つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

ノンタイトル

2007-06-19 | Weblog
公園で制服姿の高校男児がひとり、お姉座りをしていたよ。
横には自転車が。
目が合ったら、ちょっと恥ずかしそうに体勢を直したよ。

***
江原さんの携帯サイトに登録とかしてみている。
その中に「毎日の学び」っていうのがあるんだけど、志が低いせいでちっとも学びが進まない。
登録してから日付だけはすぎているので、どうやらグレードはアップしているらしい。(現在はアストラル<幽界>会員だそうです。)

一日受取れるメッセージはひとつだけ。
自分からアクセスしないと読めないし、「本当に受取りますか?」と問われているかのように何回か門をくぐってゆかないといけない。
まとめて読んでしまおうなんていうことは許されないシステムになっているのですよ。

で、体質診断というのがあったのでやってみたら、強い憑依体質なんだってさ。あい、予想はしてましたよ。

「人とよく目が合う」とか基準がいくつかあるらしい。

そういえば、人とよく目が合う。
折角だから、相手の表情に合わせて私もにらめっこしてみたりするのよ。
一瞬の勝負。

世の中がにらめっこ大会になっているんじゃないかと錯覚するほどに目が合う日があったりする。

意思を汲み取って返すわけだけど、その辺のお姉さんと気のない会話しているよりよっぽどコミュニケーションが取れている気がするよ。健全だ。多分。

今週はにらめっこ強化週間。
にらめっこに勝つと魂が磨かれてグレードがアップする。

そんなことを考えているから一日があっという間に終わっちゃうんだ。

恋火

2007-06-18 | Weblog
「天国の本屋~恋火」を観てみました。
ずーっと観てみたいなと思ってはいたんだけど、最優先にならずに「また今度」になっていた作品。

花火と音楽がとても美しいの。
松任谷さんの音楽は本当に素敵でした。映像よりも素敵。

うううーむ。
物語りもとても好きなのですよ。
しかしなあ。演出には多々疑問ありですよ。

画もね、こだわりがあるようなんだけど、いまいちというか。
いい役者さんが一杯出てるんだけど、活きてないっていうか。
これ、惜しいよなぁ、という感じ。
素材はいいけど料理の腕がちょっと…というのと同じくらい残念。
とどめになったのは…。
最後のシーンとユーミンの歌で一瞬で現実に引き戻されましたん…。
うひゃー。

不完全燃焼です。
小説は3編からなっていて、そのうちの「天国の本屋」と「恋火」の2作を繋げて映画化、ということみたいなのだけど。
原案としてはとてもいい。でも、これはちょっと作品がかわいそうでは…。
小説はきっと面白いのだと思います。読んでみよう。

最終日。

2007-06-17 | Weblog
お昼の稽古は千駄木。
ジリジリするん…。
梅雨はいったいどこに行っちゃったのー。
心地よく日差しはまぶしいけれど、身体のバランスが崩れちゃいます。

配役が決まっているチームはそれぞれ稽古。
今日はイトーさんとオンナゴコロや嫉妬についていろいろ話した。
全然違うタイプの女優さんなんだけど、彼女は本当に魅力的だなぁ、と思う。
ちょっとだらしなくて、ちょっと賢くて大胆で。
あたしが男の人だったら興味持つもん。

今日はワークも最終日。
発表会をやりました。
私たちはずーっと廊下で別の台本の稽古をしていたので、どんな仕上がりになったのか全然わからないでいたのですが。

3組ともとても良かったです。というとちょっとひどいか。
女性2組のアルマジロの「アルちゃん」は同じ人がやったのだけど、相手役が変わると着地点も随分と違ったりして、興味深かったです。やわらかい女優さんというのはやっぱり魅力的だなぁと思う。
ふたりのオオハシさんも全然別のアプローチでしたが、とってもキュートでしたよ。その人が作品やキャラクターの何をどう愛してくれたのか、ということなんだけど。

