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ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

トルコ行進曲~オクターブの練習方法

2019-02-17 | 大人のレッスン

先日は、Y先生(20代・小学校教諭)のレッスンでした。

Y先生は、1ヶ月に1度習いに来て下さるのですが、
去年の暮れに御祖父様がお亡くなりになったこともあり、久しぶりのレッスンになりました。

子ども達の前で弾けるとカッコいいから~と、
今は「トルコ行進曲」のレッスンと、「エリーゼの為に」の復習をしています。

 

まずは、「トルコ行進曲」のレッスンをしました。

Y先生のピアノを聴いてみましたら、
やはり、右手のオクターブ奏法のところが、非常に弾きにくそうでした。

Y先生は小柄なので指も小さいのです。

24小節目から始まる中間部、
ラ シ ド♯~ ラ シ ド♯ シ ラ ソ♯ ファ♯ ソ♯ ラ シ。。。の箇所です。

私は、練習の方法を伝えました。

 

①8分音符を、オクターブで ゆっくり2粒ずつ弾いてみる

   ララ シシ ド♯~  といった感じです。

   オクターブで弾き続けていると、腕が硬直してくるのですが、
   同じ音を続けて弾く練習をすると、脱力の感じが掴みやすいのです。

   時間があったら、3粒ずつ、4粒ずつも効果的だと思います。

   ボールを弾ませる様な弾き方を意識すると、脱力のコツが分かると思います。

②トレモロで弾いてみる

   88小節目からは、同じメロディーが、トレモロで出てきます。

   その箇所を使っての練習なのですが、
   親指(1の指)だけに意識を持たせて弾くのです。

   その時に、5の指は添え物の様な感じで軽く弾きましょう。

③逆さのトレモロで弾いてみる

   同じ箇所を、次に、5の指を先に弾きます。

   1515の箇所を、5151~で弾いてみるのです。

   その時は、5の指だけに意識を持たせて弾きます。

   1の指は添え物の様に軽く弾きます。

   但し、この練習は、あまり根を詰めてすると小指を痛めるので要注意です。

   

以上の様な練習を地道にすると、オクターブが、だいぶ弾きやすくなると思います。

速い練習や、両手練習、全体を通しての練習ばかりしていても、
上達しないどころか、益々弾けなるので、注意してくださいね~

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大人のレッスン~レパートリーを増やすためには

2018-10-27 | 大人のレッスン

先日のY先生(20代・小学校教諭)のレッスンの時のことです。

レッスンが終わりかけた時に、ふと思い立ち、

「半年位前に練習していた、エリーゼの為にを弾いてみて。」と言ってみました。

するとY先生は

「え~っ  無理です~っ」と叫びました。

「そんなに無理?」

「はいっ、無理ですよ~」

そう言いつつ、Y先生はエリーゼの為にをゆっくり弾きました。

さすがに最初の部分は上手に弾けましたが、難しい部分になると、お手上げ状態でした。

「う~ん、勿体ないね。あんなに上手に弾けていたのにね。」

「合格してからは、まったく弾いていないからな~」とY先生。

「そうだ  だったら、今度の宿題は、今練習している(モーツアルトの)トルコ行進曲と、
エリーゼの為に~にするわね。」

「あっ、それは良い考えかも。  宿題だったら練習するから。」

「そうね。せっかく上手になった曲が、弾けなくなるのは悲しいから、
こうやって、時々復習することにしようね。」

「はい、そうしてもらうと有難いです。」

 

レパートリーを増やす為には、時々、復習することが一番大切だと思います。

そして、このことは、Y先生のみならず、私自身に対しての戒めでもあるのです。

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大人の生徒さん~お母さんも嬉しいんだなぁ

2018-09-26 | 大人のレッスン

昨日は、Yちゃん(20代・女性)のレッスンでした。

Yちゃんは小学校の先生で、ピアノ歴は6年です。

大学1年生からピアノを習い始め、見事!採用試験に合格 

先生になってから、暫くレッスンはお休みしていたのですが、
去年から、再び習いに来てくれています。

 

