのよいポップスのような感じなので、気軽に聞くことができると思います。
私はBGMとして、何かしらの作業のときに聞いていますが、これがなかなかよかったり(^∀^*


聴き方としてはここのサイトのアクセス後、上の画像の右側にアイコンが並んでいる列があると思いますので、そのうちのひとつをクリックしてください。
上3つはWMP。最後のひとつがWinamp用になっています。
聞いている途中、デッドリンクがおこる場合がありますが、中身としてはかなり高品質のようです。


・・・ということで、以下から。

                   Bay Somooth Jazz 105.9
    

本やCDは本当に場所に困らない限り、手放したりはしまい。

2007-12-09 23:20:01 | 日記
しばらく間があいてしまいました(^^;)
テストは終わったものの、心の中では実は終わってないというそういう状態です・・・。


さてさて、ここ何日かの近況報告という形で、徒然とつづっていきます。
よくブックオフには訪れるのですが、同じ系列のハードオフというのには今まで一度もいったことがなかったのですが、先日、近隣にハードオフがオープンしたので、いってきました。
同じ店内の一角のわりと小さいコーナーだったのですが、ハードといっているだけあって、電子機器がほとんど。
まず目についたのは、ノートPC。
いたって普通のPCなのですが・・・

すべて開かれた状態で、すべて透明ラップにおおわれている!

ちょっとこれにはびっくりです。
これのせいで黒い高級感ただようはずのPCがなぜかやすっぽくみえてしまうから不思議です。
しかも、ラップで包まれたあとに傷がついた(ラップごとけずれている)ものもあり、どういう扱いなのかな~と疑問に。
展示されていたもの自体はわりと新しいタイプのものだったので、まぁそんなものかと納得。

奥に進んでデジカメ、コンポなどを見つつ、次に目についたのは、スピーカーやアンプの類。
数的には一番多いもののような気がします。
結構良品も多そうなのですが、そのなかで「ほえ~」となったのは、なんと一本35万のスピーカー。
某有名メーカー製のでした。
あとで調べたところ、元の価格は一本100万円近い値段のもので、こんなものがなんでここにあるのか不思議なくらいでした。

さらに、なぜかDTM関連が充実。
音源やエフェクターもどこかのスタジオから流れてきたのかな?と思うほど大きなものもあり、なかなか多種多様。
キーボードにまぎれてシンセサイザーなんかも置いてあり、興味深いものでした。

ただ、その商品の中にかなり年代モノのワープロがかなりの数まぎれこんでいたのは・・・(^^;)
いまどきどうなんでしょうか。


だいたい手前を見てさらに奥へ。
そこはジャンクコーナー。
何かおもしろいものがあるのかな~と棚を見ると、またラッピングされたノートPC。
スペックをみると・・・12GB。
なんだこれ・・・。
いまどきのプレイヤー以下のHDDしかないノートPC。

さらに、これまたちょっと高そうなアンプ。
しかし・・・
「電源がはいりません」
はい?
破格の値段にて置かれておりました。
もはや部品取り状態。
他にもPCのメモリがBOXにとにかくつめこまれていたりと、買いはしなくても見ているだけでも結構楽しめました♪


・・・ある種の、博物館といっても過言ではない気もしますね(^^;)


時を同じくして、弟がブックオフに本を売るという話に。
ちょうど私がポイントカードをもっているので、それを使ってもらいました。
ブックオフをよく利用するといっても、売るのははじめて。
一体どのくらいになるのか期待。
売るのは、コミック×5冊に、GBソフト1本
加えて買い取り額20%UP券がありそれを一緒に出したそうです。

帰ってきた親と弟にいくらだった?と聞いたところ・・・。
「120円」
へ?

内訳は、実の買取額は100円で、漫画1冊18円。
ゲームは1本10円だったとか。
20円はUP券によるもので、実質ワンコイン。

ブックオフ定番の文句「たか~く買い取ります。」で100円・・・。
現実は厳しいものです。
買い取った18円の本を250円で売るわけですから、ボロ儲け確実な話ですよね(^^;)
中間の人件費などがあるにせよ。
急成長するわけです(^^;)


・・・私は本当に場所に困らない限り本は売るまいと誓いました(><)

スポーツカーのひとつの極致・・・1台3億円、時速550キロ走行の車

2007-12-06 23:37:50 | PC・ネット
とりあえずテスト終了です。
心の中では終わった感じがしませんが(^^;)


ここのブログについての話ですが、さきほど、また・・・というような、トラックバックを確認。
トラックバックしている記事との関連性も皆無なのに加え、内容が内容なので削除したのですが、以前からそういったトラックバックを見かけているので、トラックバック受け取り拒否に設定いたしました。
普通にトラックバックをされている方々には申し訳ありませんが、現段階では、トラックバックに関しては、拒否設定になっているため、当ブログにはトラックバックできませんので、申し訳ありませが、ご了承ください。
コメントに関しては以前のままにしてあります。
(コメントでも意味不明なものを結構みかけるのですが・・・)