不本意な結果になったという人も居たけれど、自分で思うものと人が感じるものはまた違うしね。自分で出来たと思っているときよりも、不安でドキドキの中でやっているほうがきちんと仕事ができていたりするものだよな、と思う。
男優2人組のほうは、また違ったニュアンスの空気が終始流れていて、そしてどの「オオハシとアルマジロ」よりもピュアで、想像力をかき立てられました。
いや、面白すぎて泣きましたよ、私は。
あんなにピュアなものっていうのは…関野三幸という役者の持っている力によるところが大きいのだけど、やっぱり女の子には出せないのじゃないかなぁ、と思った。貴重な役者だなあ。

そうそう。それから今日改めて思った大事なこと。
「沈黙」がお互いを助けて、認めあうことになるのだなぁ、と改めて思ったのでした。
お互いの存在を認めるということは目で見て触れて確かめ合うことだけではないんだなぁ、と。
勉強になりました。

またどこかでお会いしましょうね。

2本立て。

2007-06-16 | Weblog
今日と明日は、昼間は公演の稽古、夜はワークショップの2本立て。
そして今日の昼間はまたしても茗荷谷の無窓居室。やる気喪失気味…。

でも、思い出したよ。
無窓居室でも、和室であり、隣の部屋に窓があれば法律的には問題なし、じゃん。
というわけで襖を取り払って2間続きにして稽古。

それぞれに分かれて、私たちは昨日頂いた台本を入れる稽古。
小野瀬が相手役のおかげで台詞の入りが早いよ。さんきゅー。
四の五の言わずに徹底的に練習に付き合ってくれる、そういうところが大好きだ!(告白)
各チームで仕上げていくという方針なので、それぞれのペースで稽古は進んでいるのだけれど。公演に向けてひとつの空気をちゃんと創っていけたらいいな、と思う。

夕方からはワークショップ。
今日から立ち稽古に入りました。
ああ、そうきますかーとびっくりすること多々。
私は本読みを少ししてみたことがあるだけだけれど、そんな風景は立ち上がりませんでしたよ、とか、私の中ではこういうつもりだったんだけどな、とか。
女の子ってこういう風に考えるのねぇとか。
とても楽しかったです。

それぞれの組み合わせで流れてくる空気は全然違うけれど、どれもあったかいものに仕上がりそう。

女性らしく、ありましょう。

2007-06-15 | Weblog
今日からしずくまちのワークショップです。
今回の参加者の皆さんは皆、綺麗な方、というか女性らしい空気を持った方ばかり。稽古場にいい香りが…。なんだか空気がやわらかいなぁ~。
はー、くらくらします。(オヤジか!)

東京シェイクスピア・カンパニーで一緒だった三幸くんも唯一男性メンバーとして参加してくれました。
世に言うところの、イケメン三幸くん。
顔立ちといい、立ち姿といい文句はなし。
育ちのよさが滲み出ているところもとても素敵。
あなたは王子様がとても似合うよー。

しかーし。しゃべるとイケメン度が急降下。ものすごく残念!!頑張れ三幸ー。
私は彼のキャラクターと稽古に向かう姿勢が大好きで今回お誘いしたのでした。
いやいや、今日は本読みだけだったけど、彼にしか出来ないことが沢山で、新しい魅力もいっぱい発見できて個人的にとても楽しかったですよ。
周りの人にも沢山影響を与えていたしね。

今日から3日間。
仕上げる台本は鳥の「オオハシ」さんととアルマジロの「アルちゃん」の物語り。
由田さんと三幸くんの組み合わせは前代未聞という感じですが。
どうなりますか、とても楽しみ。

そして私と同じ準劇団員の小野瀬は他の台本を。
私が一番やってみたい作品の台本をいただきました!!

