続きです~
ハル君(広汎性発達障がい)は、
お兄ちゃんがレッスンをしている間、
ひと言も喋らず、絵を描く事だけに集中していました。
凄く真剣なお顔でした。
お兄ちゃんのレッスンが終わり、
私は、ハル君が描いた絵を見せて貰いました。
「あら、上手に描けたね~
この絵は、何を描いたのですか?」
「ららみ先生。」
ハル君は、凄く得意そうでした。
見ると、大きなお目々の お顔が描かれていました。
私は、こんなに可愛くないぞ~と思いながら、
「凄いそっくり~
上手だね~」
と言って褒めました。
ハル君は、凄く晴れやかなお顔で頷きました。
よく見ると、私の顔の周りには、
色とりどりの四角が描かれていました。
「これは何かな?」
「本」とハル君は答えました。
レッスン室にある 楽譜や絵本を見ながら描いたのでしょう。
そして、左上には、今回も綺麗な虹が描かれていました。
私は、嬉しかったので、
「これ、レッスン室に飾りたいなぁ。
貰っても良いですか?」
と尋ねました。
「いいよ。」とハル君は、本当に嬉しそうです。
早速 棚の上に飾ったら、
ハル君は 絵を見ながら 大きく息を吐きました。
人が 何かを成し遂げた時に出る
達成感に溢れた吐息だったと思います。
レッスンを始める前に面談をした時、お母様は
「集中力が続かないし、鉛筆を持つのが苦手です。
字は勿論、絵も描けません。」
と仰っていたのです。
「まだ4歳ですものね。
これから伸びるから大丈夫ですよ。」
とお伝えしたのですが、
それが今ではどうでしょう
ハル君は、私の想像を遙かに超えて大成長です
実際、この2ヶ月間のレッスンで、
ハル君が多動になった事は1度もありませんし、
自由自在に鉛筆を使って、色とりどりの絵が描けます。
しかも今回は、
お兄ちゃんのレッスンと会わせて1時間、
集中力が1度も途切れませんでした
1時間 集中力を維持する事は、
定型発達の4歳児にとっても難しい事ではないでしょうか。
本当に素晴らしい事だと思います
凄く感動したレッスンでした
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