さてさて、ネットを見ていて・・・。
BMWやメルセデス、ポルシェなどのエンジニア、コンサルタントをしていたことがあるという、ピーター・マスカス博士は、数々のスポーツカーを運転してきた中で、「スポーツカーはたった2人(約130Kg)を運ぶのに、1.4tのものが必要なのか?というところから、効率のいい車を目指し、独自の車「Acabion GTBO」を製作したそうです。
一体どんな車なのかというのが、この画像。





車体重量360Kg エンジンはスズキのバイク、ハヤブサ搭載のエンジンを改良し、ターボをつけた1400cc 700馬力。
なんとこの小さな車体で、最高速度は時速550Km/h。
しかも、車体が小さく重量が軽いこともあり、時速427Km/hで3時間連続走行しても、燃料切れもなく、通常この速度で走行すると30分ともたないタイヤも、この軽量さゆえ、数日もつとのこと。
時速100Km/hでの走行になると、90ℓ燃料搭載で、2400Km走行が可能。

気になる価格のほうはというと・・・一台183万ユーロすなわち、約3億円。
この先4年間で26台が作られるそうです。


・・・まずデザインが車というより、戦闘機似ですよね。
空気力学的にはただしいデザインです・・・。
車の燃費をよくする第一条件が、搭載重量を小さくすることですが、まさにそれを実践したのがこれという感じ。
非常にひかれるのですが、さすがに3億円では(^^;)
これに乗って、日本の公道を走れば、注目されること間違いなさそうですね♪

でも、日本だと、道交法的にどの分類に入る車なんでしょうか(^^;)


公式サイトに他にもたくさんの画像が掲載されているのですが、その中の一枚で、なぜか、この車と日本のひかりレールスターが競争する画像が。
(合成です)
新幹線は速いというところからくるものなんでしょうか?
これがその画像。




                        :::公式サイトはこちら:::


応急手当て的に使っていたFirefoxで自サイトをみたときのショックは大きい。

2007-12-03 23:18:33 | 日記
ただいまテスト期間真っ最中で、結構切羽詰まった状況なのと、前回のように投稿記事を書いていたら、時間がいつのまにか・・・ということが十分に予想できるので、昨日、今日とお休みさせていただきます。


・・・といいつつ、一応手短に。
最近タブ機能搭載の、多様なブラウザソフトが出回っているようで、代表的なものとして、Firefox、Operaなどがあげられます。
今日Vectorのページを開いたところ、日本で800万人がダウンロードした新しいタブブラウザとしてLunascapeという広告ページが出現していました。
これもまた別のタブブラウザ。

インターネットサイトはブラウザソフトごとに表示がことなったりするのですが、当サイトの場合、IE6以外ではまともなデザインで表示されません(^^;)
加えて、IEでも広告によって崩れているところがありますし・・・。

今後IE一辺倒だったブラウザの利用率も他のブラウザソフトへ分散していくことが予想されているので、IEでしかまともに表示されないサイトというのはちょっとどうかな~と思っています。

テスト終了後から、またCSSなどを1から書き直して、ほかブラウザでもちゃんと表示できるようにしたいな~と考えています。


・・・とりあえずはテストですが(^^;)


見えてきた。東京~アメリカ西海岸を2時間にするエンジン。

2007-12-01 23:35:07 | 宇宙
気付けば12月。
町中のガソリンスタンドの料金表示は恐ろしいほどの価格を表示し、いつのまにか、お菓子は減量。
なんだかんだで今年もあと1ヶ月です。



さてさて、現在東京からアメリカ西海岸までは飛行機で12時間かかる距離です。
しかし、その距離がたった2時間になる可能性がでてきました。


ニュースは12月1日のことですが、東京から米西海岸まで2時間で飛べる極超音速旅客機(全長60メートル、20人乗り)の基礎研究を行っている宇宙航空研究開発機構の航空エンジン技術開発センターが、極超音速旅客機に搭載する新たなエンジンの燃焼実験に成功したそうです。
このエンジンは日本のH2Aロケットエンジンの燃料に用いられている液体水素で、高高度で取り込んだ空気は1000度にもなるため、この液体水素を冷却に使い燃焼させるという方式。
この方法での燃焼成功は世界初。


日本とアメリカを2時間で結ぶという構想自体は40年も前からあるのですが、実現にはいまだにいたっていません。
2時間で結ぶためには、現在の飛行機の速度(マッハ0.8)では到底無理なわけで、今より早い飛行機が必要になってきます。