「思い入れのある作品なので、駄目だったら変えます。」
とのこと。

頑張ります!!
小野瀬とのコンビもはじめてなのでそれも楽しみ。
しかし。オンナゴコロとか嫉妬とか。
私の中では非常にねじ曲がったところにある感情だったりして。
没頭します!

The night to pray for someone.

2007-06-14 | Weblog
夕方またちょっとソファーで眠ってしまっていた。
身体が疲れているのではなくて、心が疲れているのだわ。
身体を元気に保っているから、今多分立っていられるのだな、と思う。

最近、思うこと。
私は本当に簡単に生き過ぎるよ。
痛みを知らずに生き過ぎる。
私にいろいろなことを打ち明けてくれる人たちが居て。
目の前で心をつくして話してくれる大事な人たちに、私は何一つしてあげることが出来ないで居る。

ずっと胸騒ぎみたいなものが止まなくて、夜、一杯祈った。
私の周りの大事な人たちが、穏やかに過ごせますように、居場所を見つけられますように、闘わずに居られますように、安心して眠れますように。
祈りたいことばかり沢山。

祈ることしか出来ないけれど。
しばらく祈っていたら、首を絞められるような苦しさが和らいだ。
届きますように。

ダイエットの日記。

2007-06-14 | Weblog
なんじゃ、そのタイトルは。

ダイエットに燃えてるわけです、今。
で、世の中にはどんなダイエットがあるのかしらと調べてみましたらば。
いろいろあるのねぇ。
運動やマッサージ、食事療法、サプリメント、骨格矯正なんかはもちろん、トマト焼いたり、食材をミラクルに組み合わせたり、脳の改善(!)などなど。
お手軽なところ(?)だと、「湿布を貼る」とか「米を貼る」とか。
お米は食べ物ですからあんまり貼らないほうがいいと思います。
おまじない、かよ。

昔知人のおばあちゃんが、「流行ともなればね、たわしでも股に挟んで歩くよ」と言っていたのを思い出した。やるかもしれないよ、これは。
ああ、節度を持ってゆきたいものだわ。

というわけで湿布を貼っています。
(やっぱりやったのかよ、というか志の低めな選択)
ああ、もちろん運動はやっていますよ。
筋力落ちちゃったら役者やれないもん。
どうなることやら。

元気のやりとり。

2007-06-13 | Weblog
朝、熱いシャワーを浴びて洗濯をしたらちょっと元気を取り戻せた。
一生懸命、何かをこすり落とすみたいに自分も服も洗った。
でも、いったい何を洗い流してしまいたかったんだろう?
不安、みたいなものだろうか。
「私は私自身のことが一番よくわからない」のだ。

昨晩は全然眠れなかった。

夜は今日もまた新宿へ。
今日は仲良しの女優さんたちと。
毎日毎日、お酒をのみすぎるな。

久々に「千草」へ行きました。文学座の真船さんのお店。
いつもは北村先生の公演の打ち上げや嶋田先生とお会いするときに来るのだけど。
芝居関係者の隠れ家のようなお店で、あちこちのテーブルでいろいろな人が芝居の話をしているのです。

友達といろんな話をした。
男と女が別れるときには女はいつだって冷静だなぁとやっぱり思う。
取り乱したりする人も中にはいるけれど、その人も後戻りできないことは心の奥底で絶対に確信していると思うの。
過労死しないイキモノだからね、女っていうのは。
どこかで制御装置がカチリと音をたてて起動するのがわかるん。
あんまりいいたとえじゃないかな。

彼女もまた新しい道を選びなおそうとしている。
傷つくし、悩むよね。
どうか納得のゆく結果が出ますように。
道が開けてゆきますように。
人間万事塞翁が馬、なのです。多分。

