先日はヨウ君(中1・アスペルガー児)のレッスンでした。
ヨウ君は、物静かな性格で、こちらから話しかけないと何も喋ってくれません。
なので、私は、なるべくレッスン以外の事も話しかけるようにしています。
先日は、「将来は何になりたいの?」と聞いてみました。
Y「まだ決めていません。」
私「まあ、そうなのね。なりたいものがあり過ぎて、困っちゃうな~って感じ?」
Y「いえ。」
私「ヨウ君は、数学が得意だから、それが生かせる仕事がいいわね。」
Y「はい。」
ヨウ君は、そう言うと、意を決したように
「ららみ先生は、中1の時、何になりたかったんですか?」
と聞いたのです
こんなことは初めてだったので、私はとても感動しました。
ヨウ君は頭も良いし、穏やかな良い子です。
ただ、言葉のキャッチボールが少し苦手なようです。
そんなヨウ君が、「ららみ先生は?」と聞いてくれたのです。
「私はね~ピアニストになりたかったかなぁ。
でも、ピアノの先生にもなりたかったから、夢が叶ったってことかな。」
私はそう答えながら、ヨウ君の成長を感じて心が暖かくなりました。