「コンコルド」という超音速旅客機をご存知でしょうか?
パリとニューヨークなどを結んでいたマッハ2.0での飛行が可能だった機体で日本でも導入が決定していたのですが、アフターバーナーでの加速による燃費の悪さ、定員が少ない、滑走路が長くないと離陸できない、さらに原油高騰、大規模事故、時間短縮よりも大量輸送の風潮となってしまったため、退役に追い込まれてしまいました。
このため、現在では超音速旅客機はなく、速さの面では前の時代に逆戻りという形になっています。

さて、今回燃焼実験に成功した極超音速旅客機の速度はというと、マッハ5。
音速の5倍にあたります。
現在のジェット機のエンジンはターボジェットやターボファンエンジンというもので、上空で取り入れた空気が薄いため、エンジン内のコンプレッサーで圧縮して天下するというタイプのものです。
しかし、これがマッハ5になると、空気を取り入れるだけで、十分に空気が圧縮されているため、ファンを用いることなく、空気の取り込み口を除々に狭くすることで、圧縮完了になるわけです。
この方式がラムジェット。
極超音速飛行ではこのエンジンが必要になってきます。
しかし、問題なのが、ラムジェットエンジンが最高性能を発揮するのは、飛行速度がマッハ3~5.5程度のときで、これ以上の速度になると、燃焼室の温度上昇により、燃料が熱分解し、「吸熱現象」を起こしてしまうのです。
こうなると、エンジン内が温度低下し、燃料の燃焼から発生した熱エネルギーで推進するエンジンとしては、致命的な欠点です。
まして、1000度の空気を取り込むなど問題外。
おまけに最高性能の発揮・・・どころか、マッハ3以下ではエンジン自体が作動しないため、離陸は別途の推進システムが必要になってきます。


この問題を各機関がクリアしようと努力しているところで、ひとつの方法が、「スクラムジェット」方式を採用すること。
何が違うかと言うと、ラムジェットでは取り込み口をしぼることによって、取り込空気が音速以下に減速しているのですが、スクラムジェットは取り込みから、燃焼、排出までが一環して超音速のまま行うというもので、マッハ5~15まで利用できるというものです。
しかし、これもまた、超音速での燃焼は燃焼が完了しない、意図しない化学反応などの可能性があり、ここも考えどころ。
これを実験中なのがNASAで、試験飛行(別の機体で上空まであげ、途中で分離、点か)では10秒での加速で、マッハ6.8での作動に成功しています。
ただ、これもまた、静止状態では作動しません。


一方今回試験に成功した日本の方式が、極超音速ターボジェットエンジン(予冷ターボエンジン)というもの。
こちらは、現在ジェット機で使用しているターボエンジンと仕組み的には似ているのですが、取り込んだ空気を液体水素(-235℃)で、冷却して、密度を高めることで、大きな推力を得るというものです。
空気を一端冷却しているので、飛行速度範囲が非常に広くなるのが利点で、マッハ0~6程度まで作動します。
今回の試験で燃焼が確認されたため、次のステップへと進むようです。


各機関が極超音速飛行エンジンを開発しているわけですが、これは旅客機だけのものではありません。
これはあくまで基礎研究。
各機関が目指しているのは、このエンジンを宇宙往還機に採用しようとしているわけです。
これは「スペースプレーン」と呼ばれる種類のもので、現在大気圏外へでるためにはスペースシャトルを利用しなければならないのですが、これは、打ち上げをシーンなどを思い浮かべてもらえればわかるとおり、機体以上の燃料タンクを搭載し、打ち上げも非常に大掛かりです。
これは、空気の薄い大気圏外のため、自身で、燃焼用の液体酸素を積む必要があるからなのですが、機体の自重に、打ち上げに必要な燃料+燃焼用の酸素→さらに重くなり、打ち上げ重量増加。そのために燃料を積んで、酸素を・・・
つまり無限ループとなり、打ち上げ重量は頭打ちになってしまうわけです。
しかも打ち上げが非常に面倒。
そこで、新たな発想として、飛行機のように離陸して、飛行機のように飛行して、飛行機のように着陸してしまうおうという、その発想が、スペースプレーンです。

日本のJAXAにもやはりこの計画があり、この極超音速機で完成したエンジンを使用することで、スペースプレーンも実現するといっても過言ではないわけです。
JAXAの計画では、このエンジンを搭載した機体の上に、さらに外宇宙へと出るロケットを搭載し、大気圏で分離、打ち上げのコストが非常に下がるというもの。
大気圏外へという話になると、NASAが実験中のスクラムジェットでは、速度別にエンジンを搭載するという必要性があるのですが、日本の予冷ターボでは、ひとつですんでしまうため、これにかかる期待は大きなものです。

・・・これからの進展に期待!



と、テスト前本来なら、さっと触れるつもりが、宇宙+飛行機ときてしまったので、いつのまにか長くなってしまいました(^A^;