帰り道、肩を組んで歩く。
あたしが元気をもらっちゃった。
あたしも、頑張るよ。ありがとう。

***
真船さんにおまけしてもらっちゃいました。
&「行きたいのがあったら持って行っていいよ」とお芝居の招待券をいただきました。
有難うございました!!
9月の「女の一生」、宜しくお願いいたします。

***
深夜一時に来客。
真っ黒の大きな虫。お名前は存じません。いやぁぁーん。
今までは旦那さまにお任せしていたのだが。
一人暮らし、自分で戦うしかないじゃんっ!!

はじめて自分の恐怖の声、「ひっ」と言う音を聞いた。
本当にこういう音色が出るのねぇって…そんなことに感心してる場合じゃなかったけど。
掃除機ですっちゃったよ。
どうしよう、このあと。
怖いものが大きくなった…。

航海

2007-06-12 | Weblog
今日は事務所で次の制御盤のけがき。
線を引くのは得意技なんで、おちゃのこさいさいだーと張り切ったら、勢いあまってやらなくてもいい鉄板にまで線を引いた…。わあいごめんなさい。
バックミュージックがコブクロだったからです。(謎)
調子に乗りすぎはいかんのです。

夕方、夕焼けを眺めていたら、何だか声が聞きたくなって、昔お世話になっていた人に電話してみた。
電話の向こうから「つつみ、つつみは元気なのか?」という優しい声が聞こえてきて、その声を聞いた途端に涙が出てきて新宿のど真ん中でちょっと泣いた。
不安で一杯だったみたいだ。私は迷子の子供か…。
すっかり危険な人物である。

夜は知人に会いに。
白ワインを気持ちよく呑み、楽しい時間でした。
眠れずに徹夜になりましたん。お酒がのこったまんま、朝。

「幸せの星」ホクレア号が横浜に来ているのだってね。
行きたいな、と思う。
http://www.yokohama-seafes.com/hokulea2007/index.html
地図を持たずに星の動きや潮の流れを頼りに航海を続けるカヌー。
自然と対話をしながらの航海。
常に変化してゆく状況をつぶさに判断して指針を決める。
どんなにか不安で大変で素敵な旅だろうか。
命がけだものね。
こんな風に生きてゆけたらいい、と思う。
私は、突然押し寄せてくる不安な気持ちにすぐ押しつぶされそうになってしまう。
自分が何を信じて進んでいったらいいのかすっかりわかんなくなっちゃっているんだわ、多分。
頭と心がうまくつながりません。混線。

いろいろな人のいろいろな事情の間に生きているのだな、と感じる。
あったりまえじゃん、なんだけど。
難しいね。
手っ取り早く、消しちゃえばいいんじゃん?切っちゃえばいいじゃん?なのかも知れないけど。
ぜーんぶ消えちゃう消しゴムか、傷つけずにいろんなものが切れちゃうはさみをください。
プリーズ。

美しく!

2007-06-11 | Weblog
今日はダンスに行ってきました。
ダンスのお稽古は久しぶり。
久々に股関節が「ぐりぐり、ごりごり」と音をたてて、内側の筋肉が「きりり」となる。ああ、サボってたなぁと反省。

帰ってきてからスパイラル系の筋トレをちょいと。
今度の芝居はお客様との距離がとても近いのです。
コアを鍛えて頑張るのです。

ちゃんと立っていられるように、頑張るのです。
外側の形は変わらないけれど、内側を磨いたり美しくあることはできるようになる、はず。

ひとりごと。

2007-06-11 | Weblog
ここのところ玄米ブランばっかり食べてる。
近くのマツキヨで期間限定100円。
ちょっと遠くのクリエイトで期間限定98円。
クリエイトで購入。(クリエイトったら商売上手ね)
おいしいー。
すごく不思議なんだけど、これを食べるとご飯を食べずに済んでしまう。
朝夕をブラン一袋を半分ずつ(一日一袋が目安らしいの)、お昼はちゃんとご飯。で2日間過ごせてしまった。
全然食べてないからふらっとくるかなと思ったけれど、身体が軽くなってかえって元気一杯なり。階段も一段飛ばしで行けそう。

