宿の女将は、自分の話は・・・この次でいいと思う、
それと娘のように心がもえている。
宿の女将が車を温めていてくれた・・・夜空に星があふれているようだ。
車で時間を見ると・・・朝の4時。。。エッ。
ともかく車を出して県道にでる、向かう先は浜辺のようなのだ。
宿の女将がようやく話し出したのだが・・・私が絞りたての新酒が気に入り旨い旨いと、
たくさん飲んだので・・・30年来の取引先の蔵元見学と新酒のお土産を買うつもりだ。
蔵の主に挨拶をすませ、めったに観れない「大きな和釜での蒸米」の取出しや、
冷ます作業を見せたかったのだ。
(O)さんも、生まれて初めての蔵元見学と絞りたて新酒の美味しさに唸った。
女将と巡りあってから、驚くよな毎日と言っても言い過ぎではない、
見学が終わると大広間に案内されて、心のこもった朝げが用意されているが嬉しい。
蔵主も、宿の女将の大切なお客様なので、話もはずむのだった。
これがご縁となり、生涯の愛飲酒となるのだが、蔵元の先祖は海運業で財を成してと聞き、
さらに深いご縁を感じて、自分の会社も「江戸時代から続く海運業」であることを話した、
女将も詳しくは聞いていなかったので、さらに話がすすんで新酒も美味しい。
自家製の粕漬けの野菜や煮魚で、お腹もはちきれそうになり、
大満足の朝だった、帰りに蔵の前をみてさらに驚く目のすぐ先が海なのだ。
すぐそばに、漁港もあり新鮮な魚や貝を仕入れた。