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ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

大人のレッスン~私を泣かせてください・ヘンデル作曲のアリア

2018-03-07 | 大人のレッスン

大人の生徒さんIさん(女性・40代)から連絡がありました。

「今度は、リナルドの“私を泣かせてください”を弾きたいと思います。」
と書いてありました。

私はとっさに、
「リナルド? それって何だっけ?
私を泣かせてください?そんなピアノの曲があったっけ?」と思いました。

早速YouTubeで聴いてみましたら、聞き覚えのあるメロディーが流れてきました。

あ~っ これは、高校生の頃に、声楽の先生に習った、ヘンデル作曲のアリアだ~

何て懐かしい

中丸三千繪さんの美しい歌声を聴きながら、すっかり忘れていた、古い記憶が甦りました。

 

それにしても、私は普段、ピアノの曲ばかりに親しんでいるせいか、
声楽曲の題名を聞いても、ピンとこないことが多いのです。

今回、有名なヘンデルのオペラ「リナルド」のことすら忘れていたことに愕然としました

大人の生徒さんを教えるということは、色々な気づきがあるものです。

ピアノの先生の割に、音楽的な教養が無いな~と、改めて反省したのでした。

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大人のレッスン~ピアニストの身体の揺れはパフォーマンス?

2018-01-21 | 大人のレッスン

昨日は、Sさん(50代 女性)のレッスンでした。

Sさんは、最近本当に上手になって、美しい音色が出るようになってきました。

全くの初歩から始めて、3年でこの音色とは、大したものだと思います。

腕の使い方、指の使い方が柔らかくて、脱力も上手に出来るようになりました。

そんなSさんが

「ピアニストが弾くのを見ていると、身体を揺らしたり、腕を大きく動かしたりしていますね。
私は、その動作は、聴衆に見せる為のパフォーマンスだと、ずっと思っていました。」と言うのです。

「まあ、そうなのですね。」

「はい。でも、自分がピアノが弾けるようになって、それは自然な身体の動きで、
決してパフォーマンスではないことに気付きました。」

「そうですね。決してパフォーマンスではなく、自然な身体の動きです。」

「あと、リズムを取ったり、感情が伴うにつれて、顔の表情まで変わりますね。」

「そうですね。あまり大袈裟なのはどうかと思いますが、自然な動き、自然な表情~
と言うのはありますね。」

「そんな事も、自分がピアノを弾かなければ分からなかったことです。
ピアノを弾くことによって、沢山勉強させてもらっています。」

 

何て素晴らしい

物理を専攻され、博士でもあるSさんは、ピアノの練習も学究的なのです。

科学者であるSさんがピアノを極めたら、どんな感じになるのでしょうか。

これからが非常に楽しみです

 

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大人のレッスン~ゆっくり弾くことの効果

2018-01-09 | 大人のレッスン

昨日は、Yちゃん(24歳・小学校教諭)のレッスンでした。

Yちゃんは、大学1年生の時、全くの初歩からピアノを始めました。

教育学部の学生だったのですが、大学で、ピアノの授業は少ししか無かったらしく、
Yちゃんは採用試験が終わるまで、習いに来てくれていました。

そして、一昨年の春に、念願の教師になり
教師生活に慣れてきた去年の春から、再び習いに来てくれています。

今は2年生の担任なので、生徒の前でかっこよく弾けるように~と、
「エリーゼの為に」を練習しています。

綺麗に仕上がってきたのですが、
Yちゃんには、1カ所、どうしてもつまずいてしまう箇所があります。

なので昨日は、その箇所を徹底的にゆっくり練習してもらいました。

合計、10回以上は弾いたでしょうか。

最初よりかは良くなったのですが、それでも完璧とは言えません。

なので、また5回弾いてもらいました。

すると、すっかりスムーズに弾けるようになりました。

「お家でも、ゆっくり練習してくださいね~」とお伝えすると、
大人の場合、大抵の方はお約束を守って、ゆっくり練習してきてくださいます。

しかし、その回数が問題なのです。

2~3回、ゆっくり練習したところで、あまり効果は顕れません。

10回以上、何度も何度も、ゆっくりの練習をしますと、
意外とすぐに、弾けるようになるものです。

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大人のレッスン~脱力すると、こんなに楽なんですね!

2017-12-27 | 大人のレッスン

昨日のお昼は、友人とランチを楽しみました。

友人というのは、長男の幼稚園の時の担任の先生で、今でもお付き合いをしています。

長男の幼稚園は教会附属の幼稚園だったのですが、
私は、長男が在園中から10年間程、そこの教会でオルガンのご奉仕を致しました。

そんな関係で、そのS先生とも、お付き合いが続いているのです。

 

昨日は、お互いの近況を話し合い、その後、ピアノの話になりました。

S先生は、ピアノがとてもお上手で、教会のオルガンは勿論のこと、
保育系の専門学校で、ピアノも教えていらっしゃいます。

ただ、ご専門は保育なので、本格的なピアノの指導は受けていない~と仰っていました。

そんなS先生が、最近はピアノを弾く度に、右手の中指が痛くてたまらないのだそうです。

病院へ行っても、「なるべく指を動かさないでください。」と言われるだけで、
何の対処法も無いのだそうです。

ただ、ピアノを弾く機会は多いので、痛いままでは困るな~とおっしゃるのです。

私は失礼ながら
「先生、今から私の家でレッスンしましょう 。
指が痛くない弾き方を見つけられるかもしれませんよ。」と言ってみました。

すると、S先生は、「お願いします!」と言ってくださいました。

我家のレッスン室で、私はS先生に、脱力の方法をお伝えしました。

S先生は非常に飲み込みが早く、脱力の感覚を、すぐに理解してくださいました。

そしてその後で、ハノンの1番を右手で弾いてもらいました。

するとS先生は
「凄い!全然指が痛くない!脱力すると、こんなに楽なんですね~!」
と感動してくださいました。

ちょっとしたコツで、ピアノの弾き方は劇的に楽になるのだなぁ~と
改めて思った出来事でした。

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大人のレッスン~ピアノが弾けるということの可能性

2017-12-10 | 大人のレッスン

昨日はSさん(50代 女性)のレッスンでした。

Sさんは最近、メキメキと上達して、美しい音色で弾けるようになりました。

「Sさん、エレガントな音色で弾けるようになりましたね。」
と言うと、とても嬉しそうでした。

さて昨日は、お待ちかね 初めてのペダルのレッスンでした。

ペダルの踏み方の注意点を説明した後、
「Sさん、私の足許を見ていてくださいね。」と言って、お手本を弾きました。

すると、
「やっぱり、ペダルが付くと綺麗ですね。」と、とても嬉しそうでした。

そして、
「ピアノが弾けると云うことは、人の気持ちを、言葉以上に表現できるのですね。」
と、感慨深そうに仰っていました。

「ああ、確かにそうですね。
音色は気持ちがダイレクトに伝わるので、言葉にならない気持ちも伝わりますね。」
と私が言うと

「ピアノが弾けない人が、ピアノを弾けるようになって、
自分の気持ちを自由に表現出来るようになる~ということは、
足が悪い人が義足を得て、自由に動き回れるようになるような、
それ程の可能性の広がりを感じます。」
と仰っていました。

Sさんの言葉は、ピアノが弾けることが、当たり前になっている私にとって、
改めて色々な事を考えさせられたのでした。

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