そんなYちゃんのお母様にお会いしました。

Yちゃんのお母様と私は友人なのです。

お母様は、私に会うなり
「最近、Yが『トルコ行進曲』を弾いているのよ。 何だか嬉しいわ~
と、本当に嬉しそうに言いました。

「うん、学校も忙しいのに、よく練習してくるのよ。」と言いましたら、
とても喜んでいました。

お母さんという者は、子どもの上達が、幾つになっても嬉しいんだな~と
しみじみ思ったのでした。

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大人のレッスン~腕だけで弾かないで

2018-08-22 | 大人のレッスン

昨日は、Y先生(20代・女性)のレッスンでした。

Y先生は、大学1年からピアノを始め、採用試験合格後は小学校の先生として活躍しています。

Y先生には先回、「トルコ行進曲」の宿題を出していたのですが、
Y先生が持ってきたのは、ずっと練習している「お人形の夢と目ざめ」でした。

弾き始めるなり、
「4ページ目を弾く時、左手が痛くてたまらないのですが、どうしたらよいですか?」
と聞かれました。

4ページ目は “お人形の踊り” という部分なのですが、
楽譜を見ると、左手の和音のポジションが結構移動します。

左手だけを弾いてもらうと、
案の定Y先生は、身体の位置を変えずに 左腕と左手を大きく移動して弾いています。

しかも、足許を見ると、足はつま先立ちで安定感がありません。

 

「Yちゃん、左手のポジションが変わる時は、身体ごと移動した方がいいわよ。
特に、左手で高音の和音を弾く時は、身体も右に移動しないと腕や手が痛くなる原因になるから。」

「身体を右に持って行くのですか?」

「そう、そうしないと、左の上腕がいたくなるし、音も不安定になるしね。」

「こうですか?」と、Y先生は左手のポジションに合わせて身体を右に移動しながら弾きました。

「そうそう、そんな感じ。
でも、身体が移動するためには、足でしっかり身体を支えないとね。
足の裏をしっかり床に着けて、踏ん張って弾いてね。」

 

Y先生は、何度か弾いてみて、コツを掴んだみたいでした。

身体の位置と、足の安定した支え。。。

そんなことを考えつつ弾くと、疲れない奏法を身につけることが出来るでしょう。

そして、疲れない奏法を身につけると、音色の幅も広がると思います。 

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大人の入門~気持ちが前向きになるといいなぁ

2018-08-05 | 大人のレッスン

Yちゃんは、長男の同級生の妹さんで、大学3年生の女の子です。

小学生の頃から知っているYちゃんは大学生になり、
最近、少しだけ心が疲れているので心配~と、お母様から伺っていました。

Yちゃんとは、何度も会って喋ったこともあるし、
昔から感性の豊かな女の子だったので、私も心配していたのでした。

先日、お裾分けを持って御自宅に伺いましたら、Yちゃんが出てきました。

久しぶりに会ったYちゃんは、少し痩せて、確かに元気が無い様でした。

「あら、Yちゃん、こんにちは。
今日はね、Yちゃんの好きそうなお菓子を持ってきたのよ。
美味しいから食べてね。」

「ありがとうございます。」

「お食事代わりにもなる、栄養価の高いクッキーなのよ。」

私は、ナッツやドライフルーツがたっぷりのクッキーを差し出しました。

「最近、食欲が無くなっていたので、お菓子が嬉しいです。」

「あら~ちょうど良かった。」

「はい、美味しそうなので食べます。」

Yちゃんの嬉しそうな反応を見て、私は、思いもしなかった言葉を口にしました。

「Yちゃん、ピアノ習わない?」

「はい、習いたいです。」

「えっ?ホント?」

「はい、習いたいと思っていました。」

 

~と云う訳で、Yちゃんはピアノを習うことになりました。

Yちゃんは、ピアノの経験は全く無いと言っていましたが、
きっと上手になるんじゃないかな?

そして、音楽に親しむことによって、気持ちが前向きになるといいなぁ。

Yちゃんの入門、ちょっと楽しみです 

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