Yちゃんは、長男の同級生の妹さんで、大学3年生の女の子です。
小学生の頃から知っているYちゃんは大学生になり、
最近、少しだけ心が疲れているので心配~と、お母様から伺っていました。
Yちゃんとは、何度も会って喋ったこともあるし、
昔から感性の豊かな女の子だったので、私も心配していたのでした。
先日、お裾分けを持って御自宅に伺いましたら、Yちゃんが出てきました。
久しぶりに会ったYちゃんは、少し痩せて、確かに元気が無い様でした。
「あら、Yちゃん、こんにちは。
今日はね、Yちゃんの好きそうなお菓子を持ってきたのよ。
美味しいから食べてね。」
「ありがとうございます。」
「お食事代わりにもなる、栄養価の高いクッキーなのよ。」
私は、ナッツやドライフルーツがたっぷりのクッキーを差し出しました。
「最近、食欲が無くなっていたので、お菓子が嬉しいです。」
「あら~ちょうど良かった。」
「はい、美味しそうなので食べます。」
Yちゃんの嬉しそうな反応を見て、私は、思いもしなかった言葉を口にしました。
「Yちゃん、ピアノ習わない?」
「はい、習いたいです。」
「えっ?ホント?」
「はい、習いたいと思っていました。」
~と云う訳で、Yちゃんはピアノを習うことになりました。
Yちゃんは、ピアノの経験は全く無いと言っていましたが、
きっと上手になるんじゃないかな?
そして、音楽に親しむことによって、気持ちが前向きになるといいなぁ。
Yちゃんの入門、ちょっと楽しみです