平塚の街はドラッグストアとマンションばかり増えている。
私はドラッグストアが結構好きなのでいいのだけれど、あの蛍光灯の明かりが煌々と深夜まで(助かるんだけどさ)ついているっていうのが、昔から平塚に住み平塚の町並みを愛するものとして許し難い。

そもそも、蛍光灯っていうものが嫌いだ。
我が家でもほとんどメインの蛍光灯をつけない。
平たくて景色がグレーがかって見えるのも好きじゃない。

ステロイド薬のランク。
ウィーク、ミディアム、ストロング、ベリーストロング、ストロンゲスト。
何故か私の仕事の机のマットに挟んでありました。
とても音が気に入った。
ストロンゲスト、が特に好き。
一番強いのは、デルモベート、弱いのはコルテスでした。

とりとめもなく。

掘り起こす。

2007-06-10 | Weblog
朝起きて、ごはんを食べてきちんと片付ける。
こういうことがきちんと出来ている間は大丈夫だ、と思う。
何が大丈夫なのかはわからないんだけど。

少し片付いた部屋でのんびりする瞬間が一番好き。
なんだか主婦みたいね。

今日は午後の少し遅い時間まで部屋で台本を覚えたり、稽古してみたり。

外は朝からすごい嵐で、私は「どうかあの人が自転車ででかけてしまいませんように」と祈りつつ、地響きのしないコンクリートの部屋でじっとしていたのでした。
前の部屋は木造で1階だったから、空気の振動を床からも感じることが出来たけれど、今の部屋は地面からずっとずっと―虫さえもふらりと遊びに来ないほど―離れていて、とても近くで起こっていることなのに、遠くの世界の出来事みたいに感じられるのでした。

時間ギリギリまで稽古してから家を出ようと思っていたのに、いつの間にかお天気が良くなってきていて、それを見たら外に出たくなって仕方なくしまって…随分早く家を出ました。
何で部屋でじっとしていられないのかしら?

随分早めに稽古場について、稽古場の目の前の公園で一人で練習。
途中ブランコに乗ってみたり。
ブランコなんて久しぶり。
その小ささに驚いたけれど、それよりも「ああ、ブランコに揺られるって気持ちよくって楽しいなあ」と新鮮に思い直せて幸せな気持ちになりました。
(こういう日記を書いていると私って乙女に見えたりするのかしらん。それはとても嫌ー。)

作品の話に戻ります。
うーむ。
理解できる心の流れであるのだけれど、表現するのがとても難しい。
稽古場では演出から
「見せる」ということにこだわらなくていいので、心の流れを掴んだりする時間にしてほしい。
何を感じているのかを囚われずに自由にアプローチしてもらいたい。
と指摘がありました。
そうか、と思う。
普段の稽古だと立ち上げてから演出に見せるということが多いものね。
ワークショップ公演なんだからひとつひとつ大事にしてゆくのもいいかな。
というわけで、いつも外側から整理整頓してから入るのだけど、今日は稽古場で素直にやってみました。
気持ちがわいてくるまで待っていたら随分と時間がかかったなあ。
演出の感想としては、
「怪しさにかけてはぴかいち」とのこと。
「オンナゴコロ」とか「女のもつ狂気」みたいなものがもっと香ってくるとよいのだけれど、とのこと。
前半は女性の狂気を感じたけれど、後半になったら動物的なエネルギーばかりを感じたとのこと。
うーん、バランスの問題なのかな。
これを踏まえて、次回もう一度チャレンジしてみることになりました。

今回のテーマは「オンナゴコロ」
メンバーそれぞれが「自分」と「女性」と向き合って、自分の中にある「オンナゴコロ」を探して掘り起こす、そんな旅に出ることになりそうです。

