この春から高校生になったヨウ君(アスペルガー)は
少しずつ高校生活に馴染んできているようです。
レッスンの合間には、
高校の様子を話してくれるようになりました。
気の合う友人も見つかった様で
本当に良かったな~と思います。
部活の勧誘ポスターを見たら
大勢の男女が描かれているので、
大所帯の部活かな?
あまりに沢山居たら嫌だな。。。
そう思って部室を訪ねたら、
部員は、たったの4人だったんですよ~
等と、楽しく語ってくれます。
その他にも、色々と話してくれるので、
私も突っ込んで聞いてみました。
「高校に、可愛い女の子いる?」
ヨウ君は、一瞬ハッとして、
言葉に詰まったようでした(笑)
私は、ヨウ君の反応を待ちました。
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するとヨウ君は、暫く考えて言ったのです。
「僕は眼が悪いので、あまりよくわかりません。」
おおっ 何という素晴らしい切り返し
大人の対応です
「そんな子は居ません。」
と言うのは、あまりにも子供っぽい。
「興味無いので分かりません。」
と言うのは嘘っぽい。
そんな事を色々と考えた結果、
「僕は眼が悪いので。。。」
という対応になったのでしょう。
今の言葉で言えば、神回答
本当に素晴らしいです
ヨウ君とは5年前からの付き合いですが
レッスンを始めた頃、
ヨウ君は すぐに泣く過敏な子供でした。
前週と違う事、例えば
「ここはちょっと強く弾いてみようか。」
と言っただけで
「先週と言うことが違います。」と泣き。。。
弟と対応が違う~と言っては泣き。。。
練習出来ませんでした~と言っては涙ぐみ。。。
そんな感じの、繊細なお子さんだったのです。
それが、中学生になって暫くした頃から、
だんだん言葉のキャッチボールが出来る様になりました。
「ヨウ君は、何の科目が好き?」
と聞いた時に
「僕は数学が好きです。
先生は中学の時、何が好きでしたか?」
と切り返された時の感動は、
今でも鮮明に覚えています。
それまでは、
私からの問いかけに答えるだけの対応だったのが、
私に質問したのですから。
そんな経緯を経て、
ヨウ君は、本当に逞しく成長しました。
会話は弾むようになりましたし、
時には私の事を気遣ってくれます。
勉強も頑張っているようですし、
これからの成長が、益々楽しみです
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