映画「小さいおうち」は戦時下の禁断の恋、許されざる恋を一味違った視点で描いて秀逸
この映画は『小さな』ということが不可欠だったと思う。大きなお屋敷では誰かと誰かの恋愛事件など隠されてしまう。けれど、本当にあの小さな、日本家屋の狭小さの中で繰り広げられる色恋沙汰にものすごくこの国の風土を感じた。板倉さんの下宿だって階下には大家さんがいて、ドアだって鍵もかからない襖一枚。その秘密の行き場のないもろさみ . . . 本文を読む
最初の「男は引け際が肝心だってことをー」と寅が語り、それにリリーが猛反発するのは、この場面。いわば、世間=寅、非世間=リリー。そういう構図で、世間さまから見れば、トンデモナイ暴走をした満男の行動も、あってもしかるべきもんだ。
そのサインを監督の山田洋次がリリーを通して言わんとしている。山田洋次の哲学だが、それをリリー・浅丘ルリ子が見事に色をつける。浅丘ルリ子がこんなにも演技がうまい人だとは思ってもみなかった(この哲学ともいうべきタンカは一見の価値あり)。
映画を見終わって、わかったのは、「寅次郎紅の花」はシリーズ最期の第48作で、渥美清の遺作だった。肝臓ガンが肺に転移し、主治医から「もう、出演は不可能」といわれていたという。 . . . 本文を読む
吉永小百合は伯爵夫人を演じています。
この伯爵夫人が小石川植物園の満開のツツジを夫・家族と見物にきますが
ここで医学生高峰(加藤雅也)とすれ違い、お互い一目ぼれしてしまう。
9年後に伯爵夫人が胸部の手術をすることになる。
執刀医は高峰。
麻酔をかけなきゃならないが夫人はこれを拒絶。
夫人は
「私はね、心に一つの秘密がある。ねむりぐすりはうわごとを申すから、それが恐くてなりません」
と語る。
麻酔をかけられれば、自分がうわごとで
高峰を9年間も恋焦がれていたことをしゃべてしまい、皆に知られるのが恐い。
知られるぐらいなら死を選ぶ。 . . . 本文を読む
◎二人がめぐり合い…同時に恋心を感じることがあります。
遠く離れた二人の想いに空間がなくなり…真実の愛に育っていきます。
離れたくないと・・・あなたは言う。はなしたくないと・・・わたしは言う。
わずかな時間だけれどとても濃密な時間、物理的なものではなく心情的に濃密な時間。家族のために人生をささげたのだから、残りは彼にささげたいと願うフランチェスカ。そして弁護士に彼女への想いを託してなくなったロバート。二人ともが本物の愛でなければ続かない想いだ。たった8日間のために数十年を捧げる。生涯で最初で最後の確かな愛がそこにあった。 . . . 本文を読む
黒澤監督は、生前、原発に対して声高に反対を示しており、
1990年に刊行された「黒澤明、宮崎駿、北野武-日本の三人の演出家」
(ロッキング・オン社)での、渋谷陽一氏のインタビューによると、
原発について、「作った場合にさ、人間では制御できない性質を持ってるわけでしょ?
それを作るっていうのが、そもそも僕は間違いだと思う」と断言していた。 . . . 本文を読む
。。。「雨あがる」だいぶ前にDVDで観ましたが久々に観なおしてみて感じる事が多々ありました。
そんな彼らの心を和ませようと、伊兵衛は禁じられている賭試合で儲けた金で、酒や食べ物を彼らに振る舞う。 . . . 本文を読む
櫛は昔から人の魂が宿るとか聴いた記憶があります。 おふくさまが密かに置いていった櫛には 尼寺に入る決意で文四郎との今生の別れをしたけど 心はあなたさまの元に置いてまいりますという意味 だと思います。より強い想いが伝わってくる場面でした。 . . . 本文を読む
ある夏の一日の家族を風景を切り取りることで、人生の喜びと哀しみが静かに浮かび上ってくるホームドラマを目指す。人間関係や心模様の移り変わりを細やかに表現するべく、樹木希林、原田芳雄ら日本映画界を代表する俳優陣が集結している。 . . . 本文を読む
四月。6年2組担任の新米教師・星(妻夫木聡)は、教室に1匹の子豚を連れてきた。 卒業までの1年間、その豚を育てて、大きくなったらみんなで食べようという。 星の提案に、教頭の仁科(大杉漣)は苦い顔。 しかし、生きているものを食べるということの意味を体で感じてもらいたいという星の熱意と覚悟に負け、 . . . 本文を読む
そらちゃんの、胸飾りの赤いハートの中の光の映像が。。。気になっていました。
なぜか・・・母の子供の頃の話がよみがえりました。
常磐炭鉱の近くで生まれた母は、子供の頃に底に点々と穴の開いたバケツを持ち、
炭鉱の下流を流れる川まで・・・日課のように行きました。 . . . 本文を読む
ちなみに綿引さんの奥様はおはなはん@樫山文枝さん。こちらもずいぶんと渋いカップルだ。五郎蔵&おまさに負けないくらいに名前 綿引勝彦(わたびき・かつひこ)生年月日 1945年11月23日 . . . 本文を読む
ひと昔・・・を感じさせない、美しさと哀しみと優しさや慈しみ。やけどで顔半分が。。。夫と妻の願いで・・・化粧師に心まで綺麗に粧い、記念写真。。。観られた皆様にも今一度・・・ご覧いただきたい。女性が大きく変わる時代の・・・人間が愛おしくなる心あらわれる映画でした。今一度。。。観ます。 そらちゃん 父より . . . 本文を読む
『化粧師 KEWAISHI』(けわいし)は、2002年公開の日本映画。石ノ森章太郎の漫画『八百八町表裏 化粧師』を原作としているが、舞台は大正時代に変更されている。配給は東映。大正時代の東京の下町が舞台であり、新しい時代の変革や女性が自由に発言できる時代の空気を感じさせつつ、化粧を通して当時の時代背景や女性達の強く生きる様、また美とは何かに視点を置いた作品であり、映像の美しさもさることながら、本当に美しいとはなんなのかという問題を現代にも投げかける内容になっている。 . . . 本文を読む
ダメジン デラックス版 [DVD]: 三木聡, 佐藤隆太, 緋田康人, 温水洋一, 市川実日子, 篠井英介, ふせえり, 笹野高史, 岩松了: DVD.
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