想いが届きますように。

2007-06-09 | Weblog
夏の公演の稽古へ。

夏へ向けて候補になりそうな作品の朗読をしていたのだけど、その中にひとつだけ、とても心が素直に動く作品があるのです。
一番好きな作品ではなくて、2番目に好きな作品なんだけれど、自分の中に無理なく流れるものがある気がするのです。
この作品が出来たらいいな、と少し思う。
でもこればっかりは演出の決めることなので。

しずくまちにお邪魔するようになってから、私はどこかで演出にお任せする部分が出てきた気がするのです。
はじめてやってみる役どころでも、演出が私にこの役を与えてくれたということは、私にもこういう部分があるということなんだろうなと考えたりして。
そのキャラクターから自分はどんな風に人に見えているのかを教えてもらうという感じかな。
うまくいえないけど。

今日は私の一番好きな作品の一部分を抜き取って立ち稽古してみました。
女性のモノローグ。
いろんな感情がコラージュされたみたいなシーンなので結構難しいなと思うのだけれど。
人によって立ち上がってくる部分が違うのがとても興味深いな、と思いました。
それぞれ感じていることが違うというのは勿論あるけれど、同じ台本なのに役者というフィルターを通してゆくと特化される部分と失われる部分があって。
さて。私は明日挑戦だ。どんな世界になってゆくやら。
怖くもあり、楽しくもあり。

帰り道と、一人で部屋の中でじーっと考えていた。
ここのところ、周りの空気がざわざわしている。
いろんな人のいろいろな想い。
言葉はとても難しい。ううん、ひととひとってとても難しい。
触れていても伝わらないことさえあるのだし。
私は自分で実感をしたものしか理解が出来ないので、ちょっとついていけない。
動物の勘みたいなものと、今までの情報を頼りに飛び込むしかないんだわ、と思わず身構えそうになった。

ううん、でもいいや。もう構えたりするのはやめよう。
あの人のこんな思いも、この人のあんな思いも、どうかちゃんと届きますように。

劇団芝居。

2007-06-08 | Weblog
本日もサギの現場のお手伝いに。
今日は受付でした。
受付を手伝いはじめた頃は、とても緊張して全く余裕がなくて、「早く対応しなくちゃ」という気持ちで一杯になってしまっていたのだけど、最近お客様と顔を合わせて話をするのはといても楽しい、と思えるようになった。
中には笑いかけてくださる方がいて、短い時間だけれど何かが生まれる瞬間があるというのは幸せな奇跡だ、と思う。

今日は私は観劇。
またまたアイロニーと愛たっぷりの作品。
今回はダンカンさんの演出ではないということ。なるほどという感じ。
エンターテイメントとしては成立しているなという印象でした。
画としてもとても綺麗。
団員がそれぞれ輝ける場所もあるし、それぞれが前回よりも大事な役どころになっているし、呼吸があっていてハッピーが沢山だし。
劇団のよさがとっても出ているなあ、と思う。
だけど一番伝えたいメッセージがもっと一杯届けてくれたら嬉しかったのになあという感触、なのでした。
致命傷になるはずが、そうでもなかった…という感じ。
お話としてはとても理解できるし、想像力を使ってゆけば、と思うのだけれど。
演出家はとっても愛があるのだけどね。
受取る私の感覚の問題なのかもしれないけれどね。

稽古があるので、今日でこの現場は終了。
この現場はとても気持ちがいい、楽しい。
人間同士のコミュニケーションがきちんと出来ていたら、人数が少なくても仕事は恐ろしくはかどる、と思う。
心が使えるか、頭がつかえるかということだと思うんだけど。
そういう気持ちよさがこの現場にはあるのです。
お世話になりました。
また、宜しくお願いします。

帰り際、もう会えなくなるから、と今日は先日一目ぼれした薔薇に想いを打ち明けていたら、制作メンバーからつれて帰ってもいいよとお許しが。
東海道線でガタゴトと揺られながら一緒に帰ってきました。
枯れてしまったらきっと泣いてしまうけれど、残された時間、一緒に暮らします。