テツ君は、中学3年生。
正真正銘の受験生です。
ピアノは気分転換になるのかな?
毎週、遠くからレッスンに来てくれています。
先週のレッスンの時、
テツ君は最初、少しだけ落ち込んだ顔をしていたのです。
きっと、1ヶ月後に迫る受験のことで、
頭がいっぱいになっていたのでしょう。
「あら、テツ君、緊張しているの?」
「はい、緊張しています。」
「ピアノに? それとも入試かな?」
「両方、めっちゃ緊張します。」
「あらそう? そんなに緊張しないでも大丈夫よ。」
「でも、緊張しますよぉ。」
「分かった。じゃあ、ピアノでリラックスしよう。」
そう言って、私はレッスンを始めました。
受験生にレッスンする時、心掛けていることがあります。
それは、ピアノのレッスンがストレスにならないようにすること。
なので、だいたいは、以前習った曲をレッスンします。
ピアノの練習で、1番のストレスは譜読みでしょうから、
既に弾けている曲を、より一層美しく弾いたり、
深く掘り下げたりすることに重点を置くのです。
以前弾いた曲は、あまりストレスを感じずに弾けるので、
「この部分は、どんな風に弾いたら素敵になると思う?」
「このフレーズは、何を表しているのかな?」
等と質問して、意見を交換したりするのは楽しいです。
時には私が、その曲の時代背景や、作曲家のエピソードを語ったりもします。
すると大抵の子は、すごくリラックスして笑顔になります。
テツ君は今、
ベートーベンのトルコ行進曲を練習しているのですが、
フレーズを色に例えて説明したり、
何通りかの弾き方で印象の違いを語り合ったりしました。
テツ君も、レッスンの後半には すっかり笑顔になり、
「ありがとうございます。来週、また来ます。」
と言って帰りました。
レッスンを終えた後はリラックスして、受験勉強も捗ったかな?
そうだと良いな~
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